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2004.07.31

打線つながり大逆転勝利

 序盤から劣勢のマリーンズ、7回に打者一巡の攻撃で8対8の同点に追いつきました。
先発はマリーンズ高木、ライオンズ森の両投手でした。フォアボールを多発して崩れたのは高木投手です。森投手もフォアボールを出しますが、要所を締めてきました。

 7回裏は西岡選手から攻撃が始まりました。安打が集中したわけですが、ホームランはベニー選手がレフトへ打った一本だけ。つないでつないだ攻撃で同点に追いついた時点でも、安打数はライオンズの方が上回っていました。スコアボードを見れば、両チームの得点がほぼ点対称になっています。
 西岡選手がこの回2度目の打席に入ったとき、ヘッドスライディングで1塁へ飛び込みましたが、サードのフェルナンデス選手がぎりぎりのタイミングでボールを転送し、アウトになりました。西岡くんは相当悔しがっていました。その悔しさは次に生きます。大丈夫。

 ワンサイドゲームかと思ったら、延長戦に入ります。マリーンズは雅が投げています。
 10回裏、2アウトフルベースで打順がベニー選手に回ります。フルカウントまで粘ります。大沼投手が投げたボールを打ち返しましたがセンターフライ。まだ試合は続きます。
 11回裏、スンちゃんがヒットを打ち、これが3塁打となります。彼にとってこの試合2本目の3塁打です。途中から出場の渡辺正人選手はセンターフライ。浅すぎたためスンちゃんはタッチアップできません。次はこれまた途中から出場している里崎選手。レフト前ヒットでサヨナラ勝利!
 よくこの状況をひっくり返して勝ちました。7月最後の試合をものにしました。

 7回の連打が勝利に結びつきました。ここで「とぎれない」という気持ちを抱き続けたことが、サヨナラにつながりました。1分間ミーティングも明るい雰囲気。この調子です。8月も進みましょう。

【きょうの波模様】
7月31日 曇り一時雨 「多少の波」
 いろいろあった7月が終わろうとしている。今月はパソコンの故障や体調不良もあり、中旬から下旬にかけて更新がとぎれてしまった。
 8月からは、よい日になりますように。

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2004.07.27

見て楽しい投手戦

 今夜もマリーンズは神戸でブルーウエーブと対戦しました。
 ブルーウエーブの先発は金田、マリーンズは渡辺の両投手です。今夜は両投手の仕上がりが大変によく、終盤まで無失点です。俊介がワンバウンドした打球を足に受ける場面がありましたが、その後も投球を続けました。
 試合の進行も至ってスムーズで、8時前に8回へ入るほどの早さです。いつもこれくらいだと、見ている側もだれません。

 金田投手は8回途中で交代しました。打たれたわけでも調子が悪くなったわけでもありません。後を継いだ小倉投手も簡単にマリーンズ打線を抑えます。
 俊介はブルーウエーブの打者に対して逃げない投球内容を見せます。どの選手も打ちにくそうにしています。
 9回裏、俊介の握力が若干下がってきたのか、先頭の谷選手にショートへの内野安打を打たれました。足が速く、西岡選手の投球よりもわずかに1塁へ先に着いていました。オーティズ選手に代えて大島選手が打席に立ちます。送りバントで走者が2塁へ。塩谷選手は敬遠。ここで俊介から藤田投手へ交代となりました。打席はブラウン選手です。ここはショートゴロ。すぐに雅へ継投します。ブルーウエーブは代打に日高選手を起用します。セカンド堀選手の前へゴロがきて、延長戦に入ります。試合開始から2時間40分弱。ここまでマリーンズ2安打、ブルーウエーブ5安打です。

 11回表、スンちゃんが右中間深いところへホームランを打ち、両チーム通じて初めての得点が入りました。ブルーウエーブの投手は、10回から山口投手へ交代しています。
 11回裏、雅は3イニング目に入ります。村松選手はファウルで粘った末にサードファウルフライ。谷選手はサードゴロ。大島選手はショートへの内野安打で三者凡退を免れます。塩谷選手へ打順が回ります。今シーズン2試合連続サヨナラ勝ちを決めた選手です。空振り三振に取り、マリーンズが連勝です。雅がよく投げ、粘りました。

 きのうの打撃戦というにはお粗末な試合と比べると、きょうの試合はすばらしい内容です。打ち合いがおもしろいという意見はあるでしょうが、先発投手が終盤まで投げ合う投手戦は緊張感があって楽しいものです。ことに近頃チーム防御率が概して悪くなっていますので、締まった展開は結果に関係なくどきどきさせてくれます。

 明日も期待しましょう。
 
【きょうの波模様】
7月27日 曇り時々晴れ 「多少の波」
 暑さが体にこたえる。いたずらに体力を消耗させられる。夕食はカレーだった。少しでもスタミナをつけたい。

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2004.07.25

昼から夜まで野球づけ?

