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2004.06.30

札幌3連勝でカモメ4位浮上

 札幌ドーム3連戦の最終日、ファイターズ・須永、マリーンズ・渡辺の両投手が先発して試合が始まりました。

 マリーンズのなかで近頃特に元気なのが井上選手と西岡選手です。
 井上選手は、きょうもバットがよく振れています。2回は西岡選手の2点タイムリーヒットにかかわる2塁打を打っています。8回表はタイムリーヒットを放ちました。純さん、のりにのっています。ベイスターズを自由契約になり、テストを受けてマリーンズの一員になったなんて感じさせません。こんにちのマリーンズになくてはならない選手です。

 西岡選手は、タイムリーヒットのほかにも守備も慣れてきたようで、腰痛で休んでいる小坂選手の代わりに連日起用されています。
 西岡選手はよくこのチャンスをものにしました。小坂選手が好きでマリーンズも好きになった私ですが、この活躍ぶりを見せられれば、これからの定位置争いが楽しみになってきます。先発投手によってどちらの選手を起用するかという話になるかもしれません。
 初芝選手をこの試合で1塁に守らせ、3塁の守備につく今江選手とともに、これからのマリーンズの主軸になるでしょう。

 彼らの起用は、シーズン終盤にありがちな「お試し起用」ではありません。春の練習のときから彼らはいまごろ1軍に上がれるようにきたえてきました。その成果が現れたにすぎません。

 試合が成立しました。ファイターズの田中幸雄選手が小笠原選手から2000試合出場記念の花束を受け取り、観客の声援に応えています。
 ここまで、2回にマリーンズが3点、ファイターズが1点とっただけです。

 俊介は、中盤に入っても安定した投球で、ヒットは打たれているものの2回以外は得点させません。7回裏1アウト、走者を2塁においた場面で川井投手へ交代しました。打席には石本選手の代打、 SHINJO選手を迎えます。高めの球を振らせて三振。木元選手はバウンドした球を振ってしまい三振。一打同点の場面をマリーンズが乗り切ります。

 8回表、井上選手と堀選手にタイムリーヒットが出て4対1になりました。

 勝ちまで一筋縄にはゆきません。8回裏、先頭の小笠原選手がフォアボールで出塁、次のセギノール選手がレフトスタンド上段まで届く大きなホームラン。ボブはここまで。山崎投手に代わります。1アウト1塁となって藤田投手へつなぎます。島田選手はセンターを越える2塁打。2・3塁のピンチとなり西浦選手が登場したところで、藪田投手へ継投。中継ぎへの負荷がかかっています。西浦選手には打点つきのサードゴロを打たれましたが、實松選手の代打、金子選手を打ち取り、1点差でしのぎます。

 9回表、ベニー選手がフォアボール、橋本選手がエラーで出塁し、ノーアウト1・2塁のチャンスを作ります。ファイターズは建山投手に代わっています。里崎選手がバントの構えをして、バッテリーは攻めにくそう。結果は送りバント成功です。途中から出場している平下選手がスクイズをかけましたが、建山投手の軽い身のこなしにあい、3塁走者のベニー選手が本塁でアウト。今江選手は外よりの球を空振り三振。あせりが出てしまいました。

 9回裏、雅が登場。SHINJO選手と対戦します。1球目3塁横へファウル、2球目をセンターフライ。ベニー選手は体勢を崩しながらボールを取りました。危ない。木元選手は初球をセカンドゴロ。小笠原選手は初球をピッチャーゴロ。

 これでマリーンズは4連勝、バファローズがライオンズに敗れたため、順位が入れ替わってマリーンズが4位になりました。
 金曜日からは福岡ドームでホークスとの3連戦です。

☆☆記録☆☆北海道日本ハムファイターズ 田中幸雄選手が、この試合で2000試合出場を達成しました。おめでとうございます。

 試合前の話です。ファイターズのウェブサイトを見ていたら、マスコットキャラクターである「B.B」が書いているコラムを見つけ、ものすごく興味を持ちました。(もう読んだよ。という方、ごめんなさい)どれも気持ちがこもった文章で、読みごたえがあります。
トップページ>B.B Diary>B.B'S Column>#6 マスコットFAQ へどうぞ。(FAQ:よくある質問と回答 は、ほかのチームのファンも大いに役立ちます)

 もうひとつ。バファローズの経営問題で、「買い手」が現れたとか。熱意は大いに感じます。しかし近畿日本鉄道の山口社長が「売却してほしいとの働きかけがあったことは事実だが、その時点で、はっきりと断った」と、話を断ったとか。ブルーウエーブの宮内会長兼オーナーは、「こういう不協和音を作り出すというのは非常に遺憾」という談話を発表したようです。(出典:日本経済新聞6月30日付夕刊ビジネス面:名古屋4版3面)

 「不協和音」って、そっくり言葉を返したいです。
 「買い手」である企業の株価がストップ高※になったそうで、この話はファンのことを考えて出したのか、それとも単に金もうけのためなのか疑問です。
※その銘柄の値幅制限まで株価が上昇すること。対義語は「ストップ安」
(参考:東京証券取引所 証券用語)

 これ以上、プロ野球を食い物にしてほしくない・・・。嫌気がさしてきます。
 ファンの方を向いてほしい。利権争いなんて、もうたくさん!
 そもそも公式戦開催途中にこんなことで振り回されるとは、各チームの選手やチームスタッフのことを考えると情けなくなります。だれより危機感を抱いていて、しかも発言が容易でないのは彼らなのだから。

【きょうの波模様】
6月30日 晴れ時々曇り「高い波」
 蒸し暑さに体がへとへと。水分と体温の管理は怠れない。

 6月はきっちり毎日更新(翌日持ち越しなし)ができました。7月もこの調子でゆきたいです。

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2004.06.29

しまりのない「打撃戦」

 本日2本目の記事です。

 札幌ドーム、今夜の試合はファイターズ・ミラバル、マリーンズ・内投手の先発です。
 きのうは途中までテンポよく進み、終盤を除いて投手戦となりましたが、きょうは打ち合いになりました。

 1回裏、内投手が4四球を与えるなどいきなり乱調です。ダメージが大きいと感じたのが木元選手のレフトフライでした。アウトなのに、なぜと思われる方がいるでしょう。フォアボールで出塁している石本選手が2塁へタッチアップに成功したためです。(まさか・・・)という気持ちがマリーンズの守備陣にあったかもしれません。内投手自身も思うようにストライクが入らず、明らかにこれまで2度の登板とは異なった、コントロールの悪さをみせてしまいました。3回裏から高木投手が登板しました。

 ミラバル投手の投球内容も全体的に精彩を欠き、勝ち投手の権利を獲得する前の4回表途中加藤投手へ交代しました。守備もダブルプレーが思うようにとれず苦労しています。
 その4回表、スンちゃんがピッチャーへの内野安打を打ち、マリーンズが逆転に成功。これで内投手の負けが消えました。内くん、先輩に感謝ですよ。きょうは先輩がしっかり打ってくれました。次はあなたがマウンドで堂々と投げるのを、先輩は背中から見ています。

 きょうは5回終了まで2時間20分ほどかかりました。

 1本目の記事を書きながら観戦していました。しまりのない試合展開にだらけてしまって・・・。
 そのなかで、7回裏にみせた今江選手の守備は光りました。フランコ選手にかわって3塁に入っている今江くん、小笠原選手が打ち上げたファウルフライを、カメラ席にあるフェンスにぶつかりながら捕球します。今江くんはボールを取り、カメラマンは写真を撮ります。ガッツあふれるプレーに「ガッツ」も「やられた」という表情をみせました。
 8回裏、SHINJO選手の大きな当たりをライトの平下選手がナイスキャッチ。こちらもフェンスぎりぎりでした。少しでも判断や目測が狂えば同点にされかねないところでした。
 9回裏、雅が今夜は打者3人を相手にセーブを記録しました。(勝ち:高木投手)
 マリーンズは3連勝、西武ドームのライオンズ対バファローズ戦でライオンズがサヨナラ勝利、バファローズとのゲーム差が縮まりました。

 話題を変えます。
 オールスターゲームの出場選手が決まりました。ファン投票の総数は昨年に比べておよそ335万票減少だとか。おもにインターネット経由の投票が減ったとのことです。嫌がらせ防止のため選べる選手に基準を設けたり、事前登録制を導入したりと対策をとった結果でしょう。
 ファン投票の結果を見ましたが、パ・リーグはおおむね自分の期待していた選手が選ばれました。マリーンズからは唯一ファン投票でだれも選ばれませんでした。雅が選ばれるかと思いましたが、豊田投手が抑え部門で選出されました。

☆☆オールスターゲーム マリーンズの出場選手☆☆
(投手)渡辺俊介 小林宏之 (内野手)福浦和也
(3選手とも監督推薦)

 セ・リーグは、「?」です。次点になった選手が選ばれてもよかったような・・・。監督推薦で次点の選手が何人か出場することになりました。

【きょうの波模様】
6月29日 晴れ時々曇り 「多少の波」
 胃の調子がおかしく、一日しくしく痛んだ。食欲もふだんよりわかない。

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曲解された? 記者会見

 「論点すり替わり」のバファローズにまつわる問題ですが、ジャイアンツの相談役でもある、日本テレビの氏家会長が定例記者会見で「1リーグ制」への移行を支持したとか。
 気になって、日本テレビのサイトを見ました。「企業情報」から、定例記者会見要旨を入手し(PDF形式)、読んでみました。
 これを読む限り、氏家会長は1リーグ制に関する質問は記者から受けたものの、賛否について明確な回答はしていないようです。

 となると、これまたマスメディアの先走り?

 これはメディアの信頼性を自ら失いかねない状況です。
 記者会見で氏家会長は、「合併がある程度促進されるのでは」という趣旨の発言をされています。しかし「1リーグ制」という文言は、記者の質問にしか見つけられませんでした。「具体的な話もある程度知っているが、今あまりオープンにしてはいけないだろう」という発言も会長はしています。

 この文書を読む限り、「報道が先走っている状況に変化はない」と感じました。「ジャーナリズム」という姿勢にありません。冷静さを失い、「センセーショナル」になっています。大衆(私たち)をあおるだけあおっておいて、あとは知りませんという本心が透けて見えます。
 いまこそ私たちは情報を厳しく見極め、「先走り」や「あおり」に乗らないように気をつけなければなりません。
 プロ野球の問題は、よりいっそうファンの手を離れ、あずかり知らぬところで話が進み、既成事実化されています。「ファンの声を無視すれば、大きな痛手を負う」ことを、経営者側はまだわかっていません。「自分さえよければ」とか、「人気チームにおもねればいい」とか、そういう考えがまだあるようです。

 メジャーリーグが人気を呼び、日本人選手が次々に挑戦するのも、選手個人の実力向上とともに、マスメディアがこぞって取り上げ、ファンの目が養われたためです。けっして「新しもの好き」という視点だけでは説明できません。
 日本のプロ野球にしても、衛星放送が徐々に普及し、パ・リーグは全試合放送されています。地上波中継の視聴率が低下するのは自然な現象であり、それだけ広告としての価値が低下するのも当たり前でしょう。目先のことだけにとらわれていては、大局を見失います。

 ファンをなめてかかると、怖いです。それに早くチームの経営者やリーグ関係者などは気づいてほしいのです。

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2004.06.28

投手のテンポが試合を作る

 きょうから札幌ドームでファイターズとの3連戦です。
 レフトスタンドを中心にお客さんが入っています。ファイターズが着実に地元へ受け入れられているあらわれです。(札幌ドームではファイターズが3塁側に入ります)

 ファイターズはループ投手、マリーンズが清水投手の先発で始まりました。
 序盤は投手戦、ループ投手は変化球の切れがよく、清水投手はいつもどおりの制球力で攻めます。

 試合が動いたのは3回表、西岡選手がピッチャーへの内野安打で出塁。足が速い。次の井上選手がセンターへタイムリーヒットを放ちます。

 3回裏、ファイターズの打順が一回りしましたが、ここまで小笠原選手が1回にフォアボールを選んだ以外清水投手は出塁を許しません。50分あまりで3回が終了しました。

 4回表、ベニー選手がバックスクリーンすぐ右へホームラン。センターのSHINJO選手は途中まで打球を追ったものの、あきらめました。

 4回裏、小笠原選手がセンター前へヒットを打ちました。これがファイターズにとってこの試合初安打です。次のエチェバリア選手の当たりはショート西岡選手の前へ。これをはじいてしまいエラー。この場面で、直の力量が試されます。セギノール選手はライト前ヒット、これで1アウト満塁。田中幸雄選手との対戦はショートへ詰まった当たり、ここをダブルプレーで切り抜けます。

