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2004.05.31

フランコ選手適時打のきっかけ

 きょう日本のプロ野球は、福岡ドームのホークス対マリーンズ戦しか予定がありません。
 4回表、マリーンズが同点に追いついたときのことです。マウンドは先発グーリン投手から引き継いだ佐藤投手、打席はフランコ選手です。(2アウト1・2塁)
 佐藤投手は制球が定まらず、3ボール(0ストライク)にしました。定石(じょうせき)としては、この場面で見送ります。ストライクゾーンから球がはずれれば当然フォアボールですし、ストライクであってもまだ2球の余裕があります。へたにバットを振ってアウトになるよりも、見送ったほうがいい場面です。
 そのとおり、フランコ選手は見逃しました。判定はストライク。ぎりぎりのところを突いてきました。
 ここで、勝負に出る態勢が両方に整いました。次の投球、フランコ選手はスイング。弱い勢いながらも、ショートの頭上を越える適時打となり、マリーンズが同点に追いつきました。

 3塁を守るフランコ選手は、考えられない失策を2回表にしています。2アウトで1塁に転送すればチェンジになる場面なのに、なぜか3塁へ進もうとしていた走者にタッチを試みました。走者はよける、そこからボールを1塁へ送るが悪送球。たぶん、アウトカウントを間違えていたのでしょう。考えられるのはそれだけしかありません。

 その記憶があるからでしょう。巡ってきたチャンスをものにする、彼の気持ちです。

 試合は負けましたが、この一本はポイントにあげられます。

【きょうの波模様】
5月31日 曇り一時雨 「べたなぎ」
 激動の5月が終わる。6月にどのような変化が訪れるか、楽しみであり不安。

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2004.05.30

530の日

 本日2本目の記事は、暮らしに関する話にしましょう。ごみの話です。
 野球の話は、簡単にして・・・。
 マリーンズは松山での試合を1勝1敗とし、雅はセーブを記録し、ベニー・フランコ両選手の活躍がありました。

 きょう5月30日は「530(ごみぜろ)の日」です。この運動は、愛知県豊橋市から始まりました。(参考)豊橋市役所>ハノーバー万博ヴォルフスブルグ協賛会場豊橋市展示INDEX>街とのかかわり
 1本目の記事でドライブに出かけたことを書きましたが、帰り道に道路脇のごみを掃除するイベントを目にしました。豊橋からはじまった動きが各地に波及しています。

 もっとも、人間の「みにくい」部分がそこに現れていると感じるのですけどね。

 車を走らせているとき、前を走っている車が火のついたたばこを投げ捨てました。休憩に立ち寄ったコンビニの駐車場には、飲み終わったジュースや食べ終わった弁当の容器などが置き去りに。
 いかにも、自分勝手な人間の仕業(しわざ)ですね。

 えてして人間は、自分の見たくないもの、かかわりたくないものを粗末にするようです。ものに限らず、人間関係でも、いやなものごとほど大事に扱う必要がありそうですね。このことについても、最近学んだのですが・・・。

 「ごみを出さない人間はいない」といいます。適切に処理されれば、みんなが安全で快適な生活を送れます。心(感情)もまた、そうなのかな・・・。

【きょうの波模様】
5月30日 曇り時々晴れ 「なぎ」
 蒸し暑くてたまらない。車も家も除湿しなければ過ごせなかった。名古屋は真夏日を観測。まもなく梅雨入り。うっとおしいけど楽しい名古屋の夏が、もうすぐ来る・・・。

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ふらりドライブへ・・・

 きのう更新がなかったのは、タイトルのとおり突然ドライブに出かけたくなったためです。
 延長戦・雅でまた負けましたか・・・。じわじわとボディブローのようにチームへ悪影響を及ぼさなければいいのですが、それを祈るしかありません。

 午前様もいいところ、ついさっき家に着いたのですが、ほんとうに突然決めたことで、スカパー!のチューナの電源を切り忘れていました。いま気がつきました。テレビの電源はきちんと切ってありましたけど。

 縁あって、このごろ関西圏の友人が増えました。行先は西へ決めて、高速道路を走り、気がつけば万国博記念公園が見えていました。
 複数の友人と会って話をしましたけど、なぜかみんなの話に乗ってゆけない自分がいました。

 なぜ・・・。なぜなんだろうか?

 いちばん会いたかった人に会えなかったのが、自分自身表だった意識にはなくてもつらかったのかな?
まぁ、急に決めたことなので致し方ない。

 ふだんの私は、おとなしく見えるみたいで、峠が好きだとか、かつてはオートバイに乗っていたという話をしたら、「意外!」という表情を返されました

 居眠り運転をしないように休憩をとりながら走ったので、帰りが遅くなりました。事故やトラブルもなく無事に帰り着けて何よりです。

【きょうの波模様】
5月29日 曇り (発表休み)
 更新遅れのため、発表は休みます。

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2004.05.28

つながりたいのに・・・

 人間関係って、どうしてややこしくて、どうしてつらくなるんでしょう。
 人が人として生きていくうえで、人間関係は必ずついて回ります。だからこそ、苦悩するんですよね。

 ひとりひとり指紋や顔かたちが違うように、考え方もだれひとりとして同じではない。それがわかってはいるけど、つながれない人っているものです。こちらはつながりたいと思っているけど、なぜか相手が逃げてしまう・・・。

 机の上に二つ磁石を置いているみたいです。一方を近づければ他方が離れる。自分が動かす磁石から逃げる他方の磁石。机の上を逃げまどっているみたいです。
 結果は・・・。あぁ。くっつかない。

 いま、こんなもどかしさを感じています。自分の動かす磁石をひっくり返せばすむことですけど。人間関係はそんなに甘いものじゃないし・・・。

 マリーンズの試合がない夜、こんなことを考えながら過ごしています。テレビはつけずに、じっとひとりで。

【きょうの波模様】
5月28日 晴れ 「なぎ」
 出張後はじめて病院に行く。表情の明るさに主治医が驚いていた。その調子。

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2004.05.27

ヒーローインタビュー

 野球が好きな方も、そうでない方も、ちょっとだけあるチームにいる○○選手のファンになったと思ってこの文を読んでみてください。

 アナウンサー「放送席、放送席。ヒーローインタビューです。無四球完封勝利の○○選手にお話をうかがいます。おめでとうございます。」

 大勢の観客「○○! よくがんばった!」、「○○選手、かっこいい!」、「ぼくも、おおきくなったら○○せんしゅのようになりたいなぁ!」、「きゃぁ〜! ○○さん最高!」
満員のスタンドから、わーわーと歓声がわいています。

 このあと○○選手の答えについて、二つのパターンを提示します。どちらのせりふが、あなたにはうれしいと感じますか?
 Aパターン
 ○○選手「ありがとうございます! めちゃくちゃうれしくて、最高に幸せです!」
 Bパターン
 ○○選手「いやぁ、そんなことないっすよ。たまたま結果が出ただけです。」

 Aパターンでは、○○選手がはじける笑顔(たぶん)で喜びを表しています。対して、Bパターンでは、○○選手は照れた表情(おそらく)で謙遜(けんそん)しています。

 ここに気づいてほしいのです。
 偉そうに書いている私も、つい数日前に気がついたことです。
 
 「そんなことないっすよ」は、相手の賞賛を否定し、自分も相手も否定する。

 うれしいと感じたら、何も考えずに「ありがとう」と言ってみませんか? 変に照れたり突っ張ったりすることは、好意を寄せてくれた人の心に鋭いナイフを突きつけるようなものです。

 よく、「自分を好きになれない人は、他人も好きになれない」といいます。私はこの意味がまるでわかりませんでした。数日前まで。

 ところが、先日の出張(ワークショップ)で教えていただいたのです。「ありがとう」の偉大さを、みなさんから。
 私は心理学を学んでいる途中です。この分野の勉強が終わるのは、勉強する気持ちが失せたときか、自分が死ぬときのいずれかです。ワークショップに参加するたびに、こわばっていた心を、みなさんが温めて、少しずつ溶かしてくれます。もしそれが岩ならば、優しく、でも強力に砕いてくれます。

 もしよろしければ、あなたの心の辞書に、こんな単語変換機能をつけてみてください。

 「そんなことないっすよ」→「ありがとう」

 言葉をちょっと換えてみるだけで、見える世界がずいぶん違ってくるものです。
 試していただければ、筆者としてものすごくうれしいことです。

 ここまで読んでくれて、「ありがとうございます」。

【きょうの波模様】
5月27日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 久しぶりに昼間の眠気に襲われた。でも、心は元気。

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2004.05.26

野球は芸術だ

 プロフェッショナルと呼ばれる人は、自分の技能をお客さんに提供することによってお金を得るわけですけど、いまのプロ野球で、「この選手見たさにお金を払います」と思わせてくれる人は、厳しい言い方ですがどれくらいいるでしょうか。
 今夜のライオンズ対マリーンズの試合では、厳選すれば小坂・清水将海・ライオンズの中島、以上3選手でしょう。