 テレビで昼1時から福岡ドームのホークス対マリーンズ戦を観戦しました。
 近頃のプロ野球でなかなかみられなくなった投手戦。延長に入ってもそのままで結果は0対0の引き分け。両チームで90打席ほどありましたけど、だれもホームまで戻れません。ホークスが4人、マリーンズは6人と合計10人を起用する長い試合(3時間55分)でした。

 福岡ドームの試合が終わる頃、ナゴヤドームではドラゴンズ対カープの試合が行われていました。こちらの試合が終わったのが夕方6時半過ぎ。昼3時に開始でしたのでこちらも3時間超。途中からテレビで見ましたが、記録以上に試合が長く感じました。

 ナイトゲームのタイガース対スワローズ戦と、ベイスターズ対ジャイアンツ戦を代わる代わるみていました。どちらも大味。
 ベイスターズ、大量リードを追いつかれないで・・・。この試合でいちばん疲れたのは、もしかしたら大魔神かもしれません。延長11回サヨナラゲームになりましたが、これでベイスターズが負けでもすれば・・・。

 この文章も疲れていますね。あすから仕事探し再開です。

【きょうの波模様】
7月25日 曇り一時雨 「高い波」
 このところの疲れがたまっているようで、体が思うように動かない。

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2004.07.24

成果主義の不幸

 きのうに引き続き、就職活動の話です。

 タイトルのとおり、きょうは企業説明会へ参加しました。収穫は・・・。出展企業ブースを見て回りましたが、学歴が足りなかったり年齢が超過していたり、企業が求める技能を満たしていなかったりと、なかなかこれといった会社が見つかりませんでした。
 出展企業の数がさほど多くないため、こぢんまりとした雰囲気でした。人気企業は希望者が順番待ちをする盛況です。
 仕事を求めている人を観察してみました。私と同じ世代(30歳代前半)か少し下くらいが中心のようですが、新卒者とおぼしき人や、もっと年上の人もいて、転職の需要(仕事を求める人、企業両方とも)は多いと感じました。

 こうして仕事を探していて感じるのは、最近でこそ「第二新卒」という就職の形が定着してきましたけれども、一度新卒で就職した企業を辞めてしまったら、再就職はむつかしいということです。特に病気を患ってしまうとよりむつかしくなります。

 興味深いアンケートを見つけました。日本の企業において「成果主義」が職場の士気を低下させ、それがもとでうつ病やうつ状態、軽うつになった人が回答者やその周囲でいると答えた割合が約4割にのぼったというものです。
(出典:成果主義によって職場の士気低下、うつにも(nikkeibp.jpアンケートから)-nikkeibp.jp-アンケート 調査主体:nikkeibp.jp編集、日経BPコンサルティング 調査第一部 まとめ:長田 美穂)
 回答者の約9割が男性という偏りはあるものの、経営者が多いとみられる60代以上で成果主義が士気の向上につながっていると答えた人の割合が、低下につながるという意見より圧倒的に多いこととか(50歳代以下の各層は逆の傾向)、周囲でうつになった人に対して「精神力が劣っていたから」とみる人が約3割もいるなど、いわゆる「精神論」が幅をきかせている現状を映しています。

 私の離職理由は成果主義ではありませんが、同じような悩みを抱えて休職ののち退職しました。
 成果主義というものが、日本では「職場内でのいじめ」を半ば正当化し、企業の業績を向上させるつもりが逆に心や体を病む人を増し、休職や離職という形によって企業側にとっても負担(代わりの人材を求めたり、健康保険ほかで療養にかかる費用を負担したり、時間とお金をかけて育てた人材を失ってしまうこと)が増し、経営者にしても労働者にとっても、つらくなるという望まない結果を招いています。

 現状を憂う(うれう)よりも、前を向きましょう。未来がよりよくなるように、過去をゆるしましょう。いまからでも遅くありません。その方向へ舵(かじ)を取りましょう。

【きょうの波模様】
7月24日 晴れ時々曇り 「高い波」
 きのう面接を受けた会社へ辞退の意思を手紙で伝えた。気持ちを切り替えるためには、早めの行動をした方がよいと思ったので。

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2004.07.23

仕事探し難航中

 しばらく更新ができませんでした。

 仕事探しをしていますが、うまくいきません。きょうも面接に出かけました。自分なりに元気よく答えたつもりでしたけど、「受け答えがていねいすぎて取っつきにくい」、「ことばや態度が男らしくない」、「もとの職場での固定客が経験年数の割に少なすぎる」、「お客さまからの反応を考えると好きといわれるか、嫌いといわれるかまっぷたつ」など、感触はよくありませんでした。
 また、縁がなかったみたいです。応募した仕事は営業ですけど、戦略を立て直さなければならないのか・・・。

 野球を見ていても気分が晴れません。就職先が決まるまで、観戦記も書く気が起きません。

【きょうの波模様】
7月23日 晴れ時々曇り 「大しけ」
 外を歩いていると、暑さのあまり頭が痛くなる。食欲が最近なく、夕食だけしかとれない。水分はたっぷりとっているが・・・。

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2004.07.19

ハードディスク交換です

 パソコンが修理から戻ってきました。結果はハードディスクが故障しており、交換となりました。
 救いだったのは、保証期間中だったので金銭負担がないことでしょうか。しかし、バックアップをとるいとまもなく故障したのは痛いです。

 これで以前のように自宅からアクセスができるようになりました。データの復旧作業を行いながらとなりますので、更新頻度があくかもしれません。
 これからも、よろしくお願いします。

【きょうの波模様】
7月19日 晴れ時々曇り 「高い波」
 午前中調子が悪く、午後になると若干持ち直すパターンが続いている。

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2004.07.16

更新遅延のお知らせ

 先日少し触れましたが、メインで使っているパソコンのハードディスクが故障して、きょう修理に出しました。修理から帰ってくるまで、記事の更新ならびにコメントへのお返事などが遅れます。あらかじめご了承ください。
 (この文章は実家にあるパソコンで書いています)
 きょうからプロ野球は後半戦が始まりました。マリーンズはファイターズと千葉マリンスタジアムで3試合戦います。締まった試合が見られますように。

【きょうの波模様】
7月16日 晴れ時々曇り 「大しけ」
 頓服の抗不安剤を飲まなければならないほど不安感や憂うつ感がひどい。仕事がないということがものすごくつらい。