 この試合は両投手のテンポがよく、1時間24分で5回が終了、試合が成立しました。

 6回表、井上選手が振り逃げを決めました。記録上は打者に三振、捕手に捕逸(パスボール)がつきます。浜名選手が送りバントを決め、井上選手が2塁に進みました。福浦選手が凡退、ベニー選手が打席に入ったとき、ループ投手の間合いがおかしくなりました。真ん中若干低めに入ったボールをレフトへホームラン。2打席連続の当たりです。
 直が投げるときになぜか出なかった「あと一本」が出ました。

 6回裏、石本選手の打球を西岡選手がとりました。むつかしい打球でしたがショートゴロ。先ほどのエラーは残像にならなかったようです。この調子。直のテンポは非常によく、打者に考えるすきを与えません。

 7回裏、木元選手にタイムリーヒットを打たれ、1点を失います。金子選手の代打、島田選手は肩の近くにデッドボールを受け、1アウト満塁のピンチ。中嶋選手の代打、上田選手がダブルプレーに終わりピンチをしのぎます。

 8回表、井上選手の場面でループ投手が危険球退場。両チームから選手やスタッフが出てグラウンドが混乱してしまいました。記録上は3分間の中断とのことですが、実際はもっと時間がかかっています。テンポがよかっただけに、お互いの投手が与えたデッドボールは流れに水を差してしまいました。これによりファイターズは清水章夫投手へ交代しました。
 急に呼ばれた彼は、打席に立つ浜名選手の代打である堀選手に対して攻めにくそうにしています。捕手は先の回代打が起用されたことで實松(さねまつ)選手に代わっています。フルカウントまで持ち込んで、打球はライトのフェンスを直撃。井上選手が1塁から帰ってきました。
 福浦選手の打球はレフトフライ、ベニー選手は敬遠。1球目が低く投げられてしまいました。まだウォームアップが足りないようです。打席にスンちゃんが立ちます。これまでの3打席はすべてファーストゴロ。低めのボールをセンターへ打ち返し、満塁のチャンスを作ります。ファイターズは芝草投手へ交代します。サブロー選手は高めの球に手が出てしまい三振。

 待たされたかっこうの直ですが、テンポのよさは変わりません。8回裏、2アウト走者なしの場面で小笠原選手と対戦しました。直は終盤に来ても疲れをみせず、ガッツはファウルで粘り、打ちたい球を狙います。11球目、ガッツがライトへ打ち返しホームラン。高次元の勝負でした。直は逃げなかった、ガッツはよく自分のペースへ持ち込んだ。これはマリーンズファンの私も納得の一打です。
 続くエチェバリア選手が初球を打ち返し、122球で直から藪田投手へつなぎます。セギノール選手をピッチャーゴロにとってこの局面を切り抜けます。

 9回表、エラーで出塁した今江選手を1塁に置き、西岡選手が2試合連続となるホームランで2点加えます。

 9回裏、奈良原選手が粘った末にヒットを打ち、雅が登場しました。試合展開からして、今夜は出番がないと思っていました。おそらくブルペンでの投球練習も、中断して再開してというところだったでしょう。(投球練習の様子が見える球場は、西武ドーム・Yahoo! BBスタジアムなど)
雅は實松選手の代打、西浦選手を1球でダブルプレーに抑え試合終了です。マリーンズは連勝です。

 きょうの試合を見て、投手のできはテンポのよさ、間合いの取り方にあると感じました。ボールを受け取ってから投げるまでの時間は短い方が試合時間の短縮を図れるわけですが、やみくもにボールを投げればいいというものではありません。慎重になりたいところでは時間をかけ、そうでないところは早めに投げることが、全体の組み立てのよさにつながります。

【きょうの波模様】
6月28日 晴れ時々曇り 「多少の波」
 午前中体が動かなかった。午後からは調子がよくなったものの、早くも夏ばてか。

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2004.06.27

連峰は見えなくても連打が見られた

 試合開始前、小坂選手が出場選手登録を抹消されたとの情報が入りました。西岡選手のショートでの守備が一定の域に達したとの判断があったからでしょう。小坂選手は腰の治療を受けながらふたたび登録されるように2軍で調整します。
 ミンチー投手もきのう登録抹消となっています。ひじの治療に専念するためだそうです。日付が一日ずれていますが、実質的にミンチー投手とセラフィニ投手が交代したことになります。
 (出場選手登録を抹消された:いわゆる2軍落ち 選手は、10日経過しなければ再度登録することができません。そのため抹消は早めに行われることがよくあります)

 きょうの試合は、富山市営アルペンスタジアムで開催されました。天気がよいと外野の後に立山連峰が望めるところにありますが、曇り空で見えませんでした。

 マリーンズはきょう登録され、はじめて先発するセラフィニ投手、ライオンズは後藤投手が先発しました。ふたりともひさしぶりに一軍で試合に登場しました。前回の登板は、セラフィニ投手は中継ぎ、後藤投手は先発です。

 初回はお互い走者を許しながらも無失点に抑えます。

 2回表にセラフィニ投手の技が光りました。和田選手と中島選手が三振、途中平尾選手が出塁しましたが、けん制アウト。投球するように見せかけて、すぐ1塁へ向きを変え送球しました。

 2回裏、西岡選手にプロ入り初ホームランが出て2点先制しました。待ちに待った一発です。続けて平下選手が右中間を破る3塁打。全速力で2塁を駆け抜け、迷うことなく3塁へ滑り込みました。フランコ選手がファウルフライに倒れ、得点にはつながりませんでした。しかし、走力がある打者としてこれから警戒されることでしょう。

 3回裏、スンちゃんに大きな3塁打が生まれました。平下選手と同じようなコースへ打球が飛び、ベニー選手がホームイン。きょうのマリーンズは、ひとつ先の塁をめざそうという気持ちが見えてきます。ベニー選手もよく走りました。

 4回表、西岡選手が小坂選手のような「動き」を見せました。カブレラ選手の打ったゴロを走りながら捕球し、すぐ1塁へ転送、福浦選手もそのボールをよく取ってアウト。カブレラ選手が1塁で転び、ひやりとしましたが、大事にならずチェンジ。

 この時点でグラウンドに立つセラフィニ・今江・西岡・平下といった移籍や若手の選手が、きょうはいい動きをしています。3点のリードをもらい、無失点で勝ち投手の権利をセラフィニ選手が得ました。

 5回裏、ベニー選手がピッチャーの足もとを抜くヒットで出塁し、スンちゃんがライト前へ鋭く返します。悩んで苦しんでいたときに見受けられた迷うような振りではなく、すんなりバットが出ています。
 後藤投手に疲れが出ているようです。野田捕手の構えたところと違う場所へボールが投げられます。得点圏まで走者が進みましたが、この回は無得点。

 6回表、佐藤選手がセカンドゴロに倒れましたが、その間に野田選手が本塁へ。ライオンズが1点返します。

 6回裏、ライオンズはトモキ投手へ交代しました。彼を含め、ライオンズには佐藤姓の選手が3人います。トモキ投手も、ことし2試合目の登板です。ことしの初登板が1軍初登板でもあったそうです。簡単に3人で片づけられてしまいました。

 7回表、フォアボールでカブレラ選手が出ましたが、和田選手をいわゆる「三振ゲッツー」にして、平尾選手も打ち取って危なげなく終わらせました。

 7回裏、福浦選手にヒットが出たところでライオンズは大沼投手に交代しました。ここまで登場した両チームの選手は、いずれも登板間隔があいています。大沼投手の代わりばな、ベニー選手が猛打賞となるヒットをレフトへ返し、福浦選手が3塁まで進みました。スンちゃんはフォアボール。大沼投手の制球が乱れ、ダグアウトの伊東監督が渋い表情を見せました。1アウト満塁のチャンスで橋本選手が打席に立ちます。粘ったものの、内角ぎりぎりに決められ見逃し三振。今江選手が登場しました。真ん中若干低めの投球を右中間へ打ち、走者一掃の3塁打。西岡くんが先制、今江くんが打力と走力でライオンズを突き放し、若いふたりがチームを引っ張ります。ユニフォームの胸のところを土で茶色に染めた今江くんが誇らしく見えます。チェンジになりダグアウトへ彼が戻ったとき、そこにいる選手やスタッフの表情がいっそう明るくなりました。

 8回表、セラフィニ投手に代わり山崎投手が登場し、守備固めにモロさんが起用されました。また、平下選手の代打で登場していたサブロー選手が守備についています。
 この時点におけるマリーンズの守備を整理します。
1山崎 2橋本 3福浦 4堀 5今江 6西岡 7ベニー 8諸積 9サブロー (DH李)
(守備位置番号:1投手 2捕手 3一塁手 4二塁手 5三塁手 6遊撃手 7左翼手 8中堅手 9右翼手)
 山崎投手は要所を締め、無失点です。

 8回裏、西岡選手から攻撃が始まりました。ファーストゴロかと思ったら、カブレラ選手が大沼投手へトスするタイミングが早く、エラーになりました。すぐさまプロ入り初盗塁も決め、彼にとって富山は「初めて」に縁深いところになったものと思います。打席のサブロー選手は、左中間へホームラン。軽くバットを振り、力まずに当てました。モロさんはセンターフライでしたが、福浦選手が猛打賞となるヒットを打ちました。ベニー選手はフォアボールを選び、スンちゃんの出番。不振のときにあった「むちゃ振り」が減り、レフトへタイムリーヒットを打ちました。これで猛打賞。橋本選手はもう少しでホームランになりそうなタイムリーヒット。悩みが解消したかのように、打者が気持ちよくバットを振り、それが結果につながります。今江選手が2打席連続のタイムリーヒットを放ち、勢いが止まりません。堀選手は三振。打者一巡、ふたたび西岡選手が登場しました。ライト前へタイムリーヒット。サブロー選手2巡目の打席はセンターフライ。この回に6得点あげました。試合を通じて18安打です。

 9回表、高木投手が登板しました。赤田選手は空振り三振。フェルナンデス選手はショートゴロ。カブレラ選手は3塁強襲のヒット、今江くんが飛びつきましたが、打球の勢いが強かった。和田選手はセンター前ヒット。簡単には終わらせてくれません。平尾選手がレフトのフェンス直撃2塁打、1点を失います。詰めが甘い・・・。中島選手はレフトフライでマリーンズが勝ち!

 あすからマリーンズは札幌でファイターズと対戦します。勢いに乗るカモメが次の3連戦にどのような活躍をみせるか楽しみです。「あと一本」が出れば、マリーンズは勝てます。

【きょうの波模様】
6月27日 曇りのち晴れ 「なぎ」
 気がかりなことはあるが、きょうの天気のように「曇りのち晴れ」となってほしい。

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2004.06.26

試合ができて感謝

 天気が心配されたマリーンズ北陸シリーズ第1戦。雨が降るなか、金沢での試合は行われました。
 テレビ中継が始まったとき、目に映ったのは地元の大学生でした。試合開始直前までていねいにグラウンドの土をならしています。
 選手が気持ちよく試合ができるのは、スタッフのみなさんの尽力があってこそです。とりわけ地方開催のときには専門の方ではなく、地元の学生や企業の人がグラウンド整備や場内の警備・案内、その他試合に関係する人や観客のサポートをします。
 試合ができて喜んでいるのは、観客だけではありません。スタッフのみなさんも、同じようにうれしい気持ちになるのでしょう。
 照明がつくなか、マリーンズ対ライオンズの試合が始まります。
 第1打席でヒットを打ち、1500本安打を記録した堀選手が猛打賞の大活躍。ところが先発した小林宏之投手の調子が悪すぎ、あとを継いだ神田投手が超ロングリリーフで踏ん張りましたが、ライオンズに大差をつけられてしまいました。
 両翼91.5メートルと狭い球場とあって、ライオンズの和田選手と、マリーンズのベニー選手がともにレフトへ場外ホームランを放ちました。

 あした、富山で勝ちましょう。
 
☆☆記録☆☆ 千葉ロッテマリーンズ 堀幸一選手がこの試合で1500本安打を達成しました。おめでとうございます。

【きょうの波模様】
6月26日 曇り 「なぎ」
 決して調子が悪いわけでないが、体がだるく、あまり食欲がない。

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2004.06.25

物は足りた、さて心は?