 小坂選手は、きのうまでの「異変」を消し去る軽快な足さばきを見せます。3イニング連続併殺に参加したとき、あるときはボールに飛びつき、またあるときは軽やかなスローイング。下半身の動きがスムーズで、実況のアナウンサーをして「躍動感がある」と言わせました。
 「誠に」ほれぼれします。表情ひとつ変えず、自分の役割をしっかりこなすところは「質実:まじめ」ということばがよく似合います。出過ぎず、引っ込まず、ここというところで期待通りに動いてくれる。周りの選手も、ダグアウトの首脳陣も、そして私たちも安心できるゆえんです。

 清水選手は、先制タイムリーヒットを打ちました。内角の球を、しなやかに腕をたたみ、鋭くはないものの勢いがある打球が外野へ飛びました。これが「プロの技」です。

 中島選手は、5回表先頭打者のとき、ショートへ内野安打を打ちました。当然小坂選手が守りにつきます。体の横へ転がるボールに小坂選手が追いつき、すぐ向きを一塁に変え、速い送球。中島選手も走る。
 結果は中島選手が一塁を駆け抜けたのが早かったのですが、まさしくプロの戦い。中島選手をほめたいし、もちろん小坂選手も。このプレーが見られただけでも、試合結果がどうであれ入場料を払って惜しくないのです。(私はスカパー!で観戦していましたが)

 9回裏は、代打で出場の柴田選手の打球がショートへ。中島選手と同じようなコースです。柴田選手も俊足の持ち主。この勝負は小坂選手の勝ち。淡々と、でも大胆なプレーです。

 こうした芸術性のあるプレーを見るたびに、胸のすく思いがするのは私だけでないと思います。

 今夜も延長戦、気が抜けません。最後の打者、貝塚選手の打球は小坂選手の正面で、引き分け。お疲れさまでした。

【きょうの波模様】
5月26日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 きのうに続き好調。電話をかけたら、相手から「声が元気だね」といわれた。うれしい。

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2004.05.25

野球は「ま」のスポーツ

 お待たせいたしました。久しぶりに野球のお話です。

 今夜のライオンズ対マリーンズ戦のキーワードは「ま」です。これについて書いてゆきましょう。

 「間」
 ご要望が多いお題の相撲でもいえますけど、野球も「間合い」が試合をも支配するものです。この試合では、二つのプレーを取り上げます。
 1回裏2アウト。去年は同じユニフォームを着て活躍した、ホセ・フェルナンデス選手が2塁に立っています。マリーンズ先発の小林宏之投手が2塁へけん制球を投げました。ショートの小坂選手が捕球、意表をつかれたフェルナンデス選手が大あわてで戻る。小坂選手がホセにタッチ・・・。できません。タイミングは完全にけん制アウトなのですけど、どういうことかタッチが遅れアウトにできません。
 命拾いのホセが打席に目をやります。バッターがレフトへフライを打ち上げ、チェンジに・・・。なりません。ゆうべはフランコ選手が「ばんざい※」してそらしたビデオテープを見るかのように、きょうは井上選手が「ばんざい」。3点とったのに、4点返されました。
※外野を守るとき、飛球を見失って見当違いのところに打球が行き、ヒットやエラーにすること。

 9回表2アウト。投手はライオンズの抑え、豊田選手が同点の場面で登板、打席にベニー選手がいます。間合いにじれたベニー選手が「タイム」を球審に要求、受け入れられて投球動作に入りかけた豊田投手は間をじらされます。その後暴投し、走者が2塁に進む結果になりました。(ベニー選手は一邪飛:ファーストのファウルフライ)

 「魔」
 上段の「間」でも書きましたが、小坂選手の「からタッチ」、井上選手の「ばんざい」や、豊田投手の暴投がそうでしょう。

 9回裏、サヨナラ負けを覚悟しましたが、ここはきょう一軍に戻ってきた川井貴志投手(愛称:ボブ)が満塁のピンチを断ち切ります。ボブ、オトコだ!
(川井投手を見たことのない方へ:愛称と「野獣」といわれる格闘家とは関係ありません)

 延長11回表、ライオンズは森慎二投手が登板しています。先頭打者の橋本捕手が、一瞬の「間」をついてレフトへホームランを打ちました。森投手には「魔」でしょう。次の小坂選手はフォアボールを選びます。つづくは守備から試合に参加している諸積選手。バントでゆさぶりをかけ、森投手の「間」をじらします。結果は外野へ流し打ち。ヒットでつなぎます。打順は堀選手に回り、彼もバントの構えで森投手をいらだたせます。バスターエンドラン※か、小坂、諸積の両走者がスタート。しかし堀選手が空振り、小坂選手が3塁でアウト。マリーンズにとって、「魔」です。堀選手はファウルののち三振。
※バスターとは、バントの構えから通常のバットの振りをすること、エンドランは打者の動きにあわせて走者が走ること。

 このとき、3塁側ブルペンで小林雅英投手が投球練習中ですが、いつ出番が来るのか「間」をうかがっています。小刻みに投球を続けたり、やめたりしています。

 ベニー選手がライトフライに倒れ、いよいよ・・・。
 小林雅英投手の出番が来ました。初球は150Km/hストレート。打席は小関選手です。ここは三振。鍵を握ると目(もく)しているホセの登場です。内よりストレートはボール。次も内より、これはファウル。真ん中低めをファウル、そして、若干外よりのボールを見逃し三振! よし!
 和田選手と対戦。力んだかフォアボール。代走上田選手、代打大島選手でライオンズは野手を全員起用の総力戦になりました。サードゴロで試合終了!
 あぁ、勝った! よくやった。4時間44分、よく戦いました。ボビーが心なしか目をうるませているように見えました。

橋本捕手談話(グランドで)「お疲れさまでした」
私からも、「お疲れさまでした」。

【きょうの波模様】
5月25日 快晴 「べたなぎ」
 大阪出張から「流れ」に乗ってきた。直感で選んだ会社へ履歴書を出した。書類選考に通れ! 夢をかなえるぞ! 「最後まであきらめるな」。マリーンズの選手たちからそう教えられました。

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2004.05.24

動き出す

 出張明け、ホテルの客室から近くの道が見えました。日差しを浴びながら、たくさんの人が仕事場へ、学校へ出かけるのがわかります。
 ふっと、孤独感におそわれました。
 でも、それはもうすぐ終わり。終わらせます。
 次のステージへとぶための動きが始まりました。

 野球や相撲などの話は今夜も休みます。期待していたみなさま、少し時間をください。

【きょうの波模様】
5月24日 晴れ 「べたなぎ」
 なんて空が高いのだろう。素直にそう感じた。

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大阪出張終了!

 というわけですけど、まだ大阪にいます。ワークショップが終わっても、今回はこの場をすぐに離れるのが惜しいと感じて、帰るのを一日遅らせました。
 今回の出張は、得るものが多くて、心の中身を整理するのに時間がかかりそうです。いろいろな、形では表現できないものを与えてくれたみなさまに感謝!
 ありがとう!

【きょうの波模様】
5月23日 曇り (発表休み)
 本日も観測機器調整をしています。

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2004.05.22

大阪出張1日目終了

 月例の大阪出張です。1日目が終わり、ホテルの部屋でこの記事を書いています。
 今回はワークショップ進行のお手伝いをしています。いままでは受講する側でしたが、進行する側に立ってみると、同じ会合でも違った見方ができました。
 進行役の一部(あくまでお手伝い)ですので、自分の勉強もさることながら、勉強されているみなさんも観察していました。その流れのなかでお手伝いをしました。
 奥が深く、内容が濃いワークショップで、何回出ても新鮮さは失いません。
 あすの準備をして、早く寝ることにします。

【きょうの波模様】
5月22日 晴れ時々曇り (発表休み)
 観測機器調整のため、波高の発表はお休みします。

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2004.05.21

渋い脇役

 先日映画にたとえた話を書きました。
 主役ばかりの舞台はおもしろくありません。「俺が、俺が」と主役の座を奪うのは、けいこ場だけでやってもらいたいです。
 渋い脇役がいるからこそ、芝居も野球もおもしろいのです。

 今夜のマリーンズはブルーウエーブと対戦。7回裏に佐藤幸彦選手(幸さん)が登場しました。(井上選手の代打。その井上選手はベニー選手の代走から守備)今年36歳、最近は先発出場の機会がなく、もっぱら代打や守備固めです。ストライプのユニフォームが、何ともいえない渋さをかもし出します。
 幸さんが放った打球は、ライト前にぽとりと落とす、いかにも玄人(くろうと)好みな当たり。1塁で諸積選手(モロさん)に交代。モロさんもこうして途中出場の試合が増えました。ファンを人一倍愛してくれるモロさんがグラウンドに登場すると、私たちが喜びます。めったにマリンスタジアムへ出かけられない私が、唯一いただいたサインがモロさんのものです。部屋に大事に飾っています。

 8回表、高木投手と大島選手の対戦も渋さが光りました。初球を犠牲バントにした大島選手。このときマリーンズの投手陣は控えをほとんど使ってしまい苦しい情勢。続くピンチもきっちり抑え、高木投手は、まるでとぎすまされた鋼(はがね)のような光を放っています。
 その裏、若手の大塚選手がレフトへ大きなホームラン! これから何年もマリーンズを支えるであろう選手も、試合をもり立てます。

 9回表、満を持して小林雅英投手が登板します。この対戦で救援失敗が続きましたが、今夜の雅には「おどおどとした表情」がまったく見られません。ストライクゾーンをはずしても、動揺をみせません。代打の相川選手にストレートのフォアボールを与えたものの、落ち着いて次の谷選手を内野フライにとります。ブラウン選手にはセンター前ヒットを打たれましたが、雅のシュートをとらえたバッターをほめましょう。オーティズ選手への初球は151Km/hストレート。2球目もきまり、3球三振!

