北海道日本ハムファイターズ発足後、マリーンズがはじめて札幌ドームで試合を行いました。
テレビ中継を見てうれしく感じたのは、両チーム、特にファイターズに対しての声援が大きいことです。東京時代にくらべて、スタンドに足を運ぶファンが増えたように思えます。先の試合は東京ドームで行われましたが、そのときはライトスタンド・レフトスタンドともいっぱいの観客が入りました。SHINJO選手のような、はなやかな存在の選手がいることも一因でしょうが、パ・リーグ全体の人気が高まってきたという現れでしょう。内野まで観客が入ってくれればいうことなしです。でも、入場料は安くないし・・・。
手軽に観戦するならテレビ中継を見るという手もありますし。(有料だがパ・リーグの試合はほぼすべて見られます。といっても、家族や友人が連れ立って見に行くことを考えれば安いもの)
きょうの試合では、李選手が先発からはずれました。波留選手が出場選手登録を抹消されて、井上純選手が代わりに登録、すぐ先発起用となりました。
マリーンズの先発は小林宏之投手、ファイターズは立石投手です。
1回裏、セギノール選手が大きなホームランを打ち2点先制しました。レフトのファイターズファンが大喜びしています。(札幌ドームでは場内設備の都合からホームチームのファイターズが3塁側に入ります。余談ながらマリーンズの2軍がさいたま市にある浦和ロッテ球場で試合を行うときも3塁側にマリーンズの選手が入ります)
2回表、立石投手が1塁にサブロー選手を置き、打席が橋本捕手のとき、連続ボークを記録して3塁まで走者を進めましたが、得点に結びつきません。ボークはふたつともセットポジション不良で、ヒルマン監督が塁審に確認を求める場面も見られました。
4回表、福浦選手が併殺になったかと思ったとき・・・。これまた立石投手がボーク。ヒルマン監督は審判に詰め寄ったあと、ベンチでも怒りの表情。ダグアウトの前まで戻った立石投手は「えっ?」と驚き、スタンドからはブーイング。1塁走者のフランコ選手が1個の安全進塁権を得て、福浦選手はその後フォアボールを選び1・2塁。立石投手が動揺しています。ストライクゾーンから大きくはずれたボールを初芝選手に対して投じています。結局センターフライ。捕球したSHINJO選手が3塁へ速い送球。観客が沸きます。フランコ選手は進塁の構えもできません。この回もマリーンズは無得点。
小林宏之投手は、再三走者を出すものの、セギノール選手のホームラン以外得点を許しません。
5回裏、井上純選手が今シーズン1号ホームランで1点を返します。表情はうれしいというよりも、「ほっとした」というように見えました。本当のところは彼自身しかわかりませんけど・・・。続いて2死満塁のチャンスを迎えたものの、福浦選手が三振。あぁ・・・。
6回表、SHINJO選手がレフトポールにぶつかるホームランを打ちました。判定をやりやすくするため、札幌ドームのポールにはネットが張ってあるのですが、低い弾道がネットの下、ポールへじかに当たりました。NHK-BSを見ていましたが、ベンチレポートのアナウンサーが、「もういいわ打法」とインタビューの様子を伝えていました。あぜん・・・。
小林宏之投手の球威が低下したようには見えませんが、高めのボールをセギノール選手に打たれ、ホームラン・・・。ここまで両チームの得点はすべてホームランです。
今夜はホームランの打ち合いです。6回裏、先頭の初芝選手がソロホームランを打ちました。ファイターズは芝草投手に継投した直後のことです。サブロー選手もヒットを打ったところで加藤投手に交代しました。直後、橋本捕手の代打辻捕手は凡退しましたが、小坂選手がタイムリーヒット。1塁からサブロー選手が帰ってきました。広い札幌ドームと小坂選手の俊足で3塁打。両チーム通じてはじめてタイムリーヒットによる得点です。ここでファイターズは加藤投手から佐々木投手へ継投します。井上選手に替えて大塚選手が打席に立ちます。代打策成功! 大塚選手も適時2塁打です。
佐々木投手は、ストライクとボールがはっきりしています。堀選手に対してフォアボールを与えましたが、1球ストライクがあったもののボール球を空振りしたもの。ストライクゾーンへボールが入らないまま井場投手へ継投。このイニングで3人継投しています。
フランコ選手は凡退しましたが、ベニー選手がセンターを守るSHINJO選手の頭上を越え、フェンスの上部に当たる走者一掃適時3塁打。ベニー選手はこう見えて(丸っこい体格)足も速いのです。これでマリーンズが逆転! 福浦選手は連続三振で6回表が終わりました。気がつけば5得点のビッグイニングです。
それでも気が抜けないのが怖いです。6回裏、今年まだヒットが出ていなかった阿久根選手に同点とされるホームランを打たれてしまいました。奈良原選手をショートゴロにとったところで川井投手に交代となり、勝ち投手の権利はこの時点では、だれにつくかわからなくなりました。
7回表、初芝選手が走って走って2塁打。2塁へ必死の形相で駆け込みます。辻選手に替えてボビーは李選手を起用しましたが、空振り三振・・・。うむ。(7回裏から捕手は清水将海選手に交代)
どんより重苦しい雰囲気を一掃してくれたのが、私の大好きな小坂選手です。センター前適時2塁打で初芝選手がまたまた走って生還。井場投手の右側を低く抜けるヒットが生まれ、彼らしさが発揮できました。ダグアウトに小坂選手が、にこにことしている初芝選手の横を表情を変えずに戻ってきました。
7回裏途中から藪田投手に継投します。2死満塁のピンチを迎えたところで、藤田投手へ交代しました。直後高橋信二選手がファイターズファンでいっぱいのレフトスタンドへグランドスラム・・・。どういうこと・・・。
9回表、ファイターズ現在の抑え、横山投手が登板します。きょう自打球を鼻に当ててしまった坪井選手に替わり、森本選手がライトの守備につきました。先頭の福浦選手はまた三振。3打席続けてとなり、重い雰囲気・・・。初芝選手は右飛。あぁ・・・。サブロー選手が遊ゴロに倒れ、負け・・・。ファイターズは勝率5割復帰、マリーンズは連敗です。
もし、札幌ドームで私が観戦していたなら、足取り重く新さっぽろ駅へ向かうことでしょう。疲れた・・・。
【きょうの波模様】
5月10日 曇り時々雨 「多少の波」
どうも、この間応募したアルバイトもだめみたい。心と体のだるさはどうにもならない。仕事に対してのモチベーションは下がりっぱなし。
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