 用事があり、買い物に出かけました。
 電器店に立ち寄ったとき、「新製品」というふれこみの商品をたくさん見かけました。
 コンビニエンスストアでは、目的の商品がなく、どうやらラインアップからはずれてしまったという答え。

 自分がこどもの頃、こんなに新製品がたくさんあふれていたのかな?
 企業の商品開発力がついたという一面があるでしょう。電化製品では、数年前の同等商品に比べて消費電力や寸法が小さくなったといいます。エネルギー節約で大きな貢献をしています。
 しかし、ほんの数ヶ月前まで「新製品」とうたっていたものが、いま見あたらないというのは行き過ぎています。季節を限った製品でなければなおさらです。

 社会の流れ、動きがかつてないほど急になりました。物があふれ、情報が大量に発信される時代になりました。
 そのまっただ中に私たちはいます。
 流れについていこうとするあまり、心をないがしろにしていませんか?

 私はウェブログこそ早い時期に導入しましたが、あまり新しい物に興味はありません。それまでウェブページを持っていましたが、その開設は昨年のことでした。
 (ウェブページの更新を最近行っておりません。ウェブログでおおよその機能が満たせるため、段階的にこちらに集約させる予定です)
 文章を書くことが私は好きなので、例外的にウェブログだけは飛びつきました。

 本題の心の話に移りましょう。
 以前「弱いものいじめの国・日本」や、「怒っても始まらない」で書いたように、過程よりも結果を重視する風潮や、結果を早く求めたがる心が、深く影を落としているようでなりません。
 「忍耐」というほど重いものでなくても、おうおうにして現代人は「待つ」ことが苦手になっているようです。自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こし、ときには罪のない人の命を奪うことすら起きています。
 「短絡的思考」と、簡単に片づけてよいのでしょうか。
 なにか事件が起きると、「だれが悪いのか」と悪者さがしをはじめますが、真に二度と同じ過ちを繰り返さないというよりも、「いじめられ役」を血眼(まなこ)になって見つけ出し、本質とかけ離れたところで人格を攻撃する事例がみられます。

 インスタントラーメンみたいに、簡単に問題は解決しません。重要な問題は多くの人で共有し、他人任せにしないことです。過程もないのに結果なんて得られません。

【きょうの波模様】
6月25日 雨 「なぎ」
 二日間ほど調子が悪かったが、きょうは平穏。蒸し暑いことだけを除けば安泰。

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2004.06.24

負け・負け・勝ち

 3カード(ファイターズ・ホークス・バファローズと対戦)連続して、「負け・負け・勝ち」という2勝1敗ペースで負け越しているマリーンズ。きょう、あすは試合の予定がなく、土曜日に金沢で、日曜日には富山でライオンズとの試合が組まれています。

 この一週間を振り返ると、3連戦の最後で打撃が上向いて、同一カード3連敗を阻止している印象を抱きました。
 きのうは、だれた試合展開に疲れて投手のことを悪く書いてしまいました。
 野手についてあまりふれていませんでしたので、今夜はそちらをテーマに書きましょう。

 守備
 いわゆる「気のないプレー」は見たところありません。力が入りすぎてボールをとれなかったり、走者を先の塁まで進めてしまう場面があり、そちらが心配です。
 きのうの記事に書きましたが、塁上の走者に気を取られ、間に合いそうもないのに本塁へ返球してしまい、打者走者を進めてしまった。というプレーが2試合連続でありました。(22日の試合では平下選手がほとんど同じ内容のミスをした)
 どちらも中継の野手にボールを返せば、打者は1塁にとどまっていたでしょう。
 起きてしまったことをとやかく言っても始まりませんけど、外野を守る選手は同じミスをしないでください。遠投で肩の強さをアピールしたい気持ちはわかりますけど。

 打撃
 「あと一本」が打てないと思ったら、先発全員安打で大量得点をあげる試合があるなど、安定性に欠けています。中継ぎ投手が連投で疲れているので、先発投手が安心して投げられるためにも打撃を安定させることが課題です。
 一発長打ではなく、流れを切らないようにつないでいく姿勢は評価できます。記録を詳細に検討していませんが、見逃し三振が少なく、バットにボールは当たっているので、それほど悲観はしていません。

 週末の試合に期待しましょう。中部地方の週間天気予報をテレビで見たところ、金沢の土曜日の天気は雨のち曇り、富山の日曜日の天気は曇りです。待ち望んでいるファンのためにも、2試合とも開催できるように・・・。

【きょうの波模様】
6月24日 晴れのち曇り 「高い波」
 何ともいえず体が重い。久しぶりに一日寝込んでしまった。

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2004.06.23

ノーガードの打ち合いは疲れる

 仕事から帰って、テレビをつけたら「あれ?」と感じた人、大阪ドームへ着いたら、「おや?」と思った人が多いことでしょう。
 今夜のバファローズ対マリーンズ戦は、初回にマリーンズが6点を取り、バファローズが4点取るという大味な展開でした。
 試合全体を通じても、加藤投手のけがは致し方ないにせよ、マウンドへ両チームの野手やコーチが何度も集まったり、起用投手の数が多かったりと、だらだらした印象です。「スピード感」という面からみれば、それはまったくありません。
 このような試合を続けると、せっかく球場に来たファンであっても途中で帰ってしまいそうです。どきどきという感覚はなく、テレビで見ていてわけもなく疲れてきました。ボクシングでいうところの、「ノーガードの打ち合い」です。
 投手と捕手のサイン交換に時間がかかりすぎて打者がじれる場面が多く、これも見ている側にとっては疲れます。

 バファローズは加藤投手、マリーンズが渡辺投手の先発でした。
 加藤投手は筋肉痛のため1回を投げきることなく山村投手へ交代しました。急に登板することになった彼は、マリーンズ打線の勢いに押され、1回表はおよそ30分続きました。
 渡辺投手も調子は万全といえず、1回裏に集中打を浴びました。それでも6回を投げ、川井投手へ継ぎます。

 ところが川井投手も精彩を欠き、バファローズ打線につかまりました。藪田投手へスイッチしましたが、疲れが出ているのでしょうか同点に追いつかれてしまいました。北川選手が適時2塁打を打ったとき、センターの井上選手が本塁へ返球しましたが、その間に打者走者が2塁へ進んでしまいました。ボビーがいやがるプレーです。ここはカットマン(中継の野手)へ投げてほしかった・・・。藪田投手はすぐ降板、藤田投手へ代わります。井上選手には8回表の攻撃でサブロー選手が代打に起用されました。

 8回裏、雅とノリの対決が見られました。テレビ中継のアナウンサーは「見どころ」という表現をしていましたが、私はそう思いません。投手のやりくりに困って、苦しまぎれにボビーが起用せざるをえない状況でしょう。少なくても、積極的な起用ではなかった。遊ゴロ併殺で切り抜け、この局面は雅の勝ち。

 マリーンズの中継ぎパターンが固定化されています。

 先発が踏みとどまれない→単調な中継ぎの起用と、蓄積された投手の疲労→中盤から終盤にかけて相手に打ち込まれる→中継ぎ投手の登板過多→中継ぎ投手の疲労→登板過多・・・

 いま、マリーンズ投手陣は疲れ切っています。継投も単調なら、打者に対する配球も単調です。
 この状況では、野手が何点得点をあげても投手の失点が上回って負けてしまいます。考えたくないのですが、投手と野手の間で信頼関係が崩れ、チーム内の雰囲気が険悪になってさらに成績不振に陥ります。
 そうならないように、先発投手は1イニング、打者ひとりでも長く、多く投げる、中継ぎ・抑え投手はその日の疲れを引きずらないように積極的に休んでほしいです。
 投手だけが野球をやっているのではないのだから・・・。

 きょうの試合に戻ります。
 9回表、先頭の里崎選手が出塁し、スンちゃんへ打順が回りました。現在7対7の同点、マリーンズは雅が登板ということを考えれば、着実に1点がほしい。となれば一発よりも送りバントで走者を得点圏に進めたい。私が監督なら、送りバントを指示するでしょう。これが中盤までなら一発に期待しますけど。
 幸運にもスンちゃんの打球は外野を転々とし、適時2塁打になりました。ほっとしました・・・。
 次の今江選手。すでに猛打賞を記録しています。送りバントを決め、足が速くぎりぎりのタイミングで1塁へボールが転送されました。西岡選手は、マウンド上福盛投手の足もとを抜ける適時打。売り出し中の若手が今夜もいきいきとしています。ここはボビーも喜んでいることでしょう。
 2点勝ち越したところで、雅の勢いが増すかと思いましたが、北川選手にヒット、バーンズ選手にタイムリーヒットを打たれます。(1・2塁間にバーンズ選手が挟まれてアウト)

 木曜日と金曜日は試合がありません。ここで一休みして、悪い流れを切ってほしいものです。
 土曜日は金沢、日曜日は富山でライオンズと対戦します。毎年恒例、マリーンズの北陸シリーズ。天候とともに、チームの状態が気になります。

☆☆記録☆☆ 千葉ロッテマリーンズ 小林雅英投手がこの試合で勝利投手になり、通算150セーブポイントを達成しました。おめでとうございます。

【きょうの波模様】
6月23日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 蒸し暑く寝苦しい日が続く。寝起きはすっきりとしないが、一度起きてしまえば大丈夫。

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2004.06.22

たくましく胸を張って

 大阪ドームでのバファローズ3連戦をマリーンズは戦っています。
 今夜の先発は内投手でした。今夜も腕がよく振れていました。
 しかし二つの点が気になりました。
 ひとつは、スライダー系統を多用し、バファローズ打線にマークされてしまったこと。
 もうひとつは、マウンド上で謙虚すぎたこと。

 技術面では、これからもっと伸びるでしょう。見ていて助言を受け入れる素直さを感じているからです。単に聞くだけではなく、自分なりに形にしようとする姿勢がみられます。

 謙虚なことはいいことです。投手一人が試合をやっているのではありません。まして新人だから先輩方には気をつかうことでしょう。今夜もマウンド上で何度もお礼の姿勢をみせていました。
 勝負事で、謙虚すぎると相手につけいられることがあるようです。今夜の彼もそのようでした。
 いまの気持ちはそのまま何年プロで生活しても失わないでください。
 しかし、マウンドではもっと堂々としていていいと思います。
 まじめさ、ひたむきさ、謙虚さはみている先輩やファンにじゅうぶんすぎるほど伝わります。感謝の気持ちは抱きつつ、マウンドでは堂々と胸を張り、ピンチのときや、それを切り抜けてダグアウトへ帰ったとき、自分の失点を今夜のように打線が取り返してくれたとき、そこで「ありがとうございます」と先輩に感謝すればいいのではないでしょうか。

 干支(えと)が一回りくらい違う者が見て、彼の人間性の高さは感じます。好青年です。ライバルチームの選手だとしても、「ちょっとだけがんばれ」と応援したくなるくらいです。
 自分を二重写しするような存在です。

 もっと、たくましくなれ! ファンは願っています。たくましさが彼に備われば、もう怖いものなしです。人として、彼はできているから。

【きょうの波模様】
6月22日 晴れ 「べたなぎ」
 やっと派遣会社から声がかかった。一日だけの「単発」だけど、働けることはうれしい。

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2004.06.21

嵐のとき思ったこと

 台風の影響をまともに受けてしまい、夕方まで外出ができませんでした。きょうは仕事のことや買い物など外出したい用事がいくつかありましたけど、あす以降に回しました。
 梅雨なのにあまり雨が降っていませんでしたが、台風が来て降水量が一気に増えました。
 NHKテレビとインターネットで情報を集めていました。この時期の大型台風上陸は、まれなことのようです。「観測史上初めて」ということばを、よく耳にしました。地球温暖化の影響は、こんなところにも現れているのでしょうか。

 新聞が届きました。風や雨が強いのに、いつもと同じ時間に。
 中日新聞6月21日夕刊2面に、「ヒートアイランド現象」の特集が組まれていました。環境省のヒートアイランド現象調査対策室長を務め、早稲田大学理工学部教授で建築・都市環境工学が専門の尾島俊雄氏は、紙面でこのように解説しています。(以下要旨を引用)