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2004.07.14

壊れるのは一瞬のこと

 ついていないときは、とことんついていないのかもしれません。
 パソコンのハードディスクと、携帯電話の基盤が相次いで壊れてしまいました。
 携帯電話は4年使っているので仕方ないかなと思いますけど。形状はストレートタイプが好きなのですが、最近は折りたたむものしか出ていないのが不満です。販売店の人も、以前と比べて耐久性は低くなっているといっていました。

 私は、使えるものはできるだけ修理して使い続けたいという考えを持っています。
 自転車は、20年目に入りました。自転車屋のご主人には、大変お世話になっています。

 「このころの自転車は、骨組みが丈夫に作ってあるから、まだまだ乗れるよ」

 もう、何度目になるでしょう。ブレーキワイヤーを取り替えながら、私に話してくれました。さすがにさびが出てきましたけど、近所への買い物程度なら問題なく乗れます。
 この自転車は例外かもしれませんけど、長く使ってもあきがこなくて丈夫な製品が増えてほしいです。

 携帯電話は買い換えるつもりですけど、パソコンは修理に出します。まだまだ使えるから。

【きょうの波模様】
7月14日 晴れ 「べたなぎ」
 わりに風を感じるが、熱風であり、汗がひくどころかより汗をかく。考えもうまくまとまらない。
(パソコン修理中のため、更新が不定期になるかもしれません。ご了承ください)

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2004.07.13

試合に集中したい

 東京ドームで行われた、アテネオリンピック野球日本代表壮行試合をテレビで見ました。東京近郊に住んでいるなら直接出かけて観戦したかったです。

 拍手と声援だけが聞こえます。聞こえているはずなのです。
 しかし、テレビ(民間放送局)では実況アナウンサーや解説者が絶えずしゃべっているので試合に集中できません。ふだんは鳴り物で気づかないだけかもしれません。音声もそうですけど、映像も試合と直接関係がない字幕が出ていることがあり、じゃまに感じまじた。(途中から字幕は消えた)

 試合をしている選手の姿が美しいのであり、実況や解説、試合と直接関係ない字幕などが、選手よりも前に出ると興ざめします。
 最近のテレビにおけるスポーツ中継は、やたらに演出がすぎて、かえって臨場感を失っています。
 淡泊なくらい目の前で起きる事実だけを伝え、「ここ」というところに少し声の調子を上げるくらいが、見ているものの関心を引きつけると考えます。のべつまくなしにしゃべることが、必ずしも「実況」とはいえないのではないでしょうか。見る側も、緊張感を失いそうです。

 選手が、みずからの演出者です。

 ステレオ放送するくらいなら、二重音声にして副音声は実況解説抜きにしてほしい。(NHK-BSのプロ野球中継で、すでに実施している)

 敬意をもって、選手の活躍を見守りたい。

【きょうの波模様】
7月13日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 新潟県や福島県に大きな被害をもたらしている集中豪雨の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。東海豪雨を経験した者として、なにができるか模索中です。

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2004.07.12

楽しみが義務になると・・・

 ウェブログのライターが、増加するアクセスやそれにまつわるコメントの返事に疲れてしまう現象を取りあげたニュースを読みました。
 読んだ記事は、こちらです。
(出典:Yahoo!ニュース-コンピュータ HOTWIRED JAPAN 2004年7月12日17時10分掲載 ブロガーに蔓延(まんえん)する「燃え尽き症候群」)

 私は日記の代わりにこのウェブログを作成、更新しています。記事を読んで感じたのは、最初のうちは楽しみでやっていたのに、周囲の期待(それが本人の思いこみかもしれないし、実際にあるのかもしれないが)に応えようとするあまり、義務感を覚え重荷になってしまうのではないでしょうか。

 記事中にある「燃え尽き症候群」とは、仕事や義務などに対して過度に順応したり、苦しいと思う気持ちを抑えつけ、苦しみさえ感じられずにいるうちに進行し、ほとんどの場合は突然いままでやってきたことを放り出すことを指します。

(記事から引用)

「書きたいか書きたくないかに関係なく、何か書き込まなくちゃいけないという気になる。」
(引用終わり)

 この一文は、楽しみが義務感に変わる様子をよく書き表しています。
 これと同じような現象は、いまに始まったことではなく、繰り返し起きています。

 電子メールは、現代人に欠かせない「道具」となりました。あくまで道具であり、手段であって目的ではありません。メールを送ること「だけ」にしか気を回せず、かんじんの内容は覚えていないという話も聞いたことがあります。
 「文章を書く」という仕組みそのものが変容し、同時に「文章」そのものが変化したことは事実です。
 こうして私が文章を書いているのは、一種自己満足もあります。しかし、私の考えを明らかにするには有意義な「手段」であると考えています。
 それが「目的」に変質したとき、私の書き込みはとだえてしまうでしょう。

 楽しみが義務になったとき、人は苦しさを感じます。「趣味を仕事にする」と「仕事を趣味にする」は、似ているようで大きく違います。
 この主題は、継続して考えてゆきます。

 野球のことを書きたかったのですけど、さらに書けば長くなるのであすに回します。

【きょうの波模様】
7月12日 曇り 「べたなぎ」
 他人の痛みを自分の痛みとして考えられる人はすばらしい。一日それをかみしめながら過ごせた。教えていただいたみなさんに感謝します。

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2004.07.11

自分だったらどうする?