 やっと初日が出ました!

 これで枕を高くして眠れます。やったね!

【きょうの波模様】
5月21日 晴れ 「なぎ」
 きょうも一日、可も不可もなかった。あすから大阪出張。
(大阪出張のため、22日と23日の観戦記は休みます。ご了承ください)

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2004.05.20

元気な相撲、元気のない野球

 奇数月ということもあり、大相撲中継をよく見ています。幕内最高優勝の行方が気になりますが、十両以下も見逃せません。
 新十両の萩原関は、まだ17歳だとか。体づきが立派なのはいうまでもないことですけど、この年齢にして「関取」の風格を早くもただよわせているところは脱帽です。

 賛否が分かれますが、外国人力士が元気です。「日本の大相撲」よりも、"WORLD CUP SUMO"と呼ぶのがふさわしいかもしれません。観客も外国人が多いですね。マス席で正座やあぐらが組めずに後のマスの手すりに腰掛けているのを見たときは苦笑いしました。とはいえ、せっかくの相撲見物。イス席よりマス席のほうが風情があります。
 外国人力士が上手なのは、なにも相撲の取り口だけでありません。日本語が上手に話せることは驚きました。部屋で師匠や兄弟子に鍛えられているのでしょう。たまにたどたどしくなっても、アナウンサーと日本語で会話ができることはたいしたもの。日本の文化についても、同年代の若者より理解が深いかもしれません。
 こうした若い力士や外国人力士が相撲を引っ張り、お客さんを楽しませてくれるのでしょう。毎日満員御礼にならなくても、熱心なファンは国技館に足を運んだり、テレビやラジオなどで情報を集めています。

 それにひきかえ、プロ野球はどうしたことか・・・。
 若い選手の活躍が聞かれないのは残念です。せいぜい一部のドラフト上位指名選手くらい。
 テレビの視聴率が下がっただの、チームの観客動員数が減っただの騒いでいるようですけど、本質的な問題である次世代選手の育成というものが、いまのプロ野球界には欠けていると思います。
 もっともそれに熱心といえるのはカープでしょうか。お金の問題はさておき、昔でいえば衣笠祥雄選手、いまなら嶋重宣選手のような高校卒の選手を大事に育てて、レギュラーメンバーに成長させる手腕はどの球団にも負けません。

 ほかのチームといえば、2軍が本来持つ若手選手育成という機能を、半ば放棄しているような気がします。よく「ファーム(農場から転じた)」ということばを使いますが、日本のファームはファームでありません。強いていえば、1軍で活躍すべき主力選手の調整の場、あるいはゆくあてもない選手のたまり場・・・。こんな「農場」なんてたまったものでない。
 どうか、数年先までには満員のナイトゲームに出場できるような選手を育ててください。いつまでも2軍がいまのままでは、ほんとうにお客さんがそっぽを向きます。プロ野球より、もっとおもしろいものがあるといって。
 それには、一部チームで横行している「金にあかせた選手のかき集め」を防がなければならないのですけど、あそこの実力者は聞く耳持たずだし・・・。せめてドラフトが「完全ウェーバー制※」にならないと、このままでしょう・・・。
※ 直前に行われた日本シリーズの成績をもとに、12球団中最下位チーム(日本シリーズ敗退リーグで、ペナントレースの最下位)から、日本シリーズ優勝チームまでの順番で選手指名を行う制度。

【きょうの波模様】
5月20日 雨 「なぎ」
 昼間が眠かったが、可もなく不可もない一日。

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2004.05.19

パソコン・携帯電話と「親との雪解け」

 きょうも実家へ出かけました。買い物から帰ってきた母親から、「娘(私の妹)へ携帯電話でメールを送ったけど届いていないみたい」と相談を持ちかけられました。
 携帯電話を見たら、メールアドレスのところに電話番号が入っていました。「これでは届かないよ」と教えたら、「電話番号で届くといいのにね」。納得です。

 こんどは、パソコンを使って郵便の再配達申し込みに挑戦。「これなら電話代がかからないし、24時間いつでも申し込める」と利点を説明して、アドレス入力からスタート。ところが、「記号の読み方がわからない」と質問されました。50代半ばの母親にはむつかしいようで・・・。
 アドレスを入力し、ブラウザの「お気に入り」に追加したところで、かな漢字変換に苦戦しています。ローマ字の入力規則がわかりにくいようです。「料理といっしょで、何回もやればうまくなるよ」と助言して、「半角カタカナは使わないようにね」と、教えました。
 時間はかかったものの、完了画面が表示され、便利さを母親も実感できた様子です。「これなら郵便局に電話をかけなくてすむね」と。

 一週間前は険悪な状態だった親と、「雪解け」を迎えることができました。

 あらためて感じたことは、これからの高齢化社会と情報端末のあり方の難しさです。携帯電話にしてもパソコンにしても、必要のない機能が多くついている気がします。そのためかえって利用する側がまごついたり、使わない機能をもてあましたり、機器そのものの価格が高くなったりしています。

 もっと機能を絞って、基本機能だけの安価な機器をメーカーは出してほしいです。自動車でたとえるなら、昔は当たり前だった「エアコンなし、ラジオなし」というような、最低限の装備だけつけた商品。必要なら、あとから買い足せばいいのです。実家のパソコンを購入したときも、付属ソフトが少なめの商品を選択しました。親には失礼だけど、あっても使いこなせそうにないと感じたので。そのかわり、セキュリティソフトだけは追加して購入しました。
 フル装備より、基本機能の充実を。ほかの商品にもいえることですけどね。

【きょうの波模様】
5月19日 曇りのち雨 「なぎ」
 仕事探しが難航していることを親に話した。「努力していることは認める」ということをいってもらい、やっと心が落ち着いてきた。

(マリーンズ対ファイターズの試合は、雨で中止になりました)

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2004.05.18

実家でのひとこま

 思いがけなく実家に妹家族が遊びに来ると連絡がありました。最近めいが祖父母に会えなくて寂しがっているとか。
 こどもと遊んでいると、一時的でも抱えている問題から離れることができて、何よりの薬です。親との問題も、知らないうちにどこかへ消えてしまったみたいで・・・。

 現実に引き戻されたのは、マリーンズが逆転負けしたのを知ったとき。雅がまさか・・・。と、しゃれではすまないくらい事態が深刻化しています。2アウトからやられないでおくれ。

【きょうの波模様】
5月18日 晴れ時々曇り 「多少の波」
 久しぶりにめいと遊べて気持ちがよかった。こどもと遊ぶときは何も考えなくていいから幸せ。

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2004.05.17

「大型連休」終わる

 今夜のマリーンズ対ファイターズ戦は、2回裏のマリーンズの攻撃が勝負を決めました。ホームランが出なくても、こつこつとヒットを重ねれば得点がとれるという見本です。
 ファイターズの先発は、先週マリーンズ相手に勝利をあげている押本投手。マリーンズが渡辺俊介投手です。同じ投手に何回もやられていてはプロの名がすたります。(押本投手は新人で、現在3勝。プロ入り初勝利が東京ドームでのマリーンズ戦で、もう一試合先週の札幌ドームで勝っている)
 最近打撃が不調だった小坂選手とサブロー選手がヒットを放ったことがうれしいです。そして4回裏に小坂選手が今年はじめて盗塁を成功しました。ツーアウトで、打席の井上選手がセンターフライに倒れたため、得点にからみませんでしたが、マリーンズの、小坂選手のファンとして素直に喜んでいます。サブロー選手は、5回裏に強風なんて関係ないバックスクリーン直撃ホームランを打ちました。第一打席2塁打、第二打席本塁打、もしかしたら・・・。滑り込んだときに汚れたユニフォームが誇らしく見えます。
 押本投手は、ベニー選手に二塁打を打たれたところで加藤投手に交代しました。今夜はいける!