 「ヒートアイランド現象の最大の原因は冷房とコンピュータの普及にある。」

(引用終わり)
 同じ記事で、防衛大学校地球海洋学科の小林文明助教授は、気象学の観点から指摘します。(以下要旨を引用)

 「都心の局地的集中豪雨が増えているが、その要因としてヒートアイランド現象は無視できなくなっている。」

(引用終わり)

 思い出したのが、4年前の東海豪雨です。
 あのときは、夕方から雨が激しくなり、「足もとから雨が降る」という体験をしました。日中は蒸し暑かったことを覚えています。
 雨上がりに、ボランティアで浸水家屋の後かたづけをしにゆきました。水を吸った畳やタンスの重さが、腕や足腰に響きました。
 名古屋がある濃尾平野は、南に伊勢湾があり、海からの温かく湿った空気が吹き込みやすい、地理的な要因があります。こどもの頃から名古屋の夏は蒸し暑いものと相場が決まっていましたが、ここ数年は空気がじっとりと感じ、つい除湿や冷房に頼ってしまいます。この文章もパソコンを使って書きました。

 ということは、自分自身もヒートアイランド現象の原因を作っている・・・。

 「冷房」と「パソコン」。どちらも現代の生活や社会活動に欠かせないものとなりました。以前の生活に戻そうにも、もうできません。現実的でありません。

 現実的に、建設的にものごとをよりよい方向へ変える努力が、いまの人に求められる共通問題です。それには、「現実」がどこにあるのか。たとえていうなら、自分のいる場所が地図上のどこなのかを知っておく必要があります。それがわからないうちは、「どうせ自分一人が変わったり、動いたりしただけで・・・」なんてうそぶき、現実逃避をしているか、責任をだれかに押しつけているだけです。
 位置がわかったところで、「よい方向」へ歩き出すことができます。冷静に地図を見て、家族に、友達に、仲間に、社会に受け入れられるような動きを起こしましょう。一人だと心細いなら、味方をさがしましょう。自分の意見を持ちましょう。「だれかがやるだろう」ではなく、「自分がやる」。
 「自分たちがやる」だと、もっとすてきかもしれません。

 7ヶ月ほど日記をつけていますが、何本も記事を書き、これまでのべ7千人近い方に「日記帳」を読んでいただいています。書いているうちに身の回りに多くの問題があることがあらためてわかってきました。

【きょうの波模様】
6月21日 雨のち曇り 「べたなぎ」
 誤解がないように。「波模様」とは、自分の心の状態をたとえたものです。
 天気が悪く外出できなかったが、心は落ち着いていた。マリーンズの試合はテレビで見ていたが、野球の話を書くスペースがなくなってしまった。

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2004.06.20

晴天に輝く笑顔

 マリーンズは2軍から昇格した、いきのいい選手が活躍しています。
 投手陣では先日プロ入り初登板・初先発の内投手、野手では今江・西岡両選手が元気よくマリンスタジアムを駆け回ります。きょう6月20日に出場選手の入れ替えがあり、小野晋吾投手が2軍で再調整、かわって神田義英投手が1軍に上がりました。小野投手がつとめていた中継ぎを担うのか、先発を経験させるのかはわかりませんが、数日中には登板機会があるものと思われます。

 (きょうの試合、内・神田両投手と西岡選手に出場機会はなく、今江選手だけ通しで出場しました)

 スコアボードにある旗がちぎれそうなくらい強い風が吹いています。マリーンズ・高木、ホークス・グーリン両投手の先発で試合が始まりました。
 1回表、バルデス選手がタイムリーヒットを打ち、ホークスが1点先制。しかし1回裏、福浦選手が適時2塁打ですぐ同点に返します。
 きょうの千葉マリンスタジアムは、台風の影響かいつにもまして風が強く、両チームとも打球が上がるとだれが取るのかぎりぎりまでわかりません。1回裏、ベニー選手はファーストフライに終わりました。ところがボールははじめサードの方向へ飛び、サードやショートが捕球にゆきました。ボールは風に流され、ファーストミットのなかへ。マウンドのすぐ後まで流れていました。

 この試合はシーソーゲームの様相です。ホークスが点を取ればマリーンズが点を取り返します。
 フランコ選手がいい感じです。ここというときに2塁打やホームランを打ちます。日ざしを浴び、彼の表情がより明るく見えます。

 4回裏、今江選手のバックスクリーンすぐ前へ届く2塁打ではじまったマリーンズの攻撃。サブロー選手がフォアボールを選び、指名打者のスンちゃん(李選手)がライトへスリーランホームラン! ロブソン打撃コーチとともにボールを打つときの姿勢を検討した成果でしょう。まじめな性格のスンちゃん、ホームランが出ても笑顔はみせません。でも、逆転という結果は出ています。
 里崎選手が出塁し、小坂選手が送りバント、堀選手がヒットを打ったところで、グーリン選手が降板。松投手へ交代しました。
 フランコ選手へ打順が回り、ライトへの犠牲フライ。里崎選手が本塁を踏みました。逆風がなければホームランになっていたかも・・・。
 次の福浦選手はフォアボール。松投手は、ボールが外よりに逃げている印象を受けました。ここで倉野投手へ継投しました。ベニー選手がショートゴロとなってこの回の攻撃が終わりました。

 5回表、ホークスの攻撃を簡単に3人で終わらせ、心配などさせるいとまはありません。

 6回表からマリーンズは山崎投手へ交代しました。この回2奪三振と、テンポよく投げます。山崎投手は7回裏途中に川井投手へマウンドを託しました。ひやりとする場面があったものの、相手のミスにも助けられて無失点で切り抜けます。

 7回裏、ホークスは柴田投手をマウンドに送りました。今シーズン4試合目の登板です。フランコ選手と福浦選手を簡単に打ち取り、ナイト投手へ交代しました。ちなみに彼の登録名は"Knight"、「騎士」と同じつづり方です。最初の打者であるベニー選手がフォアボールで出塁し、盗塁を決めました。捕球からすぐ2塁へ送球した城島捕手は思わず悔しがりました。足が遅そうに見えますけど、ベニー選手はこれで今シーズンの4盗塁めを記録しました。今江選手が三振し、得点には結びつきませんでした。

 8回表、城島選手が2塁打、進塁打で3塁に行ったところで藪田投手が登場。ズレータ選手と対戦します。2アウト3塁で試合再開。打球はサードとショートが飛びつく先を転がり、城島選手がホームイン。
 代打の瑞希選手を三振に取り、1点を取られたもののリードは守っています。

 9回表、雅がマウンドに立ちました。最初の打者はことしライオンズからホークスへ移ってきた宮地選手。初球をセカンドゴロに取りました。強い風のことなど関係なく、腕がしっかり振れています。次は井口選手。小坂選手が体勢を崩しながらも捕球、1塁へ送りショートゴロ。川崎選手が打席に立ちます。こんどは無難なショートゴロで試合終了! 高木投手が勝利投手、小林雅英投手がセーブとなりました。9試合目の逆転勝ち。あすから大阪ドームでバファローズと対戦します。

 おそらくあす韓国のスポーツ新聞には、「イ・スンヨプホームラン ロッテ勝利」というような見出しが載ることと思います。

 さて、「笑顔」はだれがみせているのでしょうか。
 選手でしょうか、監督でしょうか、それとも・・・。
 彼らもさることながら、観客がもっともきれいな笑顔をみせているのではないでしょうか。マリンスタジアムはおよそ3万人の観客が集まりました。晴れた日曜日、きょうは父の日でもあります。プロ野球観戦はこどもも、大人にとっても身近で楽しいものです。スーパースターの活躍に歓声を上げるこどもや、ビール片手に監督や解説者の気分になったり、息子と同じ年代の選手が投げて打って走る姿に目を細める大人がいたり。
 この楽しさが、全国各地で見られると、非常にうれしいのですけど。
 試合を見ているときくらい、「ファン不在の不毛な議論」や、「うわさ話」は忘れましょう。
 これからも、楽しい試合を私たちにみせてほしいと、願いながら観戦したいです。

【きょうの波模様】
6月20日 曇り 「べたなぎ」
 きょうはどこへも出かける予定がなく、終日家でのんびりとする。

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2004.06.19

ちょっと時間が空きました

 きょう、もとの予定では大阪出張が入っていました。しかし地元で仕事の予定が入り、サークル活動の予定も同じ日に入っており、体が三つほしいくらいです。仕事が最優先なので、ほかのことは日を改めたり欠席したりしました。

 日中は忙しかったわけですが、いまはのんびりとした時間を過ごしています。この一週間、考えさせられるできごとが多く、頭も体も疲れてしまいました。今夜はゆっくり休みたいです。
 
 話は変わって、カウンセラーとしての第一歩を踏み出した仲間を陰ながら応援します。

【きょうの波模様】
6月19日 曇り 「なぎ」
 就職の一次選考が終わる。予想以上に競争率が高いようだが、次の段階へ進めるように自力は出した。

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2004.06.18

人件費と簡単な計算

(問1)5000×0.2= (問2)1000×0.2=
 この二つの計算を答えてください。

 今夜もバファローズの問題に触れます。マリーンズの観戦記は、きょうとあすはお休みします。(試合をテレビでも観戦できないため)日曜日は、いまのところ書く予定ですが、天気がどうなることか。

 新聞を読んでいて、やるせない気持ちになりました。まるで「1リーグ制」が既定路線のような報道がされているのを、見過ごしてよいのでしょうか。先走った論調は謹んでほしい。個人的な意見ですけど。
もっと、多様な議論があってよいはず。結論を急ぐと、後悔します。

 情けなかったのが、パ・リーグ小池会長の発言です。パ・リーグの現状を悲しく、つらく、情けなく思っているファンのことを、もっと真摯(しんし)に見つめてほしいです。それを、「(今後の見通しについて記者会見で質問され)オーナー会議でそうしろ(1リーグ制について?)といえばそうなるだろう」って。これは一球団の経営危機から始まった話でありますが、プロ野球の存在が庶民からずっと遠い存在になったことをみごとに言い表しているともいえます。

 もうひとつ、不景気のさなかでも高騰し続けた人件費(大半が選手に対して支払われるもの:年俸)を問題にあげます。
 不景気とともに雇用状況が変化し、正規雇用労働者の減少と非正規雇用(派遣労働者・パートタイマー・アルバイト)の増加による実質的な賃金抑制が行われたり、解雇や企業そのものの消滅(たとえば倒産)があったり、多くの労働者は余裕のない生活を強いられています。

 プロ野球の選手は、現役を引退すると一部の有名な人を除いて仕事を見つけるのがむつかしいといわれます。しかし、彼らだけ所得が増加傾向にあるのは、正直いって異常です。
 現役引退後の生活に備えて貯蓄をしたり、家を購入したりするのは納得がゆきます。それでも程度が行き過ぎて、一人の選手が一年に億単位の所得を得たり、高級乗用車を乗り回したりするのは世間の感覚と隔たりがあります。
 そのお金は、いったいどこから捻出されるのでしょうか。大半は野球場の入場料や放映権料といわれます。人気がある球団は、それでいいでしょう。企業努力をしていることは認めます。その成果があって多くの観客を野球場に集め、年間予約席もほとんど売り切り、テレビは地上波で全国中継。
 ところが大半の球団は観客はまばら、テレビも有料の衛星放送。普及しているテレビの地上波や新聞などのマスメディアはほとんど取り上げず、かえってメジャーリーグの日本人選手のほうがよく扱われます。

 数式にたとえれば、
(メジャーリーグの日本人選手)>(パ・リーグの球団)
 こんな力関係でしょうか。

 資本主義・実力主義といえば聞こえはいいのですが、「弱肉強食」であり、「富めるものは富み、貧するものは貧ずる」という二極分化がまかり通ります。ここでも弱い立場にあるパ・リーグやそこに属する関係者やファンは冷や飯を食わされています。
 現状を考えて、選手は契約交渉にのぞんでほしいのです。悔しいけれども、金持ち球団とそうでない球団では同じだけの人件費が払えません。割合に直せばわかりやすいでしょう。たとえば球団の収入のうち2割しか人件費に回せないとします。5000億円の収入がある球団なら1000億円の人件費が充てられますが、1000億円の収入しかない球団で1000億円の人件費はまかなえますか? 答えは200億円です。
 極論すれば、収入のほとんどを年俸にあてろといっているようなものです。