 プロ野球界の問題から派生してしまった「不毛な動き」は、野球が好きなものにとって情けなくなります。

 なぜ、努力している選手や応援しているファンが攻撃されなければならないのですか? 彼らはなにも落ち度がありません。
 とりわけ、選手は身分の保障が確実でない状況で、1年ごとに契約を繰り返している人が大半です。そこに今回降ってわいた問題があり、立場が不安になる人もいるかもしれません。

 努力している人をけなすのは、人間として恥ずかしい。

 もし、自分がけなされたとすれば、どう感じますか。努力していることや楽しんでいることをけなされ、存在を否定されて喜ぶ人っていますか? ほんの少し考えれば、やっていけないことだとわかるはずです。
 行動する前に、相手の気持ちを思いやる心の余裕がほしい。少しだけでもゆずりあえるなら、そこに新しい芽が生まれます。
 これは、いまを生きる人共通の課題です。ゆずりあいの心が持てたなら、もっと暮らしやすくなるのですけど。
 少しだけでも、相手の気持ちを考えてみませんか。まったく考えないのと、少しでも考えるのとでは、進む方向は大きく変わります。

 前を向きましょう。否定しているだけではなにも始まらないし、なにも動きません。
 揚げ足取りに終始していると、本質を見失います。取り返しのつかない結末へ、ものごとが進んでしまいます。
 自分に都合の悪い存在を切り捨てることは非常に簡単だけど、それは自分自身を否定していることに等しいのです。切り捨てる度合いが強いだけ、同じだけ否定する度合いも高まります。

 間違った選択は、これきりにしてください。

【きょうの波模様】
 7月11日 晴れ時々曇り 「高い波」

 肩こりがひどい。首や頭までつらくなる。肩をもんでくれる人などいないひとり暮らし。自分で自分の肩をもむ。

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2004.07.10

またしても不採用

 私の家に郵便が届きました。
 先日受験した会社から、結果通知がありました。不採用・・・。

 またふられてしまいました。

 きょうとあすは、オールスターゲームがあります。
 パ・リーグの選手を間近に見られるチャンスですが、これから勉強会に参加します。
よって、観戦記もお休みとします。

 ゆうべ遅くまでウェブログのリンクをたどりながら、いろいろな人の意見を読みました。各論は異なりますけど、総論はおおむね一致しています。

 自分の利益しか考えない経営者(みんなとはいいませんけど)以外の、野球関係者の味方になりたい。

【きょうの波模様】
7月10日 雨のち曇り 「高い波」
 雨上がり外出したら、空気がひんやりと感じた。じりじりした熱気に何日もさらされていたので、何とも気持ちがよかった。

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2004.07.09

パートナーは対等じゃない?

 今夜は大阪ドームでフレッシュオールスターゲームが開催されました。
 「あすのスタープレーヤー」がここから生まれるという期待がいままではありました。

 ・・・でも、ことしは期待より不安が上回ってしまいました。経営者どもの不毛な行動のため。
 フレッシュオールスターゲームに出場する選手は、1軍出場経験がない人もいます。来る日も来る日も観客がまばらな球場でボールを追い、ユニフォームを土で汚し、多くの観客に見てもらえる日を思い描きながら練習に2軍の試合に汗を流しています。

 その努力が、成果に結びつかなくなるかもしれません。

 時折ダグアウトのようすが映し出されます。どの選手も心から試合を楽しみ、グラウンドに出れば目の前のボールを、ときには獲物のように、ときには宝物のように扱っています。走るときも気を抜かず、あきらめることなく次の塁を狙い、グローブを差し出します。

 こんなにまじめでひたむきな選手たちが、1軍出場どころか、プロ野球選手という職業を奪われてしまうかもしれません。
 考えたくもない。

 努力は報われないのでしょうか?

 目の前の課題に取り組む選手と、自己保身や追従(ついじゅう)に明け暮れる経営者。

 どちらが尊ばれるか。答えは書かなくてもいいでしょう。

040709zutaspo.jpg


 ずたたんさん、ありがとうございます。

 選手の存在を、対等なパートナーではなく、紙くずのように軽視する経営者がいます。
 「球界再編」といえば聞こえはいいでしょう。

 このようにたとえてみたら、どう感じますか?

 私は大好きな人がいます。愛してやまない、魅力あふれる人です。

 ところがある日、父親から一方的に言いつけられました。

父親  「おまえはこの人と結婚しろ。なにも文句は言わせない。なにぃ、言いたいことがある。文句があるなら、おまえはこの家から出て行け。なにが話し合いだ。結婚なんて、俺に任せれば2ヶ月でかたがつくわい。どういった話があろうとも、おまえはことばを発する権利などない。いいか、文句があるなら出て行け!」

 私は声を上げて泣き始めました。涙が止まりません。
 近所の人に相談しました。

近所の人 「それはおかしな話だねぇ。好きでもない人なんだよね」
私 「・・・はい。好きでないどころか、顔も名前もわからない人なんです。いくら名前を聞こうとしても、『親友に任せているから、おまえに説明などしなくてもいい』の一言で。どんな人かもわからないし、大好きな人がいるのに、いきなり結婚を一方的に決めつけてしまうなんて・・・」
近所の人 「それは道理にかなわぬ話だね。わたしがお父さんにかけあおうか?」
私 「職場の人にも相談したのですけど・・・」
近所の人 「それで、どうだったの?」
私 「父はこう言い放って、玄関からその人を追い出しました。『無礼なこと言うな。分をわきまえないといかんよ。あんたと俺とは対等に話をする権利や根拠などない。なに、かくまうだと。どうぞどうぞ。やれるものならどうぞ』って・・・」

 私は、そこまで話したところで気を失っていました。気がついたら、ふとんに寝かされて、近所の人が額の汗をぬぐってくれていました。
(この話はあくまでも創作です)