 6回表、渡辺投手の球がはじめて外野に飛びました。坪井選手の打球はライトを守るサブロー選手のグラブをはじき3塁打。とはいっても、記録上のもので、私なら「2塁打と失策」という記録をつけているでしょう。捕球できたように見えました。続いて石本選手がライト前へタイムリーヒット。ここはよくない。木元選手もセンター前へタイムリーヒットを打ち、俊介もここで交代。勝ち投手の権利を持って小野投手へ代わります。
 今夜の晋吾もいまひとつの調子。かわりばな高橋選手にタイムリーヒットを打たれて5-3の2点差に。田中賢介選手を打ち取り、やれやれ・・・。
 6回裏、先頭打者の橋本捕手がライトへライナー性のホームラン。やられたらやりかえせという気持ちがホームランを生んだのかもしれません。
 7回表、小野投手からセラフィニ投手へ交代。勝っている局面では初めての登板です。2死1・2塁の場面でセギノール選手を迎えました。投球が荒れていますが、橋本捕手が懸命に止めます。外野にはじき返され、満塁に・・・。悔しい表情を見せてセラフィニ投手が降板。藪田投手へスイッチします。エチェバリア選手の当たりを3塁のフランコ選手が体勢を崩しながらも捕球し、2塁へ送球しましたがセーフ。(記録はフランコ選手の失策)でも、よく止めてくれました。これは仕方がない。次の木元選手を三振にしとめ、藪田投手がマウンドで小さくこぶしを振り上げました。
 7回裏、先ほど悔しい失策をしたフランコ選手がヒットで1塁へ出ます。ところがベニー選手が併殺。もう少し得点がほしい場面なのですが・・・。ファイターズのマウンドは井場投手に6回から代わっています。福浦選手も凡退で、3人で終わってしまいました。
 9回表、久しぶりの勝ちパターン、小林雅英投手が抑えて、5月2勝目! ここから巻き返しましょう。

【きょうの波模様】
5月17日 晴れのち曇り 「多少の波」
 実家へ出かけた。4日ぶりに、母親とだけ話した。父親は仕事からまだ帰ってきていなかったので話はしていない。
 家へ帰ったら、湿度計が70パーセントを指していた。蒸し暑いはず。今年はじめて除湿モードでエアコンを作動させた。

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2004.05.16

スタッフロール

 ふと孤独感に自分の心が包まれたとき・・・。「孤独」だから、当然ひとりぼっちに思えるわけですけど、「孤独」を実感できたとき、自分が「孤独」であることに気がついたとき、実は自分の周りに多くの人がついているという事実に気がつくのです。
 スクリーンで活躍する俳優を支える多くのスタッフのように。

 自分が俳優になったつもりで・・・。俳優に演技を指導する監督がいます。共演するほかの俳優がいます。化粧を施してくれる方、きれいな衣装をととのえる方、照明をあててくれる方、カメラを操作する方、音声を収録する方、道具を作ってくださる方、最近なら撮影場所を提供してくれたり、エキストラスタッフを派遣するなど、制作を支援してくださる団体もあります。もっと、もっと多くの人が・・・。

 いろいろな人たちが、一本の映画にたずさわっています。

 カウンセリングを受けていて、このことに気がついたのです。「人は支え合って生きている」とよくいいますが、具体的にあらわせば、映画のスタッフロールみたいに多くの人が自分に関わっているということではないかと思います。孤独であることにさえ気がつけないと、他人の存在は、家族を含めて見えなくなってしまうのだなと感じました。

 私は映画をほとんど見ないのですが、こんな題名をつけてみました。

【きょうの波模様】
5月16日 雨 「大しけ」→「しけ」
 夜にカウンセリングを受けていなければ、ずっと大しけのままだったと思う。

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2004.05.15

怒っても始まらない

 近頃マリーンズの試合で口汚いヤジを飛ばす観客がいると聞きました。好きなチームが低迷しているから、はい上がってほしいという気持ちからでしょうけど、聞かされるほうとして気分のよいものではありません。

 「叱る」と「怒る」を、おそらくはき違えているからだと思います。私はこの二つのことばを以下のように考えています。国語辞典などとは解釈が違うことをお許しいただくとして・・・。

 「叱る」のは、相手の成長をうながすため、あえて苦言を述べること。
 「怒る」のは、単に自分のいやな感情を相手にぶつけるだけのこと。

 感情にまかせての発言では、何も進歩しませんし、かえって相手の神経を逆なでします。たとえてみれば、台風が来ているさなかに「飛行機を飛ばせ」と無理を言う人も「怒る」の部類に入るでしょう。現状で最大限努力してもかなえられないことをかなえろというのはむちゃが過ぎます。

 話が飛躍して恐縮ですが、最近企業がこぞって取り入れようとしている「成果主義」も、「怒る」を誘発する一因だと私は考えます。つまり、「過程より結果を重視する」考え方の導入→「自分はこれだけやっているのに・・・」という不満のうっ積→立場が弱い人や物に対する「口汚いヤジ・ひぼう中傷・破壊行為」といった屈折した感情の表れ(外へ怒りを出せない人は、自分を攻撃対象にすることもある。それがしばしば自殺の原因ともなる)・・・
 このように書くのは、考えすぎでしょうか。

 結果や変化を速く、手軽に求める社会に、人が振り回されているように思えてなりません。もっと長い目で物事を見られるなら、暮らしやすくなるのですが。

【きょうの波模様】
5月15日 晴れ時々曇り 「大しけ」
 きょうもほとんどベッドから起きあがれない一日。
 本来なら友人数人と出かけるはずだったが、日中に体が動かない状況のため自分は欠席にしてもらった。夜になると調子が戻ってくるのだが、もう遅い・・・。

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2004.05.14

止まるもの、止まらないもの

 きょうも調子がすごく悪く、寝込んでいます。

   止まるもの:大相撲横綱朝青龍の連勝
 止まらないもの:プロ野球千葉ロッテマリーンズの連敗

 今夜はこれくらいしか書けません。

【きょうの波模様】
5月14日 晴れ 「大しけ」
 真っ暗なトンネルのなかで止まっている車のよう。その車は故障していて動けない。こんな感じ。

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2004.05.13

停滞という苦しみ

 いま、自分の身の回りのことがほとんど止まっています。相変わらず仕事は見つからないし、病状も変化しないし、親との関係も修復できないどころか、かえって悪化しています。愛するマリーンズは連敗から脱せずに苦しんでいるし、もう何もかもが停滞しています。

 きのう親から「何年病院に通っている。全然変化していないじゃないか。治療の成果を早く出して働け」、「人様を助けるなんて、おまえにはできない」となじられました。主治医不在のため代診に応じてもらった医師からは、「当分の間親子の接触を断つように」という指示が出ました。
 親にも理解してもらえない苦しさ、もう耐えられません。勤労と納税の義務も果たせないし、生きていてほんとうによいのか、罪悪感にさいなまされています。搾取(さくしゅ)するだけ搾取して、のうのうと生きていていいのか、自分の存在意義について自問自答しています。

【きょうの波模様】
5月13日 雨 「大しけ」
 生きていいのか、絶望しています・・・。

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2004.05.12

羊ヶ丘打撃練習場?

 情けない書き出しですが、プロ野球の順位に得失点差が関与しないことが幸いです。
1点の僅差(きんさ)であっても、今夜のように大差を付けられても、一敗は一敗。
 今夜はファイターズに気持ちよく打ってもらって、金曜日から取り返しましょう。こんどの対戦相手はホークスです。
 ワンサイドゲームでむなしく響く声援・・・。千葉に帰って出直しを願います。

【きょうの波模様】
5月12日 晴れ 「大しけ」
 今夜はこれくらいでかんべんしてください。つらいです・・・。

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2004.05.11

ジョニーも、チームもまた勝てず

 試合前、ブルペンキャッチャーの杉山俊介さんが選手(背番号93)として復活されたことと(横浜ベイスターズ〜福岡ダイエーホークス、ことしからマリーンズのチームスタッフ)、李選手の出場選手登録抹消(セラフィニ投手が登録)というニュースが入りました。出場選手登録抹消は、いわゆる「2軍落ち」で、10日間は再登録ができません。