 プロ野球の現状を見ると、一人の選手に対して金がかかりすぎています。新人選手の獲得は事実上自由競争に戻りました。
 公平な新人選手の確保手段と、人件費(契約金や初年度の年俸など)の高騰を抑えるために「ドラフト制度」が設けられました。昔は成績下位球団から指名するやり方でしたが、「逆指名制度:高校生以外の選手が自分の進みたい球団を選べる制度」、「自由枠:一定の制限はかかるが、球団側が好きな選手と自由に契約交渉ができる制度」これらのおかげで「選択会議」はその意味を失いました。表向きはルールがあるようにふるまっていますが、裏ではなにが起きているのか明かされていません。だからこそ、「裏」なのですが。
 昨年秋の「新人選択会議:ドラフト会議」は、ついに抽選が一度も行われないまま終わりました。「職業選択の自由」が憲法で保障されていますが、「プロ野球選手」という職業にはこの会議を経てなれるのであり、細かいところに問題点はありますけど、「フリーエージェント制:一定期間1軍に在籍すればほかのチームへ自発的に移れる権利」を選手・球団とも負担が少ないように直せばすみます。
 有識者のなかからも意見が出ましたが、メジャーリーグには「課徴金制度」があります。これは収入の多い球団が少ない球団のためにお金を出す制度です。これに限らず、日本よりアメリカのほうが「コミッショナー」の力は強大です。日本はコミッショナーやリーグ代表よりも、一部の球団代表者の意見がまかり通るいびつな構造です。

 以前に書いたことを含めて、いいたいことをまとめれば、次の9点になります。

1 球団の「親会社」は、配下の球団を宣伝媒体ととらえず、社会資源と認識する
2 球団は自チームだけを利する考えを捨て、リーグや野球界全体の振興を考える
3 新人選択は「完全ウエーバー制:成績下位チームから順番の指名」に限定する
4 選手はおのおの所属している球団やリーグの現状を理解し、改善の努力をする
5 球団・選手相互で人件費の抑制に努める
6 ファンと球団・選手などとの心理的物理的距離感を縮める
7 引退後の選手を受け入れやすい社会のあり方を、国民全体で考える
8 関係する人や団体は、結論を急がず議論を煮詰めてほしい
9 情報の受け手は、憶測と真実とを判別すること

 「楽しい」プロ野球の試合を見たいのであり、利権争いはごめんです。

【きょうの波模様】
6月18日 曇り時々晴れ 「なぎ」
 実家に妹一家が遊びに来る。ひととき童心に帰れた。

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2004.06.17

料理の煮込みと議論はじっくりと

 パ・リーグのファンにとって、木曜日の夜は思いをめぐらせるときでもあります。
 バファローズの経営問題が、いつのまにか「1リーグ制」という議論になってしまった気がします。
 これに限らず、最近の日本人がやたらと「結論を早くほしがる」ところから、議論がおかしな方向へ進んだり、議論どころか結論が先に決められて、あとから理由づけのために会議を開くというような、こっけいな話があったりします。
 なにかにつけて、大事な話なのにじっくり考えたり、議論を深めたりという時間や労力のかかることをいやがり、たとえるならシチューを家で食べるときに材料を買って家で調理するのではなく、できあがったものを調達するようなことを平気でやっています。

 シチューなら、まだ大きな問題になりませんけど・・・。

 これが社会の仕組みやあり方を変えてしまうような話だとすれば、ものすごく怖いことです。
 冒頭に書いた「バファローズの経営問題」。これはひとつのプロ野球チームの経営状態が悪化し、現状をよい方向に変えるために別の球団(ブルーウエーブ)へ助けを求めたのがはじまりです。それが、どういうわけか問題点がすり替わり、野球界全体を根底から変えてしまうほどの大問題へ発展させてしまいました。
 政治にしても、重要なことがらを主権者である国民に十分な説明をしないまま変えたり、新しくしたりしています。

 二つの問題の共通点は、「多数のファン=国民」を置き去りにし、一部の人だけで勝手に事を運んでいる。ここにあります。「それはおかしい」という声は、実力者たちの耳に届かず、もっと大きな声にかき消されてしまいそうです。

 なぜ、結論を急ぎたがるのでしょうか。
 準備運動をしっかりやらずに運動すれば、体がけがをすることは知っています。
 議論も、それと同じではないでしょうか。準備をしっかりと行い、議論を尽くしてこそ、多くの人に受け入れられる結論が出るはずです。
 じっくり煮込んだシチューはおいしいです。煮詰めて熟成した味は、多くの人を幸せにします。
 じっくり話し合って得られた結論は、多くの人を納得させます。

 料理だって、すべての人に受け入れられるわけではありません。議論もまたしかり。
 しかし結果(できあがった料理)を急ぐあまり、半端な議論でえられた結論(半煮えのシチュー)をもたらされる(食べさせられる)のは、おいしくないし、問題(たとえば食あたり)を起こすかもしれません。

 どうか、結論を急がないでください。
 間違った方向へものごとが動かないように耳目を傾けることを、私たちは求められています。それが、世の中を明るくする力になります。
 社会に対する無関心が、とんでもない結果を招きます。
 私たちは、かしこいはず。私たちも一度立ち止まり、考えて行動すれば、流れは変わります。それは、現状よりよい方向へ。

【きょうの波模様】
6月17日 曇り一時晴れ 「なぎ」
 新しい仕事の採用試験があさってに迫り、だんだん緊張してきた。

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2004.06.16

マリーンズは元気!

 きょうの夕方から夜にかけて、ココログの緊急メンテナンスがあった関係で、記事の投稿が遅くなりました。また、メンテナンスの間はコメントやトラックバックの送信ができなくなっておりました。
 左側に、「お知らせココログ」へのリンクを追加しました。「ココログ」のメンテナンスや障害情報は、このリンク先で発表されます。参考にしていただければ幸いです。「ココログ」のロゴマークをクリックすると、ココログのトップページへリンクしています。

 ファイターズとの3連戦、マリーンズは「あと一本」が出ず連敗しています。だまって負け続けるわけにはゆきません。
 今夜は、初回から打線がつながります。ファイターズ先発の須永投手、マリーンズの内投手に続きプロ初先発です。先頭打者の西岡選手が3塁打を放ち、9人で5得点と試合を決めました。
 同一カード3連敗を完封リレーで免れました。
 この試合は、今江・西岡両選手の活躍が光りました。初回、今江選手はタイムリーヒットを打ち、西岡選手は先頭打者でいきなりの3塁打。ふたりともおととい1軍に合流したばかりです。「元気!」を体全体であらわしています。内投手とともに、2軍でしっかり練習してきた成果が花開きつつあります。

 ヒーローは、先発した渡辺投手でした。マリーンズのユニフォームを着た「キティちゃん人形」をスタンドへ投げ入れるときも、しっかり「下手(したて)投げ」で決めます。
 一日休んで、金曜日からホークスとの3連戦です。

【きょうの波模様】
6月16日 晴れ 「べたなぎ」
 梅雨の中休みが続いている。きょうも暑かった。冷たい飲み物が恋しい。心身とも調子よし。

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【おわび】ココログシステムダウンについて

 日頃、当サイト「しいがるがとんだ!」をご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 6月13日(日曜日)以来連日22時頃から翌日2時頃にかけて、ココログのシステムがダウンする現象が起きています。主として記事の投稿・編集・コメントやトラックバックの設定、アクセス解析で頻発し、状況によってはシステムほぼ全体に波及しているようです。

(当サイトのアクセス解析は、ココログ標準のものであり、詳しいことは、ココログヘルプ:コントロールパネル-アクセス解析 バックナンバーをごらんください)

 システムを借り、ウェブログサイトを開いている、私こと「しいがる」からも、みなさまへおわび申し上げます。

 みなさま経験されていることと存じ上げますが、この時間帯はインターネット利用のピークにあたり、昨今のウェブログ開設者や利用者の急増に、システムが追いつかないものと推測されます。

 この件につきまして、「ココログ」を運営している@niftyから、以下の発表がありました。リンクをクリックすると、「お知らせココログ」の該当する記事へジャンプします。

6/13(日)23:30より深夜時間帯にログインや記事の投稿ができない状態が発生しております。

レスポンス悪化の件お詫び

 2本目の記事に、当面と長期の対策方針が書かれております。(こちらはココログのトップページにも同じ文章が掲載されています)

 しばらくは、ご不便をおかけすることと思います。コメントやトラックバックが重複している場合は、内容を確認のうえまったく同一内容であれば、「最初に投稿されたもの」を残し、あとから投稿されたものを整理します。(削除要請などがあれば、その都度対応します)
 これからも、みなさまに読んでいただけるサイト作りを心がけますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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2004.06.15

プロとプロ、兄と弟

 白いユニフォームの先から、白いボールが投じられた。わずかな時間のあと、ボールは、はじき返された・・・。
 一瞬の、静寂・・・。
 マウンドに立つ投手。表情は、こわばっている・・・。
 彼のもとへ、男が近寄った。マスクを手に持ち、彼に声をかけている。男の肩は、ふるえていた・・・。
 「彼」も、「男」も、打者も野手も観客も・・・。
 球場全体が笑っている!

 「彼」は少年野球の選手、「男」は球審の中村さん。始球式で、打席の小田選手が儀礼で振ったバットがタイミングぴったりにボールを打ってしまったのでした。(やられた!)という表情をしているのは2番打者のSHINJO選手。正式にマウンドへ立つルーキーの緊張が、少しは和らいだことでしょう。

 マリーンズは、ことしのドラフト1巡目である内(うち)投手が先発しました。無名の公立高校出身で、高校時代は甲子園出場経験がありません。

 プロ野球の試合で、ここまで気持ちがよくなったことは久しぶりです。スカパー!で今夜も試合を見ていますが、放送席に彼を応援するメッセージが次々に届いています。

 投球内容は「もうなにもいえません」というくらいすばらしく、ファイターズの選手から次々にアウトを奪います。SHINJO選手へフォアボールを与えたものの、6回の話です。それまで1失点、ヒットを打たれたのは4回に小笠原選手とセギノール選手だけ。小笠原選手が自らの好判断で本塁に帰りました。これはプロの対決、お互い手抜きなしの勝負でした。6回にはエチェバリア選手にホームランを打たれましたが、失投というわけではなく、低めのボールを持ってゆかれました。パワーヒッティングというやつでしょうか。

 結果内投手のプロ初登板は投球回6、奪三振7、被安打6、与四球1、自責点4でした。

 1塁側ダグアウトからは、弟を見守る兄の姿があります。兄に対して弟は帽子の「つば」に手をやったり、頭を下げたり大忙し。

 「兄たち」のバッティングは、今夜も梅雨寒? 兄貴もいいところをみせてほしいです。
 重い雰囲気を変えてくれたのが、「ちょっとだけ兄貴」の西岡選手でした。シングルヒットですが、センターのSHINJO選手がホームへ返球する間に2塁へ進みました。タイムリーヒットです。
 7回裏は、5対0からスンちゃん(李選手)のソロホームラン、西岡選手の2点タイムリーヒット、フランコ選手のタイムリーヒットが出て、5対4まで追い上げました。ファイターズはベニー選手を敬遠し、2アウト満塁にしたところでふたたびスンちゃんと対戦。三振に終わりました。
 試合は負けましたが、いままでのようなふがいなさはなく、最後まで希望を持たせてくれました。同じ負けでも、中身が違います。

 解説を務めた高橋雅裕氏(元マリーンズコーチ)が、SHINJO選手の打撃姿勢をほめていました。「2ストライクになるとバットを短く構える。少年野球の選手の手本になる(要旨)」と。なるほどね・・・。華やかでありながら、こどもの手本になる基本をおろそかにしないとは。頭が下がります。

 プロ野球全体は憶測が飛び交い、選手やファンが置き去りの状態になっています。
 まじめに試合に挑む選手を、ファンは裏切りません。結果はどうであれ、どの選手も手を抜かずに勝負をしていることを、賢明な観客は知っています。そうでなければ、観客席はおよそ2万人も入らないし、有料の衛星放送に加入し、電話料金を払ってまで応援メッセージを送る人なんていません。
 「見せかけの人気」にあぐらをかいているようでは、目や舌の肥えた人を逃します。

☆☆移籍☆☆千葉ロッテマリーンズ 立川隆史選手と、阪神タイガース 平下晃司選手の交換トレードが成立し、相互のチームから発表されました。平下選手の背番号は、立川選手がつけていた24番になることが、マリーンズから発表されています。(立川選手の新背番号は現在情報なし)