 こんなレベルの低い話、したくありませんけど・・・。

(追記)
 記事内の画像は、『ずたたんタイムリーレポート 許せない発言!!』から提供を受けております。

【きょうの波模様】
7月9日 晴れのち曇り 「高い波」
 ゆうべはたくさんのコメントやトラックバックをいただきました。あらためてお礼申し上げます。
 この記事が通算200本目です。いつも読んでいただき、ありがとうございます。

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2004.07.08

士気下がっています

 見逃し三振、空振り三振、ファウルチップで三振・・・。きのうといいきょうといい、マリーンズの選手は士気が下がっています。攻撃も守備も精彩を欠きます。

 経営者が巻き起こしたごたごたの影響が出ているようです。
 スタンドのファンは、選手に向けていつもとかわらない声援を送ります。経営者に対して、「合併反対」と横断幕その他の手段で訴えます。

 いいようのない疲れで、心身ともくたくたです。肩でももんでくれとはいいませんけど、そろばん勘定と自己保身しか頭にない経営者は、ファンやチーム関係者に対して頭を下げてほしいです。

 選手会がストライキを起こすなら、私は同意します。労働者の権利ですし、団体交渉に応じない経営者に対して、労働争議をおこすのは至極まっとうな手段ですから。
 安心して試合ができない選手のこと、チーム運営ができないスタッフのこと、応援ができないファンのこと。それをふまえれば、選手会とともに労働組合が組織されているプロ野球関係者もストライキを起こしても、やむをえません。

 7回裏には、「合併反対!」というシュプレヒコールが起きました。スカパー!の中継では、"MARINES IS MY LIFE"と段ボールに書かれたメッセージが大写しになりました。試合開始直前には、平日では異例の「大ゲームフラッグ」がライトスタンドを覆いました。

 9回裏、ライトスタンドからは『俺たちの千葉マリーンズ』が何度も繰り返し聞こえます。私もテレビの前で歌います。フランコ選手が空振り三振で試合終了。具投手が完投勝利です。

 試合内容よりも、スタンドの描写が長くなりました。受けた印象が、試合より痛切ですから。むなしい。

(追記)
 ライトスタンドがどんなようすだったか。読書発電所さんのサイトで写真が見られます。


【きょうの波模様】
7月8日 晴れ時々曇り 「大しけ」
 猛暑はやまず。体はふらふら。心は怒っている。なぜこれほど怒るのか。それは、野球が大好きだから。

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尽くさぬ議論に愛想が尽きる

 またしても胃の痛む朝でした。
 イエロージャーナリズムだけでなく、一般紙や経済紙も、けさの新聞は昨日行われたオーナー会議の記事を一面にもってきました。
 私は朝日・日経・中日の名古屋発行最終版を読みました。一面記事を各紙から抜き出すと・・・。

「西武軸、パに第2の合併案 来季1リーグ加速 堤氏報告、強い意欲」朝日
「西武・堤氏 『パ、もう1組合併協議』 来季10球団 ロッテ焦点に」日経
「パ合併もう1組協議 オーナー会議報告 1リーグ制濃厚」中日

 日経は厚生年金基金の記事が題字の隣で、この記事はナンバー2扱いですが、それでも経済紙の一面に掲載されるということは、この問題が経済界にとっても重大事であるといえます。

 各紙とも基本的論調は「議論の不透明さ」という点においてそろっています。スポーツ紙に比べて見出しも記事も落ち着いています。

 ナベツネの妄言(もうげん)は止まりません。

 「『朝日新聞の論調に迎合するような方向に引きずられる必要はひとつもない』と付け加えた。」
(朝日新聞7月8日付朝刊名古屋発行14版19面)

 朝日新聞の記者が受けた屈辱を思うと、やるせなくなります。無署名記事で、記者の名前はわかりませんけど、よく踏みとどまって記事を書かれました。それを紙面にされた朝日新聞社もよくやりました。
 少なくても、私は「迎合」なんかしていません。私の思うところと、貴紙の論調が一致しているだけです。

 「迎合」しているのは、一部のオーナーだけですよ。ナベツネさんよ。

 カープの松田オーナーは、「経営者サイドで物を見すぎで危険だ」と、スワローズの堀オーナーは、「選手会と球団側は歩み寄ることが必要」、ファイターズの大社社長は、「北海道のファンを満足させていくことが大事」と、それぞれ談話を発表しています。(この項朝日新聞から)

 これでも、ごり押しをするのですか・・・。

 ライオンズの堤オーナーはこういったとか。

 「自分は野球を衰退させることに加わりたくない」

(朝日新聞から。オーナー会議出席理由についての説明)

 いっていることと、やっていることがあまりに違いすぎます。ファンが納得いく説明を求めます。

 愛想が尽きます。
 ナベツネと取り巻きたちがやっていることは、「野球を衰退させ、ファン離れを加速させている」これでしょう。
 ファンが静かになったら、ほんとうに日本のプロ野球は終わりです。怒っているいまのうちに、建設的な議論をはじめてほしい。結論を急ぎ、後ろ向きの「談合」をするな!