 きのう「ホームラン競争」に敗れたマリーンズ。ジョニーを先発に起用しました。対するファイターズは押本投手が先発です。
 1回表、さっそく連打。フランコ選手とベニー選手が連続2塁打で1点先制です。
 2回裏、エチェバリア選手がホームランを打ち1対1の同点。
 ジョニーはいつものようにボールに願いを込めます。ホームランを一本浴びてはいるものの、気合いは負けていません。
 しかし3回裏、坪井選手にフォアボールを与えたところで若干動じたのか、次のSHINJO選手に2塁打。小田選手は浅いセンターフライにとって気を取り直したか、セギノール選手には強気の攻めでショートフライ。橋本捕手やセギノール選手をにらみつけるような視線を送り、テレビを通じて熱意を感じました。
 4回表、ひじにデッドボールを受けた(すっぽ抜けの球が防具に当たっただけ)初芝選手が、橋本捕手の送りバントで2塁へ進みます。サブロー選手はセンター前ヒットで1死1・3塁。前の打席でもヒットを打ち、きょうはよくバットが振り抜けています。浜名選手はショートフライ。小坂選手はセカンドゴロで得点が入りません・・・。
 4回裏、またエチェバリア選手にホームランを浴びました。不幸中の幸いなのは、2本とも走者がいないときのもの。その後高橋選手がソロホームラン。2本ともバックスクリーン間際です。ジョニーの表情が曇りますが、なんとかここは2失点にとどめました。

 ジョニーは勝ち投手の権利が得られないまま、5回裏、高木投手に交代しました。
 押本投手は投球数や被安打が多いのですが、要所をしめる内容です。

 6回裏、高橋選手も2打席連続ホームラン。ファイターズはソロホームランだけで得点をあげています。 マリーンズは走者こそ出すのですが、得点につながらず、効率の悪い攻撃・・・。
 8回はじめからファイターズは芝草投手に交代しました。押本投手の投球数からすれば妥当なところです。2死から相手野手の失策と内野安打で1・2塁のチャンス。芝草投手から清水投手へ交代します。マリーンズは小坂選手の代打、堀選手を送ります。しかしサードゴロ・・・。どうして打線がつながらないの。
 8回裏、きょう登録されたばかりのセラフィニ投手が登板します。ファイターズの選手を簡単に三者凡退にとり、短いながらも安定した内容です。

 9回表、きのうと同じく横山投手が登板、きょうは捕手も實松(さねまつ)選手に交代しました。
 井上選手がフォアボールを選び、福浦選手が内野の頭上を越えるヒットで無死1・2塁のチャンスです。フランコ選手の場面で横山投手が暴投。走者がそれぞれ1個進塁します。制球も乱れてきました。フランコ選手もフォアボール。無死満塁です。札幌ドームにチャンステーマが流れます。ベニー選手がセンター前にタイムリーヒット。1点返しました。初芝選手が続いてセンター前へ返し、徐々に点差を縮めます。横山投手はマウンド上で目を閉じ、呼吸を整えます。島崎ピッチングコーチが一度マウンドへ行っているので、この場面で間をとることはできません。橋本捕手はショートゴロ。走者入れ替わり、ここで2塁走者が諸積選手に代わりました。しかし、サブロー選手が併殺に倒れ、ここまで・・・。

 逆転への布石が遅すぎました。不完全燃焼の日々が続きます。
 投手の内容は、失点がソロホームランだけなので決して悪くないのですが、打撃が・・・。いまいる選手全体の底上げを図らないと、連敗が止まらないし、上位浮上への足がかりができません。
 ファンは信じ、声援を送るしか方法がないのです。どうかこの願いがチームに届きますように。届いたとき、マリーンズはほかから恐れられる存在になっていることでしょう。

【きょうの波模様】
5月11日 晴れ時々曇り 「多少の波」
 体のだるさがとれない。もやもやした気持ちが抜けきらないせいか・・・。

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2004.05.10

札幌遠征スタート

 北海道日本ハムファイターズ発足後、マリーンズがはじめて札幌ドームで試合を行いました。
 テレビ中継を見てうれしく感じたのは、両チーム、特にファイターズに対しての声援が大きいことです。東京時代にくらべて、スタンドに足を運ぶファンが増えたように思えます。先の試合は東京ドームで行われましたが、そのときはライトスタンド・レフトスタンドともいっぱいの観客が入りました。SHINJO選手のような、はなやかな存在の選手がいることも一因でしょうが、パ・リーグ全体の人気が高まってきたという現れでしょう。内野まで観客が入ってくれればいうことなしです。でも、入場料は安くないし・・・。
 手軽に観戦するならテレビ中継を見るという手もありますし。(有料だがパ・リーグの試合はほぼすべて見られます。といっても、家族や友人が連れ立って見に行くことを考えれば安いもの)

 きょうの試合では、李選手が先発からはずれました。波留選手が出場選手登録を抹消されて、井上純選手が代わりに登録、すぐ先発起用となりました。
 マリーンズの先発は小林宏之投手、ファイターズは立石投手です。

 1回裏、セギノール選手が大きなホームランを打ち2点先制しました。レフトのファイターズファンが大喜びしています。(札幌ドームでは場内設備の都合からホームチームのファイターズが3塁側に入ります。余談ながらマリーンズの2軍がさいたま市にある浦和ロッテ球場で試合を行うときも3塁側にマリーンズの選手が入ります)
 2回表、立石投手が1塁にサブロー選手を置き、打席が橋本捕手のとき、連続ボークを記録して3塁まで走者を進めましたが、得点に結びつきません。ボークはふたつともセットポジション不良で、ヒルマン監督が塁審に確認を求める場面も見られました。
 4回表、福浦選手が併殺になったかと思ったとき・・・。これまた立石投手がボーク。ヒルマン監督は審判に詰め寄ったあと、ベンチでも怒りの表情。ダグアウトの前まで戻った立石投手は「えっ?」と驚き、スタンドからはブーイング。1塁走者のフランコ選手が1個の安全進塁権を得て、福浦選手はその後フォアボールを選び1・2塁。立石投手が動揺しています。ストライクゾーンから大きくはずれたボールを初芝選手に対して投じています。結局センターフライ。捕球したSHINJO選手が3塁へ速い送球。観客が沸きます。フランコ選手は進塁の構えもできません。この回もマリーンズは無得点。

 小林宏之投手は、再三走者を出すものの、セギノール選手のホームラン以外得点を許しません。

 5回裏、井上純選手が今シーズン1号ホームランで1点を返します。表情はうれしいというよりも、「ほっとした」というように見えました。本当のところは彼自身しかわかりませんけど・・・。続いて2死満塁のチャンスを迎えたものの、福浦選手が三振。あぁ・・・。
 6回表、SHINJO選手がレフトポールにぶつかるホームランを打ちました。判定をやりやすくするため、札幌ドームのポールにはネットが張ってあるのですが、低い弾道がネットの下、ポールへじかに当たりました。NHK-BSを見ていましたが、ベンチレポートのアナウンサーが、「もういいわ打法」とインタビューの様子を伝えていました。あぜん・・・。
 小林宏之投手の球威が低下したようには見えませんが、高めのボールをセギノール選手に打たれ、ホームラン・・・。ここまで両チームの得点はすべてホームランです。

 今夜はホームランの打ち合いです。6回裏、先頭の初芝選手がソロホームランを打ちました。ファイターズは芝草投手に継投した直後のことです。サブロー選手もヒットを打ったところで加藤投手に交代しました。直後、橋本捕手の代打辻捕手は凡退しましたが、小坂選手がタイムリーヒット。1塁からサブロー選手が帰ってきました。広い札幌ドームと小坂選手の俊足で3塁打。両チーム通じてはじめてタイムリーヒットによる得点です。ここでファイターズは加藤投手から佐々木投手へ継投します。井上選手に替えて大塚選手が打席に立ちます。代打策成功! 大塚選手も適時2塁打です。
 佐々木投手は、ストライクとボールがはっきりしています。堀選手に対してフォアボールを与えましたが、1球ストライクがあったもののボール球を空振りしたもの。ストライクゾーンへボールが入らないまま井場投手へ継投。このイニングで3人継投しています。
 フランコ選手は凡退しましたが、ベニー選手がセンターを守るSHINJO選手の頭上を越え、フェンスの上部に当たる走者一掃適時3塁打。ベニー選手はこう見えて(丸っこい体格)足も速いのです。これでマリーンズが逆転! 福浦選手は連続三振で6回表が終わりました。気がつけば5得点のビッグイニングです。

 それでも気が抜けないのが怖いです。6回裏、今年まだヒットが出ていなかった阿久根選手に同点とされるホームランを打たれてしまいました。奈良原選手をショートゴロにとったところで川井投手に交代となり、勝ち投手の権利はこの時点では、だれにつくかわからなくなりました。

 7回表、初芝選手が走って走って2塁打。2塁へ必死の形相で駆け込みます。辻選手に替えてボビーは李選手を起用しましたが、空振り三振・・・。うむ。(7回裏から捕手は清水将海選手に交代)
 どんより重苦しい雰囲気を一掃してくれたのが、私の大好きな小坂選手です。センター前適時2塁打で初芝選手がまたまた走って生還。井場投手の右側を低く抜けるヒットが生まれ、彼らしさが発揮できました。ダグアウトに小坂選手が、にこにことしている初芝選手の横を表情を変えずに戻ってきました。

 7回裏途中から藪田投手に継投します。2死満塁のピンチを迎えたところで、藤田投手へ交代しました。直後高橋信二選手がファイターズファンでいっぱいのレフトスタンドへグランドスラム・・・。どういうこと・・・。