(管理人からのお願い)タイガースファンのみなさま、立川選手をよろしくお願いします。彼が起用されて打席に立ったら、「たちかわぁー!」と、大きな声をかけてください。

【きょうの波模様】
6月15日 晴れ 「べたなぎ」
 なぜなのか、きょうはいろいろな人に笑顔を見せていたみたい。なぜなのか、考えることなんてないのだけど。

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2004.06.14

産地直送、鮮度いちばん

 きょう2本目の記事です。
 食べ物の話ではなく、野球の話です。

 マリーンズはきょう、今江・西岡両選手が1軍に上がりました。(佐藤・浜名両選手が抹消)
 選手登録されればすぐ先発起用されるのが、ことしのマリーンズ。彼らもさっそく先発起用されました。記録に表れるような活躍は期待通りにゆきませんが、ふたりともはつらつとしたプレーをみせました。
 こうして2軍から呼ばれてすぐに起用されれば、呼ばれた選手はやりがいがあるでしょうし、1軍の選手は自分の座がいつ奪われるか安閑としていられないでしょうし、2軍の選手も上へ上がる気力を持って練習や2軍の試合に臨めるはずです。

 今江選手は3塁の守備につきました。鋭いゴロがファウルとなって飛んできました。彼は審判の判定よりも体が先に動き、判定が出たときはすでに1塁へボールを投げていました。
 経験を重ねてくれば、ボールの飛び方や審判の判定でボールを追わないところでしょうけど、若さがあります。その負けん気があれば安心です。

 9回表、1点ビハインドの場面で雅が登板しました。先頭のエチェバリア選手にデッドボールを与えましたが、直後の木元選手を4堀→6小坂→3福浦のダブルプレーに取りました。(1塁走者は石本選手に交代)ひやりとする展開を無事に切り抜けてくれます。エチェバリア選手の具合も、知るところでは大事に至らなかったようです。

 試合は負けてしまいました。あす勝ちましょう。「あと一本」が出れば勝てます。

【きょうの波模様】
6月14日 晴れ 「べたなぎ」
 朝刊の配達がないとリズムが狂う。とはいえ、新聞屋さんも休みがなければ。コンビニへスポーツ新聞を買いに行った。

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情報と準備の不足は皆を惑わす

 「寝耳に水」のバファローズ・ブルーウエーブ合併問題ですが、当事者レベルでもそれに近い状態です。
 一日経過してあらゆる事実がわかってきました。(以下参考:6月14日付中日スポーツ特別即売版B版)
 13日の日中、バファローズ首脳の記者会見がありました。簡単にいえば、「これから話を進める」とのことです。
 親会社である近畿日本鉄道の経営状態は大変苦しく、本業の鉄道は一部路線を売却し、野球以外の文化事業も規模を縮小しています。そのなかで「聖域を設けない」というねらいは、公共の利益につながる鉄道業としてはもっともな言い分です。野球を助けるあまり本業の鉄道の経営が危機に陥っては本末転倒です。

 それはそれとして・・・。
 先の記者会見でバファローズの山口社長は、「(報道先行に)大変迷惑している」との発言をされたようです。なるほど、昨今の報道の先走りぶりは目に余るものがあり、ゆゆしい問題です。
 ところが、球団合併という話を、ペナントレース開催中いきなり持ち出す方もどうかしていると、一プロ野球ファンとしては疑問に思います。来年の日程編成や、協約や法規上の手続きなど、様々な問題を解決するには時間的猶予がないことはわかります。
 バファローズの梨田監督は試合後に社長から説明を受け、ブルーウエーブ伊原監督は球団からの説明は求めていないそうです。(ブルーウエーブの小泉社長は、14日に説明の予定)

 「トップダウン(上意下達:じょういかたつ)」という経営のやり方があります。社長なり経営陣が従業員に対して指示を出し動かすやり方ですが、経営陣が従業員から信頼を得られなければ、企業が企業で成り立たなくなる危険もはらんでいます。いまのバファローズは、それにきわめて近いでしょう。
 選手でさえ今回の話をファンと同じ時期に知ったようです。準備もなにもなく、話だけが一人歩きしてしまっている現状をひとまず止めて、時間はかかってもまず「従業員」である監督・チームスタッフ・選手など直接かかわる人と話をつけ、ファンに対して「合意は取り付けてある」という発表をすべきです。
 人がもっともいらだつ状況は、「情報がほしいときに情報がない」ときといわれます。「報道先行」は、「情報を望んでいる」人が多いことの裏返しではないでしょうか。ミスリードやささいなことも大げさに報じるやり方は排除して、事実をありのまま、情報の持ち主はあらわしてほしいものです。

 この問題が表ざたになって、「従業員」やファンのなかには明らかに不快感を抱いた人がいます。従業員の士気が下がり、ファンが球場へ出かけなくなれば、経営はより深刻な状態へ陥るでしょう。
 すぐできる対策としては、選手とファンの交流を深めることです。きのうライオンズの西口投手は、試合開始前のスタンドでファンとの記念撮影に応じていました。マリーンズでは、主催試合開始前にフェンスの下(一部の内野フェンスが上下する)からサイン色紙を受け取り、ボビーや選手がサインをしています。
 いまからでも遅くありません。セ・リーグがタイガースなら、パ・リーグはバファローズがある。大阪にバファローズありといわせるものを見せてほしい。
 「選手とファンの心理的距離感」が人気に比例します。物理的距離とともに、心理的距離を縮め、一企業の持ち物から市民のものへ発展させてほしいです。
 それがチーム数減という結果につながっても、「市民の球団」が手に入るなら、ファン、すなわち市民は納得するでしょう。
 これは、「1リーグ構想」とは切り離して考えてゆきたいです。プロ野球は、ファンの人気が経営と密接にかかわります。「経営に有利」とばかりに有名球団におもねるやり方では、かえってファン離れにつながります。
 なぜホークスの主催試合は観客が多く入るのでしょうか。どうしてマリーンズの試合は熱心なファンがついているのでしょうか。
 どちらも昔は人気があまりないチームでした。人気上昇の過程に、経営改善の鍵が隠されています。

 (マリーンズ対ファイターズ戦の記事は、2本目に書きます)

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2004.06.13

西武ドームに思う

 きょう2本目の記事です。
 1979年に開業した西武ライオンズ球場(いまの西武ドーム)が、通算入場者数4000万人を達成したそうです。私もそのうちのひとりです。
 こどもの頃は、「野球場」という印象をあらためさせるくらいの斬新(ざんしん)さを持ったところでした。緑の人工芝と、伸び上がるような曲線を描きながら立つスコアボード、要さいのようにそびえるバックネット裏の管理施設、そしてグラウンドレベルからそのままそこへ上がれるビクトリーロード。
 周囲の地形と一体になり、緑の中に立つ球場として数多くの試合を見守っています。
 数年前に「笠」をかぶり、ドーム球場の仲間入りをしましたが、あとからできた球場が軒並み広いグラウンドを持つようになり、西武ドームのグラウンドは、いまではパ・リーグ本拠地球場のうちで狭い方に属します。

 ひとり記憶に残るライオンズの選手をあげてみなさいといわれれば、迷わず清原和博選手(現ジャイアンツ在籍中)をあげます。
 日本シリーズのとき流した涙、失礼ながら「番長」なんて異名のつく前、ここで何本のヒットを打ったことでしょう。どれだけファンの期待に応えたことでしょう。彼はいまジャイアンツの選手ですけど、スタープレーヤーを育てた地は、ここにもあることでしょう。

 忘れてはいけない、マスコットキャラクターの「レオ」と「ライナ」。
 「レオ」は、西武ライオンズの歴史そのものです。「彼」も、もう25歳。同い年のプロ野球選手も増えました。デザインは故 手塚治虫氏のはずでは・・・。四半世紀も同じマスコットキャラクターを使っているチームは、日本ではほかになかったはずです。

 これからも、日本プロ野球が「ファンに支持される」方向へ発展しますように。

 あ、試合ですか。マリーンズ負けました。ハワイアンパンチだけでした。はぁ・・・。
 やっと千葉へ帰れます。地元にファイターズとホークスを迎えます。

【きょうの波模様】
6月13日 晴れ 「べたなぎ」
 かぜが治ったみたい。若干鼻声の感じは残るが、体の痛みやだるさは消えた。

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どうするのか、バファローズよ

 朝起きてびっくり。日経1面に「近鉄球団 オリックスに譲渡交渉 球界再編の可能性」という大きな見出しが出ていました。時事通信も同様の記事を配信しています。
 大要は次のとおりです。
(参考:6月13日付日本経済新聞スポーツ2面:名古屋14版37面)
1 球団譲渡は前年11月30日までに実行委員会とオーナー会議の承認が必要
2 次回の実行委員会は(6月)21日、オーナー会議は7月7日開催
3 オーナー会議での賛成議決は出席者の4分の3以上の賛成が必要
4 賛成議決がえられれば、今シーズン終了後譲渡の構え
5 プロ野球協約で同一企業が複数の球団の保有を禁じているので、譲渡は合併、チーム数減?

 以上が議決までの流れです。ここまでの経緯を簡単に振り返ります。(引用:同紙1面)

 近鉄(引用者注:近畿日本鉄道)は、2000年3月期から4期連続で連結最終赤字(決算) に陥り、(04年3月期は黒字)( 親会社・子会社のような支配従属関係にある企業集団:ここでは近畿日本鉄道と近鉄球団 を単一組織体とみなした連結財務諸表を作成するために行う決算。関連会社についても配慮される。証券取引法により、一定の企業集団に対して要求される。 出典:Yahoo!辞書 大辞泉 提供:JapanKnowledge 一部改変 )02年3月期には無配に転落(引用者注:株主に対して利益である配当金が分配できなかったこと)するなど経営不振が続いていた。
(引用終わり)

 すなわち、親会社の経営不振による負のリストラ策というわけです。過去にも球団そのものや、球団名の売却などを模索しては準備不足で策を講じることができず、かといって決め手になりそうな案もほかに見つからないようです。

 仮に記事のとおり球団売却が実現したとします。
 大要5のとおり、同一企業複数球団保有禁止のルールがあるため、パ・リーグは6球団でなくなる恐れが非常に増します。プロ野球の球団を新たに作ることは、資金や人など多くのコストが必要で、現代ではとうてい実現しないといってよいかもしれません。
 これで現実味を帯びてくるのが、ある球団のオーナーがしきりに提唱する「1リーグ構想」です。現在のセ・パ・両リーグ12球団が、1リーグ11球団としてリーグ戦を行うものですが、構想自体ファンのことなど考えていないものだと私は思います。よくいえばビジネスライク、簡単にいえば「ジャイアンツ偏重への加速」。
 悪い方向に、プロ野球が進みませんように・・・。
 

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2004.06.12

一転きょうは打撃戦

 きょうとあす、ライオンズ対マリーンズ戦は昼間の開催です。
 きのう投手戦をものにできなかったマリーンズ、きょうは打撃陣が引っ張りました。
 1回裏にソロホームラン2発を浴びましたが、マリーンズの失点はこれだけ。
 ハワイアンパンチほか効果的な得点ができて、きょうはいただきました。
 事情により、断片的な書き方で申し訳ありません。とにかく、きょうは勝ちました。あすにつなげましょう。
【きょうの波模様】
6月12日 曇り 「なぎ」
 散髪に出かけた。髪をすっきりさせたところで、体の不調もすっきりさせたい。

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2004.06.11

制しきれなかった投手戦

 きょうからマリーンズは西武ドームでライオンズとの3連戦です。初戦は締まった投手戦となりました。
 「投手戦」と「貧打戦」はよく似ていますけど、中身はまるで違います。この試合はライオンズの許(しゅう)、マリーンズの小林宏之両投手がよく投げました。両チームの打撃陣はともに相手投手を攻めきれず、犠牲フライをものにしたマリーンズが1点あげただけです。
 9回裏、雅が打たれてしまい、宏之の勝ち、許の負け、両投手の責任が一瞬で消えました。いかにも投手のできが試合を左右するということでしょうか。
 投手戦。1点の重みというものを、両チームとも感じたことでしょう。このカード、今夜も延長戦に入りました。
 この試合は、ライオンズがものにしました。今夜のことは忘れましょう。