(追記)
 今夜の千葉マリンスタジアムでは、テレビで確認できただけでも10本以上の「合併反対」やそれに類する横断幕がライトスタンドに出ました。これでもファンの声が無視されるとなったら、来期以降スタンドはがらがらになること確実でしょう。

 中日新聞朝刊に、近畿日本鉄道の山口社長が「新チームに声援を」というコメントを発したと書かれています。
 朝日新聞朝刊は、ブルーウエーブの宮内オーナーが、「合併についてはファンの方には唐突で申し訳ないという気持ち」という談話がのりました。

 わかっているなら、性急に事を運ぶな。
 こんなやり方では、だれもついてきません。ばかげたことをいわないでほしい。

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2004.07.07

どうした? 俊介

 きょう2本目の記事です。

 今夜のマリーンズ対ブルーウエーブ戦は、マリーンズ。渡辺、ブルーウエーブ・金田の両投手が先発です。

 俊介は、3回表に日高選手へフォアボールを与えてから急におかしくなりました。そこまでストレートは打者のところで伸び、変化球はしっかり効いていたのですが・・・。
 いままで晴れわたっていた空が、急に暗くなって大雨になったようです。そんなふうにたとえてみます。

 きのうは「中継ぎの休日」でしたが、きょうは「中継ぎ全員出勤」の様相です。

 スンちゃんにホームランが出ました。点差は離れていても、そんなことは関係ないとばかりにボールから目を離さず、すんなりバットが出ています。これで金田投手が降板します。

 あすこそは勝ちましょう。

 今夜は、これくらいでかんべんしてください。頭が回りません。

【きょうの波模様】
7月7日 晴れのち曇り 「高い波」
 生活の一部になっているプロ野球が、悪い方向へまた一歩進んでしまいそう。気が滅入る。

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つきあいきれない話

 いいかげんに気づいてください。

 雨の日は体をぬらし、真夏の太陽に肌を焼き、自分の持つものを発揮しようと日夜練習し、年中体を酷使している選手の思い入れを。

 チームが優勝できるように、全国や海外をかけまわり、選手の技術を高め、体をいたわり、戦力を分析し、ファンサービスをしているスタッフの声なき声を。

 プロ野球を愛し、親しみを持ち、勝利のときは見知らぬ仲間と手をたたき合い、負けたときは「次こそ勝とう」と励ましあっている私たちの存在を。

 あなたがたは、それらを見ようとしていない。耳を傾けもしない。気持ちを考えようともしていない。
 結論が先に決まっていて、つじつま合わせしかしていない。

 声の大きな者にこびへつらい、過去の遺物をいまでも崇拝(すうはい)し、プロ野球が広い意味において「サービス業」であることを忘れている、「経営者」さん。
 あなたがたのために、どれだけの人が傷つき、苦しみ、悩み、怒り、なげいているのか。
 あなたがたは、孤立しているということに気づこうともしないのですか。いつまで独りよがりな態度をとれば気がすむのですか。
 周りが「待った」をかけているのに、その声を無視し続けるのですか。

 「労働者」である選手が、話し合いをもってほしいといっても、その席に着かず、勝手に話を進めるのですか。それは、プロ野球という世界が、非常に特殊だからという理由からですか。

 選手側にしても、給料をもらいすぎていると私は思います。人件費が経営を圧迫しているでしょう。
 その流れを作ったのは「経営者」でもあるはず。労使双方が協力して、これからのプロ野球が進む方向を模索(もさく)しようともせず、有無をいわせないような勢いで取り返しがつかない方向へ結論をもっていこうとしてしまうのでしょうか。

 団体交渉に応じないなんて、私たちからすれば話にならないどころか、訴えに出るでしょう。
 試合が見られないのは残念ですけど、ストライキもやむをえないと思います。

 腰の据わらないマスメディアも同罪です。インターネットが普及しても、いや、普及したからこそ、マスメディアの影響力は大きくなりました。それなのに、結論が決まったような見出しや文章で世論を振り回さないでください。

 つきあいきれない話ですけど、もう一度だけ私なりの提言を書きます。

1 球団の「親会社」は、配下の球団を宣伝媒体ととらえず、社会資源と認識する
2 球団は自チームだけを利する考えを捨て、リーグや野球界全体の振興を考える
3 新人選択は「完全ウエーバー制:成績下位チームから順番の指名」に限定する
4 選手はおのおの所属している球団やリーグの現状を理解し、改善の努力をする
5 球団・選手相互で人件費の抑制に努める
6 ファンと球団・選手などとの心理的物理的距離感を縮める
7 引退後の選手を受け入れやすい社会のあり方を、国民全体で考える
8 関係する人や団体は、結論を急がず議論を煮詰めてほしい
9 情報の受け手は、憶測と真実とを判別すること

(6月18日 人件費と簡単な計算から)

 いま発売中の『週刊ベースボール 7月19日号』は、特集もさることながら、紙面のあちこちでこの問題をいろいろな立場の人が論じています。ぜひ、「経営者」たちに読んでもらいたいです。

 2004年7月7日。私たちは、あなたがたのおろかしい行為を、ずっと忘れない・・・。

(追記)
 『NHKニュース10』で、ナベツネの単独インタビューが報じられました。あなたの顔を見るだけで、吐き気がしてきました。さっさと身を引いてほしい・・・。ナベツネこそ、球界から「永久追放」になってくれないかな。といっても、みんな弱腰で逆らえないから、できないのでしょう。

 野球協約に、こんな記述があるそうです。(日本経済新聞7月7日朝刊スポーツ2面:名古屋14版37面 球界鳴動から)

「コミッショナーは日本プロ野球組織を代表し、これを管理統制する。コミッショナーが下す指令、裁定、採決、ならびに制裁は、最終決定であって、この組織に属するすべての団体と個人を拘束する」

 現状に即して書き換えると・・・

「ナベツネは日本プロ野球組織を牛耳り、取り巻きとともにこれを支配する。ナベツネが下す指令、裁定、採決、ならびに制裁は、最終決定であって、この組織に属するすべての団体と個人を拘束する」