 9回表、ファイターズ現在の抑え、横山投手が登板します。きょう自打球を鼻に当ててしまった坪井選手に替わり、森本選手がライトの守備につきました。先頭の福浦選手はまた三振。3打席続けてとなり、重い雰囲気・・・。初芝選手は右飛。あぁ・・・。サブロー選手が遊ゴロに倒れ、負け・・・。ファイターズは勝率5割復帰、マリーンズは連敗です。

 もし、札幌ドームで私が観戦していたなら、足取り重く新さっぽろ駅へ向かうことでしょう。疲れた・・・。

【きょうの波模様】
5月10日 曇り時々雨 「多少の波」
 どうも、この間応募したアルバイトもだめみたい。心と体のだるさはどうにもならない。仕事に対してのモチベーションは下がりっぱなし。

 見やすいレイアウトを模索するため、当分の間表示が変化することがあります。ご了承ください。

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2004.05.09

お客さまが来た

 きょうはお客さまが家に訪ねてきました。私の家には客間などないので、喫茶店で話をしました。
 名古屋では、応接間がわりに喫茶店を使う人がけっこういます。さながら喫茶店は「地域の応接間」です。
 その喫茶店、モーニングセットが豪華であることはつとに知られていますが、昼間に出かけても「え?」と思われるものを出してくれる店はあります。たとえば、目玉焼きを下敷きにした焼きそば(ちゃんと熱した鉄板に乗ってくる)とか、これまた有名になったあんかけスパゲティとか小倉トーストなど・・・。
 こうして書いてみると、喫茶店で出た料理を実家でも食べて育ってきたんだなと思います。

 お客様との話がはずんだため、マリーンズの試合は見ていません。観戦記はお休みします。結果だけは知っていますけど・・・。

【きょうの波模様】
5月9日 雨  「多少の波」
 じめじめした日は洗濯物が乾かないし、ちょっと動いただけでも汗が出てしまうのがいや・・・。

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2004.05.08

精密機械V.S.猛牛打線

 日焼けしそうな日の光が、千葉マリンスタジアムに降り注ぎます。

 マリーンズの先発は、「投げる精密機械」こと小宮山投手です。初回は簡単に三者凡退。イメージしているところへボールがいっている様子です。相手打者はそれにひっかかるだけ。
 打順はきょうも入れ替わり、小坂選手が1番に起用されました。きのう敗戦したものの猛打賞(1試合3安打以上)を記録したことが評価されているのでしょうか。ちなみに、マリーンズの先発はこのようになっています。

1(6)小坂 2(5)堀 3(7)フランコ 4(9)ベニー 5(3)福浦 6(5)初芝 7(DH)李 8(2)橋本 9(8)諸積

 バファローズの先発は川尻投手。両ベテランが落ち着いて初回を3人で終わらせました。
 2回表、4番打者の中村選手を迎えました。フルカウントまで来て、コミー(小宮山投手)は真ん中低め、グラウンドすれすれのボールを投げました。並の打者ならつられて空振りしそうなところをノリは見逃し、フォアボールを選びました。何でもなさそうなプレーですが、静かなプロの戦いを見ました。北川選手を投ゴロ併にしとめ、涼しげな表情でコミーはダグアウトへ帰ります。

 2回裏、きょうは初芝選手が攻撃の口火をつけました。「走ってくれ!」という期待と、「大丈夫かな?」という心配が交錯するなか、2塁へ滑り込みました。ナイス! 初ちゃん! 続くスンちゃん(李選手)は、川尻投手の自然に、微妙に変化するボールを振らされ三振。

 周りの選手がコミーを支えます。4回裏はベニー選手が8号ホームランをレフト中段に放ち先制。軸がぶれず、まっすぐボールがのびてゆく「ハワイアン・パンチ!」6回裏はフランコ選手が2点適時打。守備も随所に好プレーが出て、のびのびとコミーは投げています。いままで援護できなかった分、野手が奮起しています。

 7回までバファローズは残塁がありません。きれいにコミーが片づけます。1安打、1四球ですが、その後併殺(あるいは走者飛びだし)があって結局塁上走者がいない状態で攻守交代です。

 8回に入ってもコミーの球威は衰えません。速球で勝負する投手ではないのですけど、コントロールは折り紙付きのものをもっています。そのコントロールがまったくといってよいほどくるいません。きちんと橋本捕手のミットがあるところへ収まります。
 ところが、その後益田選手にタイムリーヒットを打たれ、コミーはここまで。小野投手へ継投します。拍手をもらってコミーはグラウンドから引き上げました。ミスター・コントロール、ここにあり!
 小野投手は精彩を欠き、すぐ藤田投手へ交代しました。2死満塁のピンチです。ここはよくしのぎました。最少失点にとどめます。

 コミーにに勝ち星がつき、5月初勝利。小林雅英投手にもひさしぶりのセーブがつきました。

【きょうの波模様】
5月8日 晴れ 「しけ」
 まだ体と心が疲れている。心身の調子は悪い。

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2004.05.07

清水直をもってしても

 大型連休9連戦(実質8戦)が終わり、一日休んできょうからバファローズを迎えての3連戦が始まりました。
 マリーンズの先発バッテリーは「清水コンビ」(投手・直行、捕手・将海)です。
 気づきたくなかったのですが、5月に入って、マリーンズに勝ち星がまだないのです。先発選手は打順や守備位置をいろいろと手直ししました。今夜はこのようになりました。何とおりめでしょう?

1(7)フランコ 2(4)浜名 3(DH)福浦 4(8)ベニー 5(3)李 6(5)初芝 7(9)サブロー 8(2)清水将 9(6)小坂 かっこ内は守備位置番号

 今夜の試合も、淡々とした調子で進みます。バファローズは中村選手が4回にバックスクリーンすぐ左へスリーランホームランを打ちましたが、あとは走者が出ても清水コンビがしっかり抑えます。6回に回った中村選手の打席は、走者(2塁に川口選手)がいたものの遊ゴロにしました。あとに引きずらないところは安心です。走者をおいたときに清水投手の表情を観察しましたが、実に落ち着いています。この場面で礒辺選手を三振に取りました。
 対するマリーンズ。バーン投手、的山捕手のコンビにのらりくらりとかわされます。前半は浜名・小坂両選手の内野安打だけと、両チームとも投手の持ち味が出ている内容です。

 6回裏、最初の打者が小坂選手でした。ファースト横を少し遅い球足でライト前へ抜ける当たりが出ました。こういった当たりが出れば、彼の調子はきっと上向きます。続けてフランコ選手がライト線ぎりぎりにヒットを放ちます。小坂選手は3塁に到達、フランコ選手は2塁を狙いますが、アウト・・・。止まってほしかった。ボビーも浮かない表情をしていました。浜名選手は三振、福浦・ベニーと2者連続フォアボール、2死満塁で李選手に打席が回りました。ところがセンターフライで好機を生かせません。好調時の打撃を収録したビデオを韓国から送ってもらったとのことなので、それを見て調子を取り戻してほしいものです。
 7回裏、清水将海捕手に替わり、橋本捕手が打席に立ちました。清水捕手のリードは、さほど問題はないと見ていましたので、おそらく打撃面からの起用と思われます。バーン投手が疲れてきたのか、先頭の初芝選手と橋本選手にヒットを打たれています。小坂選手をセンターフライに打ち取ったところで、バファローズはバーン投手から吉田投手へスイッチ。
 直後、フランコ選手はショートへ内野安打。外野へ抜けそうな当たりを阿部選手が飛びつきました。2塁走者の初芝選手がよい判断を見せ、1点返します。浜名選手の代打に堀選手が起用されました。マリンスタジアムがわきます。堀選手もショートへの内野安打でまた2死満塁。福浦選手を迎えます。吉田投手は初球から2球続けてボールがはずれました。フルカウントまで粘ります。しかし・・・。アウトコースにストレートが決まって見逃し三振・・・。2度も満塁のチャンスをつぶしてしまいました。

 清水直行投手は8回1/3、1・2塁で川井投手へ交代。ノリへの一発だけが悔やまれる内容でした。ほかは申し分ありません。
 川井投手は、中村選手を敬遠して満塁策をとり、礒辺選手をショートゴロに抑えました。中継ぎでもっとも信頼できるだけあって、堂々とした態度で投げています。
 8回裏途中からバファローズは吉川投手へ交代。かわりばな初芝選手がヒット。ベテランのかんろくです。

 投手陣がよくても、打撃陣がチャンスを生かせないと、勝てないものです。借金が今年最多となり、悔しい夜を過ごすことになりました。残念・・・。

【きょうの波模様】
5月7日 晴れ 「しけ」
 とても暑い。はじめて車のエアコンを作動させた。ガソリンがなくなりかけたので給油したが、「いつからこんなに高くなったの?」と感じた。消費税込みの価格になっていたためだが、ガソリンはもとから税金が二重にかかっているのでさらに割高に思える。(前回の給油は、総額表示方式以前)