【きょうの波模様】
6月11日 雨 「なぎ」
 おかげさまでかぜの症状は治まりつつあります。しかし、まだ体が動かず、きょうも安静にしています。今夜も早寝します。

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2004.06.10

「かぜ」にご用心

 不覚にも、「かぜ」をひいてしまいました。きょう一日家で安静にしていました。
 今夜のプロ野球は木曜日ということもあり、セ・リーグの1試合だけしか予定されていないので、マリーンズの試合もありません。あすからは西武ドームでライオンズと対戦します。
 きょうも早寝します。みなさまも、「かぜ」には用心してください。

【きょうの波模様】
6月10日 曇り 「なぎ」
 きのうと同じく、体の調子は悪いが、心の調子はほどほどによい。

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2004.06.09

ミスターマリーンズに乾杯

 思いがけなく体調を崩してしまいました。熱は平熱ですけど、のどが痛くてせきも出ます。そこで今夜は簡単に・・・。

 小坂くんがゴロをしっかり打てたら、ヒットになるんです。出塁率が上がれば(たくさんヒットを打ったり、フォアボールを選んだりすれば)、ふたたび1番打者になれます。
 5回表の猛攻は、みんながしっかり強いゴロを野手のいないところへとばした結果です。
こういう試合を見たかった。よかった。今夜は「ミスターマリーンズ」初芝清選手にみんなが勝利をプレゼントしました。だれがどこへヒットを打ったのか、よく覚えていません。

☆☆記録☆☆2回表、千葉ロッテマリーンズ 初芝清選手が1500本安打を記録しました。おめでとうございます。

【きょうの波模様】
6月9日 曇り時々晴れ 「多少の波」
 かぜをひいたみたい。心は好調だが、体が不調。

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2004.06.08

静かな夜

 たまには、こんな夜もいいものです。
 今夜は神戸でのブルーウエーブ対マリーンズの試合が雨で流れ、テレビを消して静かに過ごしました。
 最近いい意味であわただしい日々が続いたので、ゆっくりとした時間が過ごせてよかったと感じています。
 ここしばらくの記事を読み返していると、思いがけなく長文になった日が多いと気がつきました。試合の記事は、たいていテレビ中継を見ながら書いているので、あれもこれもと書いているうちに長くなるようです。試合終了直後に公開できるのは、このためです。
 あすは梅雨の晴れ間が期待できそうです。

【きょうの波模様】
6月8日 曇り一時雨 「なぎ」
 人材派遣会社からやっと単発の仕事で引き合いが来た。ほかの仕事候補とのかねあいから、少し返事を待ってもらうことにした。

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2004.06.07

計算間違い

 梅雨入りしましたが、神戸の空は高いですね。
 湿り気を帯びて、グラウンドの芝が心なしかつややかに見えます。

 プロ野球のチームはマリーンズのファンですが、球場に関してはヤフーがいいですね。まだグリーンスタジアム神戸(ネーミングライツ:施設へ企業名などを命名できる権利を購入するという概念、これが導入される前)と呼んでいたころ、ここで観戦したことがあります。天然芝の目がきれいで、手入れがよく行き届いており、公園のなかにあるので緑はきれいだし、地下鉄の駅に近いし。(三宮からは遠いけど)
 地理的条件はともかく、マリンスタジアムも天然芝になってほしい・・・。スライディングがやりやすそうです。人工芝だと、へたをすればやけどしてしまうから。

 今夜の試合は、ブルーウエーブ三輪選手のスリーバントスクイズが効きました。マリーンズ先発の清水直行投手は決して調子が悪くありません。打線もいいところまではいくのですが、1点しかあげられません。

 ブルーウエーブの打線は、直のわずかなコントロールミスを見逃しません。谷選手のホームランにしても、三輪選手のスクイズにしても、ほんとうに微妙なところでの効果でした。あなどれません。投げるほうも打つほうも、駆け引きを繰り広げます。ところが、計算間違いもあります。
 6回裏、1アウトで1塁に竜太郎選手がいます。打席はさきほどスクイズを決めた三輪選手。サインプレーでしょう。エンドランを仕掛けてきました。ねらいはよいのですが、直の警戒があり、打ちそこない。2塁へ進んだ竜太郎選手が3塁へ進もうとしましたが、ボールが2塁へ転送され、戻りきれずタッチアウト。伊原監督が渋い表情を見せました。

 対するブルーウエーブ先発の川越投手は、徐々に調子を上げます。7回までに10奪三振。つながっているようで、マリーンズ打線はうまく機能しません。
 直も4回に失点した以外はきちんと抑えています。7回裏、斉藤選手の当たりがライト前ヒット。3塁から平野選手が駆けてくる。ライトのサブロー選手がイチロー選手のレーザービームみたいな返球。本塁タッチアウト! よくやった。
 と、上の段落を入力していたところでブラウン選手がライトへ大きなホームラン・・・。気が抜けましたか・・・。谷選手にヒットを打たれたところで降板です。これこそ、計算間違いです・・・。

 あしたこそ、出直しです。心配なのは天気だけではありません。

【きょうの波模様】
6月7日 曇り時々晴れ 「なぎ」
 体がだるかった。バイオリズムを調べたら、身体のリズムがマイナスからプラスに転じる注意日。なるほど・・・。体は正直。

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2004.06.06

友達が来た

 きょう、関東地方まで梅雨入りしたようです。このあいまいな表現、きっちりしてほしいところですけど、公式発表がこうあらわしているのだからしかたがないですね。
 この雨でマリーンズ対バファローズの試合は中止。あす以降のブルーウエーブ戦も神戸・ヤフーでの試合なのでやれるかどうか・・・。

 野球が中止になり、午睡していたら友達が思いがけなく家を訪ねてきました。呼び鈴が鳴ったとき、最初は速達が来たのかと思いました。
 速達よりも、もっとうれしい気持ちでした。友達の顔を見たとき・・・。

 相も変わらず「男のひとり暮らし」なので、近所の喫茶店へ行き、素直に「訪ねてきてくれてうれしい」と彼に伝えました。
 彼とは高校時代から交友があり、かけがえのない友達のひとりです。ともに野球好きなので、野球の話で盛り上がり、車の話に花が咲き、あっという間に2時間ほど話しました。

 なにがうれしいか。
 こうしてわざわざ家まで訪ねてくれる友達を持てたことです。それは、人間として私を認めていただいているという証であるからです。

 それがほんとうにうれしいのです。
 人間としてより成長してゆきたいという、やる気を彼からもらいました。同時に、人間として恥じるべきことをしてはならないと、あらためて決意しました。

 「お友達のみなさんへ」ありがとう。

【きょうの波模様】
6月6日 雨のち曇り 「べたなぎ」
 ということで、きょうも絶好調。天気は曇りでも、心は快晴!

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2004.06.05

根比べ

 きょうの試合は、大阪からバファローズのマスコットキャラクター、「バフィー」がマリンスタジアムへ遊びに来ていました。バファローズのビジター応援デー※です。マリーンズのカモメたち、「マーくん(いちばん大きくてユニフォームを着たメインキャラクター)」、「リーンちゃん(サンバイザーをかぶった女の子)」、「ズーちゃん(帽子のつばを後にしてかぶった男の子)」と比べて、意外に小柄で、顔の小さいことに気がつきました。
※パ・リーグ各チームの公式ファンクラブでは、ふだんから会員が他球場のビジターゲーム(入会しているチームが出場する試合に限る)を観戦するときに一部座席の入場料を割り引いています。ビジター応援デーは、来場ポイント記録が本拠地球場と同じようについたり、スペシャルプレゼントがもらえたりするなど、遠距離に住むファンの楽しみになっています。(マリーンズの例)

 試合はマリーンズ・ミンチー(ネイト)、バファローズ・岩隈の両投手が先発です。
 ネイトは、ゆったりとしたフォームで、いつものように打たせて取ります。2回表、タイムリーヒットを打たれた直後、けん制悪送球で自身にエラーがつき、やけにならないか心配しました。しかし、ここは落ち着きを取り戻し1失点に止めました。

 岩隈投手は、試合が始まる前の防御率が2.01。「分業制」が当たり前のようになった現代プロ野球において、珍しくなった「先発完投型」の投手です。彼は開幕からここまで負け投手になったことがありません。彼の投球動作は、「ため」のところで左足をぶらつかせる独特の流れがあります。打者はここでタイミングをあわせにくくなり、打ちそこねてしまうようです。コントロールはいまひとつの感がありますが、打者の近くでぐいっとのびる球威が、不足分を補っているようです。ボールを手放してからも左足がきちんと踏ん張り、下半身が安定しているので、ボールを手放す瞬間の微調整しだいでコントロールは改善できると見ました。

 2回裏、2アウトからつきも味方するヒットで満塁のチャンスをマリーンズが迎えました。打席は小坂選手。岩隈投手は制球に苦しみます。次の瞬間、彼は振り向き2塁けん制。すきをつかれた2塁走者のサブロー選手が滑り込むが戻れず、タッチアウト・・・。彼を立ち直らせてしまいました。ボビーはこれを見てダグアウトの奥に下がりました。おそらく怒りが出たのでしょう。

 ネイトは自分のペースを崩しません。ゆったりと大きなフォームでバファローズ打線に対しています。
 中盤に入り、4回表きわどい球をフォアボールと判断されましたが、直後に4浜名→6小坂→3李と併殺が完成。きのうの試合で決勝犠牲フライを打った浜名選手が守備でもいきいき動きます。次の打者はスンちゃん(李選手)がフェンス間際でファウルボールを取りました。彼も元気です。
 スンちゃんは、2軍暮らしの間で精神面をきたえられたという話を、試合前記者にしたそうです。もとから彼が秘めていた「ハングリー精神」を呼び覚ましてくれたのでしょう。

 4回裏、フランコ選手が幸運な2塁打を打ち、打席は橋本捕手。岩隈投手の低めに来たスライダーをしっかり振り抜き、ライトスタンドへ入るホームランで逆転。徐々に調子がよくなるネイトの特性から、この一発は効きます。

 昨夜の試合でも「判断ミス」がそれぞれのチームにありました。きょうの試合でも両チームに判断ミスがありました。5回表は、せっかく逆転したところをフランコ選手がファウルになりそうな打球をつかまえてしまい、打者を出塁させ、結果中村選手のタイムリーヒットで同点に追いつかれてしまいました。ここもネイトが気持ちをきらさなかったおかげで、同点止まりに抑えました。

 6回裏、ハワイアンパンチさく裂! ベニー選手がバックスクリーンすぐ左へホームラン。1点勝ち越します。スンちゃんは岩隈投手に対して粘り、きわどい球をファウルでカットしながら10球以上投げさせています。11球目を選び、フォアボールとしました。スンちゃん、ボールをよく選びます。橋本捕手が併殺に倒れて、この回は1点止まり。

 「この人のために入場料を払いたい」小坂選手が好守を見せます。7回表、大西選手が放った打球が彼の横を抜けようとしました。小さな体をいっぱいに伸ばして飛びつき、すぐ起きあがって一塁転送、アウトにしました。ナイスプレー!