 コミッショナー、いまリーダーシップを発揮せずに、ずっとナベツネをのさばらせるのですか? あなたを信じるのは、もうわずかかもしれません。

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2004.07.06

直シャットアウト勝利

 久しぶりに千葉マリンスタジアムへマリーンズが帰ってきました。
 きょうからブルーウエーブとの3連戦。これが終わればオールスターゲームです。

 マリーンズ・清水、ブルーウエーブ・川越の両投手で試合が始まります。

 井上選手が直をよく助けました。
 3回表、2アウト2塁の場面、大島選手の当たりが右中間へ伸びます。1点を覚悟した次の瞬間、センター純さんのグラブが出てきました。タイムリーヒットになりそうな打球をナイスキャッチ。
 純さんがいるからこそ、マリーンズのセンターラインがしっかり形成できているのです。
 打てば内野安打、守ればスーパープレー。純さんがいないと思うと・・・。考えたくありません

 前回直が登板したときと同じように、この試合もベニー選手が活躍します。3回裏は先制のタイムリーヒット、6回裏にはレフトへハワイアンパンチ! さらに1点加えます。

 マリーンズは投手力の評価が高いチームですが、その色から着実に変わりつつあります。機動力が増しています。これに本来投手が持つ力量が加われば、怖いものなしです。

 今夜の試合は速いテンポの投手戦です。貧打戦ともいえそうですが、両チームとも先発投手が終盤まで投げ続け、ヒットこそ出しますが要所を締める内容です。直は完封ペース、川越投手も2失点ながら持ちこたえ、8回を投げきります。疲れをみせることがふたりともありません。
 直が9回のマウンドに上がります。きょうこそは「中継ぎの休日」にしてほしい。先頭の塩谷選手をピッチャーゴロ。谷選手はライトフライ。直のストレートは、9回になっても146Km/hを記録しました。塩崎選手もライトフライ。直、シャットアウト勝利です。
 きょうこそ、「中継ぎの休日」になりました。よかった・・・。

 札幌ドームでのファイターズ対バファローズ戦の結果しだいで、マリーンズは3位に上がれます。

(追記)
 今夜は2時間半ほどと早い試合でした。投手交代がなかったためでしょうか。完封勝利と完投敗北という試合はここのところ見ていません。
 ファイターズ対バファローズ戦は、バファローズが勝利し、マリーンズが3位になりました。

【きょうの波模様】
7月6日 快晴 「べたなぎ」
 きのうに引き続き暑い一日。日ざしがある分同じ暑さでも気分は悪くない。

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2004.07.05

耳で楽しむ大相撲

 みなさんは、「相撲の音」といえば、どのようなものを連想されますか。
 
 テレビやラジオの中継に耳をすましてみると、スピーカーから場内のさまざまな音が聞こえてきます。
 代表的なものといえば「拍子木:ひょうしぎ」でしょう。呼び出しさんの打つ乾いた木の音が、土俵の進行役です。よく聞けば、東と西で微妙に音が違うのがわかります。

 人気力士が花道に現れると、観客の声があがります。力士が土俵に上がれば、まわしや自分の体をたたく音などが聞こえてきます。幕下までは制限時間が短いためあまりそういった音は聞こえませんが、中入り後になればお客さんも増えますし、制限時間が長くなるので、力士それぞれの所作のなかで音がかわります。

 懸賞が何本もかかるような好取組でも、制限時間いっぱいになり東西両力士が手を下ろせば、場内が静かになります。
 音が聞こえなくなるその瞬間、両力士、行司さん、勝負審判の親方、呼び出しさん、控え力士、観客・・・。それぞれに気合いが入ります。
 両者が立ち、ぶつかるときの音や声が次の合図となり、ふたたび観客が声を上げます。
 勝負があったときの歓声やどよめきも、重要な音といえるでしょう。

 太鼓の音に送られながら、勝負を振り返ってみるのも相撲のだいご味でしょうか。

 私は一番好きな「相撲の音」。それは、立ち会いのとき、力士がぶつかり合う音です。テレビやラジオでも聞こえることがよくあります。
 生で聞けると、それがいいのですけど。

【きょうの波模様】
7月5日 曇り一時雨 「べたなぎ」
 まとわりつくような蒸し暑さ。わかってはいるけど、典型的な梅雨時の気候にはまいってしまう。

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2004.07.04

名古屋の夏は大相撲から

 きょうから大相撲名古屋場所が始まりました。
 まげを結い、ゆかたをはおって、せったの音を響かせながら力士が街を歩く姿は、名古屋の夏が始まった合図のようなものです。
 初日の愛知県体育館は満員御礼。番付表の文字は、「すみからすみまですきまなくお客さんが入るように」という意味を込めて黒々とした筆致を好みますが、名古屋の場合は、満員になると白っぽい服が目立ち、テレビで見るとひときわ明るい雰囲気になります。

 大相撲中継は、中入り後の後半戦だけ見ました。仕事に出かけていたためです。一日だけの「単発もの」ですが、わずかな金額でも働いた成果をいただけるのはありがたいです。
 学校を卒業して、すぐ社会へ出たときは意識していなかった給料というものを、いったん社会人生活から離れたとき、急に意識するようになりました。
 どうしても勉強したいことがあって大学へ入ったのですが、学費の工面や、履修計画の立て方、その他のことで悩み、心身の調子を崩してしまいました。
 ようやく回復の兆しが見え、少しずつ仕事ができるようになりました。