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2004.05.06

旅とことば

 大型連休も終わり、きょうから日常生活に戻られた方が多いことでしょう。
 沖縄は梅雨に入りましたが、これからしばらくは旅をするのによい季節ではないでしょうか。

 独り身の私にとって、学校のある時期は旅をするのに好都合です。こういっていられるのも長くはないと思いますけど、いまのうちということで・・・。

 国内旅行のときは、なるべく「その土地の人になりきる」ようにしています。ことばや習慣など、まねができないものは仕方がないけど、できるだけ地元の人と話をするようにしています。
 そこで欠かせないのが、路線バスや普通列車など、地方の公共交通機関です。現地までは新幹線や飛行機などを使いますけど、到着したら、なるべくこれらの手段を使います。

 高速交通機関やメディア(特にテレビ)の発達によって、生活習慣が画一化されたという意見を見聞きしますが、つぶさに観察してみるれば、けっこう地域によって特徴が分かれます。端的に表れるのがことばでしょうか。よく聞くと、地方によってアクセントの付き方がかわったり、方言が出てきたりしています。

 ほかの土地から名古屋に来られた方で驚かれたことばといえば、「ほうか」と、「つる」です。
「ほうか」は「放課」と書き、学校の休み時間のことです。「放課後」ということばは、逆にあまり使われません。「つる」は動物ではなく、「机を吊る」という意味で用います。「つり下げる」という使い方は一般的でしょうが、こういった用法は名古屋文化圏独特ではないでしょうか。
 ほかの土地へ引っ越して、知らずに使ってしまったという方も「みえる」と思います。この、「みえる」も名古屋弁でしょう。「いらっしゃる」という意味です。「姿は見えたけど来なかった」は、「みえたけどみえんかった」といいます。

 みんなもよぉ、こっちへいりゃぁたときは、市バスや地下鉄なんかに乗ってみて、なんまの名古屋弁を聞いてみてちょぉ。
(標準語訳)みなさんも、こちらへいらしたときは、市バスや地下鉄などに乗ってみて、生の名古屋弁を聞いてみてはいかがでしょうか。

 なんか、堅苦しいですね・・・。

(きょうはセ・パ両リーグともプロ野球の試合は予定されておりません)

【きょうの波模様】
5月6日 曇り時々晴れ 「高い波」
 体が動かないくらい眠い。応募したアルバイト先から電話がかかってくるはずだが、来なかった。

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2004.05.05

苦手意識か?

 大型連休最終日、ヤフーは3万2千人の入りだとか。テレビは録画中継しかないため、試合の様子を生で見られませんでした。
 インターネットで状況を追いましたが、初回の5失点が痛すぎです。ネイト(ミンチー投手)と、きょう一軍への登録がなされた清水将海(まさうみ)捕手の組み合わせでもこうなるとは予想外です。
 ここまで来てしまうと、ブルーウエーブに苦手意識を抱いたと考えても、あながち間違いでないでしょう。

 大型連休は、出だし好調、あと不調とはっきり分かれてしまいました。9連戦の成績は、3勝4敗1引き分け(1試合中止)と、負け越しになりました。

 これで千葉に戻れます。一日空けてバファローズとあたります。ここから復活してほしい。ただ、それを祈るだけです。

 3日に負傷した原井選手は、あごの骨を折っていることが判明しました。しばらく試合に出られない見通しです。早くけがが治りますように。

【きょうの波模様】
5月5日 曇りのち晴れ 「高い波」
 ゆううつ感からか、疲れがとれない。特に大型連休だからというわけではないが・・・。

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2004.05.04

雅に、マリーンズに、雨は薬になるか?

 きょう行われる予定だったブルーウエーブ対マリーンズの試合は、雨で中止になりました。マリーンズにとってはこのシーズンで初めてのことです。

 いままで公表しておりませんでしたが、このウェブログではアクセス解析を行っております。ただし、「ココログ」が提供する「累積アクセス数」、「当日・前日の1時間単位のアクセス数・3件以上アクセスのあった記事とリンク元・検索語と組み合わせ」など、個人的な属性(使用OS・IPアドレスなど)がわからないものです。これにより個人を特定することは事実上不可能な情報しかもらえませんのでご安心ください。

 なぜこの話を持ち出したかといえば、小林雅英投手に関する情報を求めていらっしゃる方が多いということが、アクセス解析の結果明らかになったからです。試合が流れたので、心理面からゆっくりと考えてみましょう。(大丈夫です。心理学の専門用語は使いません)

 私は心を勉強しているはしくれです。球場で観戦できず、テレビばかりで見ていることを逆手にとり、選手の表情が大写しになったとき、(この選手がいま何を考えているのか、どのような気持ちにおかれているのか、など)画面を通して分析(といえば大げさ)することがあります。
 たとえば、5月3日のブルーウエーブ戦の記事「今夜は青波に勝てるか?」を振り返ってみましょう。私は小林雅英投手の表情をこのように描写しました。

 「9回裏、小林雅英投手がマウンドへ登りました。直感ですけど、初球を投げる前、昨年までの鋭い視線が感じられませんでした。」
 「不安が的中してしまいました。どうもマウンド上の雅はおどおどとした表情をしています。自信を取り戻させることが、彼にとって、チームにとって急務です。」

 途中を省いていますので、全文は5月3日の記事をご覧ください。
 「鋭い視線が感じられない」、「おどおどとした表情」、「自信を取り戻させること(つまり自信がなさそう)」このように、私は見ました。
 5月1日「雅が本当に心配」では、このように書きました。
 
 「昨年までなら、彼が登板すると相手チームの戦意は失われ、(以下略)」

 古いでしょうが、「男は顔で勝負する」なんていいます。たとえば横浜ベイスターズの大魔神こと佐々木投手が登板すると、相手チームのファンは「あぁ、大魔神かぁ・・・」とため息をつくでしょう。同じように、いままでの雅なら、「おい、コバマサだよ・・・」と、あきらめの気持ちにさせていたでしょう。
 救援失敗が何回も続くと、そのたびに「威圧感」が失われます。そこにつけいられて相手チームの打線がいままでの苦手意識を忘れて強気に出てくると、雅の自信なさそうな表情に反映されて、ふたたび救援失敗・・・。という結果になっているようです。

 実家の父が、こんな指摘をしてくれました。

 「今年の雅は、マウンドであまり肩をゆらさないな」

 私は気がつきませんでしたが、いわれてみればそう思いました。あくまで推測ですが、その後の動作が二段モーション(※)にならないために意識しているのかもしれません。
(※)投手が投球動作に入ったら、動作をやめずにそのまま投球しなければならない。二段モーションとは、投球動作がわずかに止まる動きを指す。塁上に走者がいるとき投球動作を中断すると、ボーク(反則投球)を宣告される。
 人はそれぞれ独特のくせをもっています。何気なくやっている動作を注意されて、それをしないように意識を傾けると、かえってぎこちなくなった経験をお持ちの方もいることでしょう。
 この説が支持されるか、されないかはわかりませんが、気がつかなかった部分です。

 投手の役割分担が確立された現代のプロ野球において、「抑え投手」の心の状態はチーム全体の流れや士気までも左右することがあります。言い方を変えれば、「抑え投手がしっかり活躍するチームが強い」というのが最近の流れです。大魔神にしてもそうだし、99年日本一になったホークスにはペドラザ投手という抑えがいました。日本シリーズで対戦したドラゴンズはソン・ドンヨル投手が大活躍しました。

 雅の復活が、マリーンズの奮起につながります。
 もう誤算だなんて言わせません。「雅が投げれば、マリーンズが勝つ」。

【きょうの波模様】
5月4日 雨 「高い波」
 マリーンズの試合中止の知らせは、午前中比較的早い時間に知らされた。遠来のファンへの配慮か。個人的な心配事があり、天気と同じくゆううつな気持ち。

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2004.05.03

今夜は青波に勝てるか?

 神戸・ヤフーでのブルーウエーブ3連戦初戦が、千葉マリンスタジアムのような? 強風のなかで始まりました。5回途中から雨も降り始めました。4月27日から始まった9連戦の終盤、3勝2敗1引き分けでここまでの6試合を消化しました。

 今夜はイベントがあるそうで、放送や始球式、グラウンド整備などにこどもたちが参加しています。チームを超えて、こういった未来の選手やファンを開拓する姿勢は高く評価したいものです。自分の身長よりも高さがある道具を使ってグラウンドの土をならす光景は、見ていてほほえましいですね。テレビの実況によれば820人のこどもが参加しているとか。雨雲がうらめしいです。
 観衆は28000人、失礼ながらヤフーではかなり多い入りです。(定員35000人だったかな?)