 ネイト・岩隈の根比べが続きます。8回表、中村選手がセンターの奥深くへホームラン。またしても同点、きょうもシーソーゲームです。先にマウンドを降りたのはネイトでした。

 9回表、同点の場面でボビーは勝負に出ました。小林雅英投手をマウンドに送りました。コールがあった瞬間、場内の観客がどよめきました。どのような感情が、その声を発したのでしょう。種々交錯する思いが、マリンスタジアムに反響します。
 投球練習のあと、高須選手(代打)はバットを折る凡打に抑えました。大西選手をアウトに取り、お見事。9回裏、マリーンズは無得点で延長戦に入ります。
 10回表、雅対ノリが見られました。低めのボールがきまり、ノリは空振り三振でチェンジ。男の勝負です。
 10回裏、岩隈投手も交代します。バファローズ2人目は吉田投手です。これで先発の両投手は責任投手※となりません。小坂選手の代打、堀選手が登場しました。しかしセカンドゴロ。この回も決め手が出ません。
※勝ち投手や負け投手のこと。
 11回表、小林雅英投手から川井投手へ交代しました。守備陣を整理すると、1川井 2橋本 3李 4堀 5初芝 6浜名 7ベニー 8大塚 9サブローです。川井投手は礒部選手にヒット、北川投手をストレートのフォアボールとノーアウト1・2塁にしたところで降板、藪田投手が救援に出ました。きょうも総力戦です。森谷選手は送りバントを試みましたがキャッチャーファウルフライ。阿部真宏選手はセカンドゴロで走者それぞれ進塁し2・3塁。高須選手と対戦します。レフトへボールがのびる・・・。その先には・・・。ベニー選手がグラブを構えていました。ピンチをしのぎます。
 11回裏、バファローズは福盛投手へマウンドを託します。マリーンズは途中守備から出場の初芝選手から攻撃が始まります。初球をきれいにライト前ヒット。ベニー選手に対して福盛投手は腰が引けている印象です。ストライクが入りません。ストレートのフォアボールです。打席にスンちゃんを迎えます。初球をきっちり送りバント。これで1アウト2・3塁です。橋本捕手は敬遠され、満塁。サブロー選手が打席に入ります。お膳立ては整いました。初球内角低めゆるいボール、2球目同じようなコースへボール、3球目空振り、4球目センターへ犠牲フライ! 今季3度目のサヨナラ勝ちです。
 よく粘った。よく戦った。4連勝だ。お疲れさま! チームがつながった、心がつながった。打線がつながった。継投もできた。流れに乗った。根比べに勝った。よし。

【きょうの波模様】
6月5日 快晴 「べたなぎ」
 この晴れ間を大切にしたい。梅雨空は、ただでさえゆううつにさせられそうだから。

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2004.06.04

スンちゃん帰る

 夕暮れとカクテル光線の下、スンちゃんことマリーンズの李選手が帰ってきました。出場選手登録が本日付であり、さっそく今夜の試合に指名打者で出場しました。
 久しぶりに東京湾の風を受け、スンちゃんはすがすがしい面持ちです。マリーンズファンも、韓国の方々も、待ちに待ったこの日が来ました。
 彼の祖国である韓国からスポーツ紙を中心にたくさんの記者が日本へ来ています。帯同取材ということで、2軍暮らしの間記者のみなさんもスンちゃんとともにロッテ浦和球場(さいたま市)で仕事をされていたそうです。
 彼の第1打席は2回裏、バファローズ先発川尻投手のボールをおしりに受け出塁。サブロー選手のタイムリーヒットでホームへ返り、先制点を記録しました。
 第2打席は3回裏、ライトへのヒット。井上選手がホームに返り、スンちゃんに打点がつきました。

 韓国球界では経験したことがない2軍暮らし。だれより不安だったのは、本人でしょう。期待されればされるほど、心の余裕がなくなってしまうでしょう。想像するしかありませんが、相当な重圧のなか、彼は苦しみ、ナイトゲームで多くのファンの前に出たいという気持ちに押しつぶされそうになったと思います。

 試合内容ですが、マリーンズの走塁ミス、バファローズの拙守が目立ちました。お互いいえること、状況判断が甘いです。
 シーソーゲームの総力戦。8回裏小坂選手の代打浜名選手がレフトへ大きな犠牲フライを打って1点勝ち越し。この時点で控えの野手は里崎選手だけ。次の打者である大塚選手は、失策やバント失敗という大きなミスを取り返す大きなホームランを左中間へ放ちました。連敗中になかった粘りが、ここに来てみられるようになりました。結果小林雅英投手が本領を発揮し、チームは3連勝。ひやひやしながらも、最後はほっとしました。

☆☆記録☆☆ 6回表、大阪近鉄バファローズ 中村紀洋選手が通算300号本塁打を達成しました。おめでとうございます。

【きょうの波模様】
6月4日 晴れ 「べたなぎ」
 おかげさまでアクセス解析開始から通算5000アクセスを記録しました。これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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2004.06.03

枯れかかった木

 心の寒さを感じずにいられないニュースをよく見聞きします。
 4月には、イラク人質事件に関して「弱いものいじめの国・日本」というタイトルで記事を書きました。そこでも書いたことを繰り返します。

 「まるではやりもののように人をいじめてしまう危険な世の中です。思考を少しでも働かせることができれば、こんなおろかなことができるはずがありません。」

 さらに理解を深めるために、「いじめと『無価値感』」も読んでいただければ幸いです。

 小学生が被害者と加害者になった殺人事件にしかり、高校野球で甲子園にも出場したことがある学校のことでもしかり、興味本位でしか物事を見ることのできない人には、ほんとうにうんざりさせられます。
 物事を木にたとえれば、「本質」が幹であり、それ以外は枝葉(えだは)です。「枝葉末節(しようまっせつ)」ということばのとおり、本質を見ずに枝葉ばかりこだわっていては、物事はよい方向に進みません。

 いま、この世の中は枯れかかった木のようです。この木をよみがえらせるにはどうしたらいいでしょうか。
 私なら、まず木に対して水と肥料を与えます。
 良質な水と肥料を木に与えれば、その木はよみがえります。何年も咲かなかった花が咲くでしょう。その花をめでながら、木のもとで宴(うたげ)を開くでしょう。

 「良質な水と肥料」は、いったいどこにあるでしょう。
 それは、みんなの心にあります。
 枝葉にしかこだわれないのも、みんなの心のなかにあるひとつのパターンです。それはカードの表と裏のように、一体になっています。
 暗くてじめじめした世の中から、明るくてさわやかな世の中に変えるには、みんなの心にあるカードの裏を表にひっくり返すことが求められます。

 古代の人は、火や刃物など、さまざまなものごとを獲得しました。
 これらは、上手に使えば料理が作れたり、衣服を作れたりするなど、多くの恩恵をもたらします。しかし使い方を間違えれば、命を奪う恐ろしい魔物になってしまいます。

 現代の人は、インターネットという、それこそ火や刃物の獲得と同じくらい人類史に残る大きなものを獲得しました。

 古代の人が火や刃物の使い方にとまどったように、現代の人はインターネットの使い方にとまどっているのではないでしょうか。
 上に書いた文章を現代に変えてみます。

 現代の人は、インターネットというものを獲得しました。
 これは、上手に使えば自ら情報の送り手となったり、世界中の情報をその場で瞬時にとらえることができたりするなど、多くの恩恵をもたらします。しかし使い方を間違えれば、命を奪う恐ろしい魔物になってしまいます。

 すんなり変えることができました。
 火や刃物の使い方と同様に、インターネットの使い方、情報との接し方をみんなが学び、体験し、よりよいものに変えていくことが急がれます。
 情報はすべてが真実ではない。かといって、すべてがうそでもない。それを見極めることが、現代を生きる人に共通の課題です。
 こうして、私も情報を発信する人間ですが、発信するからには、できうるかぎりその情報は真実に近づけることが求められます。もちろん、完全な真実というものは存在しえないでしょう。真実でないことを、あたかも真実のように見せかける、それはやってはいけないことです。人の道に反します。

 人にしてもらってうれしいことは、他の人にもしてあげましょう。いやだと感じたことは、他の人にしないように気をつけましょう。

 基本は、ごく簡単なこと。自分の身に置き換えて考えれば、答えはすぐ見つかります。

【きょうの波模様】
6月3日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 さわやかな一日。あまりのすがすがしい天気にウォーキングを楽しむ気になった。ふだん自転車や車を使うところへ歩いて出かけてみたら、心地よい疲れを感じた。

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2004.06.02

パンチの代償

 きのうの続きです。きょうの試合のことも書きたいけど、心理面からきのうの試合を振り返っておきたくて・・・。(追記)ジョニーの記事は、本文後半に書きました。
 杉内投手が自滅したという内容の記事を書きましたが、ダグアウトで相当荒れたようです。結果が両手の骨折とは・・・。そこまで知らずにきのうの記事にタイトルを付けましたが、なんともったいないことをしたのでしょう。

 先発ローテーションに入っている投手がひとり抜けてしまうのは、チームにとってどんなに重圧がかかるのか、彼は知っているはず。それなのに、いっときの感情を適切に表現することができませんでした。新聞報道によれば、城島捕手が「利き手はやめろ!」と叫んだそうです。その声は、彼に届きませんでした。
 人間だから、怒りという感情に支配されて、のみこまれることがあるでしょう。しかし、自分に寄せられている期待や役割、チームから離脱したときに与えるホークス全体へのダメージの大きさ・・・。それに気づき、ちょっとだけ自分の感情に向き合えたなら、こんなに大きな代償を払わなくても、彼はすんだはずです。

 プロ野球選手であるから、ふがいない結果に終われば(今回はこぶしでベンチを殴るというやり方で)自分を罰したくなるでしょう。
 でも、やり方がまずかった。投手にとって利き手は「商売道具」。取り替えがきくものでありません。なのに、彼は自分の手を痛め、自分をそこまで罰することで、周りから許しを得たかったのだと思います。マリーンズ打線に負けたのではなく、自分に負けてしまったのです。
 「復しゅうのエネルギー」は、彼のこぶしを固め、自らの骨を、心身をも痛め、チームから離脱する道を選び、それによってまわりを悲しませ、失点や負け試合以上の痛手をチームやファンに与えるという形で表現してしまいました。

 「彼にとって許してほしかった人」の受け止め方は深刻でした。王監督は、報道記者に対してこう話したそうです。「悔しさはだれにでもあるが、やってはいけないことだ」。
 これは、ホークスのチーム関係者、ファン共通の悲鳴です。

 「杉内ショック」から一日。今夜は北九州で試合が行われました。
 ホークスは、やはり傷心を抱いてグラウンドに立っています。対してマリーンズは流れに乗り、先発のジョニーに、今夜は大量得点のプレゼント。2試合連続打者一巡の猛攻を見せました。
 そのジョニー、全盛期の球威はありません。投球数が多く(4回で100球オーバー)、コースも定まりません。打たせて取る内容でピンチを乗り切り、責任投球回数(先発投手が勝利投手の権利を得るため最低限投げなければならないイニング数。通常5回)を投げきってあとを小野投手に託しました。
 ジョニーはいいました。「通過点」。そう。これが到達点ではありません。頂(いただき)は、まだ上にあります。

(追記)ジョニー復帰後初先発の記事は、こちらで読めます。

【きょうの波模様】
6月2日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 きょうは2年前にこの世を去った飼い猫(実家)の命日。ペット霊園に墓があり、生前好きだったかつお節を供えた。

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2004.06.01

杉内投手自滅の伏線

 今夜もマリーンズは福岡ドームでホークスと対戦しました。
 ホークスの先発、杉内投手は2回表、この回だけで打者一巡の6失点を喫して降板しました。私は、1回表の投球から彼の調子がおかしいと見ていました。

 けん制球がきちんと投げられないのです。
 反則になるような内容ではありません。規則どおりに投じていますが、一塁手が捕球の際動かなければならないボールです。走者に盗塁をさせないための動作ですから、一塁手のいる場所、一塁へきちんと投じてこそのけん制球なのです。受ける相手を動かしたり、受け損ねてしまうような(結果走者は動かず)けん制球は、「不安でいっぱいです」とグラウンドの両チームに訴えているようなものです。味方は心配し、相手はつけいるすきを見極めようとします。打者への投球も荒れ気味です。

 予想は的中。2回表の大量失点(マリーンズにとって大収穫)につながりました。デッドボール・フォアボール(その前にヒット)があり、満塁から福浦選手のホームランが飛びだし、レフトスタンドのマリーンズファンは大喜び。

 試合全体を見ても、のびのびマリーンズの選手が動いています。「おれたちは弱くない!」と、盛んにアピールしています。応援していて、やりがいがあります。先発の小林宏之投手も、野手の各選手も、その場で求められる役割を認識しています。自分が何をすべきかがわかっているから、体が自然に動きます。結果もそれについてきます。福岡ドームおなじみの、ホークスファンの大きな声援も、マリーンズの選手にとってきょうは小さなささやき声。余裕の試合運びです。

 9回表、最後まで先発選手においてヒットが出ていなかったフランコ選手がライトへホームランを放ち、これで先発選手全員安打・先発全員得点です。

☆☆記録☆☆3回裏、福岡ダイエーホークス 城島健司捕手がプロ入り通算1000本安打を達成しました。10年目、939試合での達成です。新人からのスピード記録で、捕手としてはプロ野球タイ記録だそうです。おめでとうございます。

 あす、マリーンズの予告先発はジョニーです。彼にも、勝ち星を!

【きょうの波模様】
6月1日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 少し前の週間天気予報が外れ、今日も名古屋は暑かった。しかし、湿度が低くからりとした感じ。自分の心も、湿度が下がってきたみたい。

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