 マリーンズ先発は小林宏之投手。3回裏、大島選手にフェンス直撃の先制適時3塁打を打たれましたが、概して安定した内容です。この適時打の直後は谷選手を凡打に打ち取りました。
 ブルーウエーブの先発は小倉投手です。すっぽ抜けた球が多いものの、全体には投手戦の様相です。マリーンズ打線は彼を攻めあぐねています。

 6回表、福浦選手が雨の中をライトスタンドへホームランを打ちました。これで同点。頭から足までの軸がぶれず、バットがしっかり振り抜けています。完璧な当たり。ブルーウエーブはシーズン200失点・・・。多すぎです。
 小倉投手も失点のあと崩れそうで崩れません。

 6回裏、谷選手を敬遠して次のブラウン選手と勝負に挑んだものの、センター前へ勝ち越しヒットを打たれてしまいました。1塁でコーチと手をたたいて彼は喜びました。球が若干浮いたのかもしれません。それでも次のオーティズ選手からは低めの球で、後藤選手からも続けて三振を奪いました。

 7回表、フランコ選手が、小倉投手からマウンドを引き継いだばかりの岩下投手の投球をセンター前タイムリーヒット。シーソーゲームが続きます。岩下投手はすぐ降板、マック鈴木投手が登板します。
 マック鈴木投手はストライクが決まらず、福浦選手が右越え2点適時打を打ち、マリーンズが逆転しました。ブラウン選手が足を滑らせ打球処理にまごつく間に、1塁の堀選手まで帰れました。ダグアウトの伊原監督は、珍しく感情をあらわにしていました。
 次のベニー選手を敬遠しましたが、そのボールも暴投になりかかり、ブルーウエーブ投手陣のもろさをこんなところにも見せてしまった気がします。敬遠するなら、きちんと捕手のミットめがけて、打者の反対側へボールを投げてほしい。敬遠される側がひやひやするのは変です。直後歌藤(かとう)投手へ継投。李選手を三振に取り、長くなったブルーウエーブの守備がここで終わりました。

 7回裏、先頭打者をヒットで出したものの、後続をライナー+走者飛び出しでダブルプレーにし、加えてファウルフライで小林宏之投手の好投を助けます。

 8回裏、好投した小林宏之投手から藤田投手へスイッチ。先頭打者の村松選手にはヒットを許したものの、盗塁を阻止し、打席の佐竹選手(途中出場)はピッチャーゴロに抑え、谷選手はセンターフライと危なげのない内容です。ボビーは明るい表情をし、ロプソンコーチは引き締まった表情で選手を迎えます。

 9回裏、小林雅英投手がマウンドへ登りました。直感ですけど、初球を投げる前、昨年までの鋭い視線が感じられませんでした。しかし、最初に対戦したブラウン選手はレフトフライ。雅のシュートが勝りました。オーティズ選手にはファウルで粘られた末にデッドボールを与えてしまいました。後藤選手はショートへの内野安打(小坂選手から原井選手へ交代)で1死1・2塁。代打の副島選手を迎えます。
 どうも、今夜も安心してみられません。副島選手に対してストライクが入りません。結局フォアボールを与え、満塁にしてしまいました。たまらず井上コーチが間をとりに行きます。
 日高選手と対戦。初球ストライクを取りましたが、表情に余裕がみられず、動揺の色が隠せません。三振を奪おうとしたワンバウンドの球をファウルにされ、ボール1球のあとセンターへ犠牲フライ。まだ大塚選手が余裕を持って捕球できる当たりだったのが救いです。
 次は平野選手。初球をライトにはじき返され、ホームへの返球を橋本選手がはじき、同点に・・・。
 不安が的中してしまいました。どうもマウンド上の雅はおどおどとした表情をしています。自信を取り戻させることが、彼にとって、チームにとって急務です。
 村松選手に対しては敬遠。満塁策をとり、佐竹選手と対戦します。佐竹選手はセカンドゴロに抑え、延長戦に入ります。

 10回表、福浦・ベニー両選手が連打で無死1・2塁のチャンスを迎えます。続く李選手がライトフライを打ち、福浦選手が3塁を狙うもタッチアウト。決定打が出ず、歯がゆい気持ちになります。
 
 10回裏、マウンドは小野投手に代わります。先頭打者の谷選手がショートへ打ち返した球がイレギュラーバウンドして原井選手の顔にぶつかりました。3塁側からボビー・伊原両監督が心配そうな表情をして集まり、担架に乗って原井選手が退場して、浜名選手に交代しました。
 間があいたのち、ブラウン選手にセンター前ヒットを打たれ、谷選手が3塁へ進みます。オーティズ選手に代えて前田選手が登場し、ここは小野投手が踏ん張り、3塁走者の谷選手を挟撃。3塁をあけることに成功しました。
 直後の後藤選手が外野の上を越えるヒットを放ち、サヨナラ負け・・・。

 なぜ、ブルーウエーブに勝てないのか。今年に入ってブルーウエーブにまだ1勝もできず、チームはバファローズに替わって最下位転落・・・。

【きょうの波模様】
5月3日 曇り 「多少の波」
 きのうの疲れを引きずっているのか、昼過ぎまで寝てしまった。行きつけの書店へ定期購読している雑誌を引き取りに行ったが、蒸し暑さに汗が出てきた。

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2004.05.02

出かけちゃいました

 きのう、「大型連休の間は出かけない」ということを書きましたが、用事ができたので街へ出かけました。きょうはインターネットで結果しか確認していないので、マリーンズの試合評は休みます。
 それにしても人の多さよ。ふだんの日曜日以上に込んでいました。人いきれで疲れてしまいました。もっとも、人と会うことは好きなのですけど、雑踏はあまり好きではありません。

 外へ出るなら、空気が澄んでいて、あまり人気(ひとけ)が多くない昼間の公園がいいですね。街でも、海でも、山でもいいのですけど、ベンチにのんびりと腰掛けて、彼女とお菓子でも食べながら話をするうちに時間が過ぎていくというような・・・。あまりお金も使わなくてすみそうだし・・・。
 ドライブもいいですね。できればエアコンを使わずに窓を開けて走れる道で、展望台に車を止めて、ゆっくり話でもしたいな・・・。
 しゃれたデートスポットは知らないので、のんびり和める場所がいいなと、勝手に想像してみました。
問題は、「彼女」か・・・。相手がいなければ元も子もない話でした。

 あぁ、雑踏に負けた・・・。
 マリーンズも負けた。あすこそは勝とう。今年に入ってまだ勝っていないブルーウエーブに。
 それにしても、ホークスには強いのに、なぜブルーウエーブには勝てないのだろう? 不思議だ。

【きょうの波模様】
5月2日 晴れのち曇り 「多少の波」
 ものすごく疲れた。文章もまとまりに欠けているような・・・。今夜は早寝しよう。スポーツニュースを見ると、心が重くなりそうだから。

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2004.05.01

雅が本当に心配

 マリーンズの、日本代表の守護神といわれた彼が、満塁ホームランに泣く・・・。「序盤戦はあまり調子がよくないから」と人は言いますが、雅(小林雅英投手)の不調は、深刻な問題です。
 これまでに、彼についてここで書いたことが7回あります。勝ち試合で取り上げたこともありますけど、調子が悪いことを心配した記事のほうが多い気がします。
 NPB BISで調べたところ、5月1日終了時点で防御率5.54、自責点8。ほとんどの試合で1イニングしか登板しないこと、昨年までの実績を考えれば、想像もできない成績の悪さです。

 昨年までなら、彼が登板すると相手チームの戦意は失われ、持ち味である高速シュートとストレートで打者を簡単にアウトにして、マウンドで帽子を取り野手と勝利の気持ちを分かち合う光景がおなじみだったのに・・・。

 投手力に定評があるとされるマリーンズですが、ことしはおかしいです。安心してみていられる先発投手が、清水直と渡辺俊くらいという厳しさ。ネイト(ミンチー投手)も安心の仲間ですが、磐石(ばんじゃく)かといえばそうと言い切れないのがつらいです。
 中継ぎは川井・藤田の両投手を中心にふんばります。ここは昨年までと同じです。

 きょう先発したジョニーの勝ちが消えたのも残念ですが、雅の不調が長引いていることが心配でなりません。

 視点をパ・リーグ全体に広げれば、どのチームも投手力が低下しているように見えます。打者がよく打ち、得点が多く入る試合を望む人が一定の割合でいることは事実です。しかし、これほどに投手が打たれる現状は、試合をつまらなくします。
 ことしの試合のいくつかは、「バッティングセンター」のようなものです。ブルーウエーブのように、チーム防御率が7点台とは・・・。打撃練習をやらせているわけじゃないのに。

 とにかく、締まった投手戦を見たいものです。

【きょうの波模様】
5月1日 晴れ 「なぎ」
 大型連休はどこにも出かける予定を立てていない。家で野球観戦をしていれば楽でいい。
連休が明けたら、どこかへ出かけたい。

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