 お金のありがたさをかみしめています。ほんとうに少額だけど、自分が働いた成果で食事ができる。いまから、給料日にどんなものを食べようか楽しみにしています。

 マリーンズの連勝が止まったようです。連勝も連敗も、いつかは止まるものですから。「オールスター休み」直前のブルーウエーブ戦は、「締まった」試合を見せてください。

【きょうの波模様】
7月4日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 名古屋はきょうも真夏日。汗かきにはつらい。冷たいお茶がうまく感じる日。

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2004.07.03

強いマリーンズよく走る

 福岡ドームでの3連戦、きょうは2日目です。
 昼間行われたライオンズ対ファイターズの試合でファイターズが勝ったため、きょうマリーンズが3位に上がることも、ホークスが首位に立つこともありません。

 昨日デッドボールを受けてしりぞいたベニー選手、出場したがっているものの大事をとって先発メンバーからはずれて、ダグアウトに控えています。(きょうの出場機会はありませんでした)

 ホークス・ボイルズ、マリーンズ・セラフィニ投手の先発で試合が始まります。

 来日初先発のボイルズ投手、ボールが低すぎ、福浦選手との対戦でワイルドピッチ、城島捕手がはじくうちに1塁走者の堀選手が3塁まで進みます。その福浦選手はセンター前にタイムリーヒット。今夜もマリーンズが先制します。きのうの試合でひとり調子の出なかったフランコ選手が、第1打席でライト前ヒットを打ちました。1塁走者の福浦選手が3塁へ進みます。後続の橋本選手が倒れ、1回表の攻撃が終わりました。

 1回裏、川崎選手がセーフティバント、処理にあせったセラフィニ投手が1塁へ悪送球。ピッチャーへの内野安打と、ピッチャーのエラーがつき、川崎選手は2塁に達します。バルデス選手がライト前へ打ち返し2塁打に。川崎選手がかえって同点とします。松中選手は真ん中低めストレートを見逃し三振、城島選手はレフトフライでこの攻撃を終わります。

 初回を見て、両投手とも制球に難があるという印象を受けました。

 4回表、マリーンズはヒットがなくても得点を重ねます。マウンドは2番手竹岡投手が上がっています。先頭の井上選手がデッドボール、堀選手はフォアボールで1・2塁。福浦選手はレフトフライですが、判断がよくふたりともタッチアップ。これができるからいまのマリーンズは強いのです。スンちゃんの当たりはショートのフィルダースチョイスを誘い、井上選手が城島捕手のタッチをくぐってホームイン。フランコ選手は見逃し三振。1塁を離れたスンちゃんが挟撃にあうものの、ホークスの守備に乱れが出て1点追加。助かります。橋本選手のタイムリーヒットでさらに加点します。

 (この間、実家にいたので省略します。ごめんなさい)気がつけばマリーンズは連日の二けた得点をあげています。

 セラフィニ投手は四死球を与えないまま6回へ入りました。打力が上回っているため隠れていますが、失点3と多いのが課題でしょう。

 7回表、守備から入っている里崎選手がライトへホームランを打ちます。続くモロさんも途中出場で今夜初めての打席です。ライト前へヒットを打ちました。今江選手が猛打賞となるレフト前ヒット。サードとショートがボールを追いますが、ふたりの間を鋭いゴロが抜けます。サブロー選手が見逃し三振で終わります。

 7回裏から、山崎投手が投げます。今夜は継投になることがある程度予想されましたけれども、最低限にとどめてほしいです。
 ノーアウト1・2塁としてしまうとは、詰めが甘いです。現状は勢いで来ている部分が大きいだけに、投手陣の不安定さは心配です。バルデス選手がレフトへ犠牲フライを打ちます。簡単に点を与えてしまいました。

 8回裏から、マリーンズは指名打者をはずします。9回表、山崎投手に打順が回りますが、清水選手を代打に起用しました。
 9回裏は藪田投手が登板しますが、いまひとつ。構えたところにボールがゆかず、いらない走者を出してしまいます。ダグアウトのボビーは険しい表情をしています。いくら大量リードの場面でも、ボール先行はいけません。むだなフォアボールを2度も出してしまいました。
 ズレータ選手がショートゴロに倒れ、試合終了。

 マリーンズは試合がなかった7月1日の木曜日を除き、一週間負けがありません。6連勝です。

 勝因の多くは、積極的な走塁にあります。瞬間的な判断で進塁を決めて、いけるとなったら全力を出して走っています。一部の選手ではなく、どの選手においても。

 課題は投手です。先発投手がまだまだ投げ続けないと、いつか中継ぎに疲労がたまってチーム全体に影響が出ます。中継ぎの状態は決してよくありません。完投が無理でも、6回あたりから中継ぎに回すようでは本物の強さといえません。どこかでつまずけば、そのまま連敗となりかねません。今夜の試合でも後半に点を取られすぎです。連勝はしているのですが、締まった展開が少なく、だれています。

 とにかく、投手陣を立て直さなければせっかく作ったいい雰囲気が壊れます。

【きょうの波模様】
7月3日 晴れ 「べたなぎ」

 実家に出かける。妹家族が来ていて、めいと遊ぶ。観戦記が中途半端な書き方になったのはそのため。いちおうテレビ中継を見てはいたのだが・・・。

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2004.07.02

富山→札幌→福岡と連勝続く

 そういえば、ナベツネの新聞って、消費者金融の広告を載せていませんでしたっけ? あの御仁、プロ野球界に消費者金融(に限らないようですけど。あぁ、お山の大将)が入ってくることに強い抵抗感を持っていますけど、新聞広告はよいという考えなのでしょうか。矛盾している・・・。

 日経朝刊を読んで落ち込みました。マリーンズファンとして、合併の話を出すことに反対します。「むしろ旗」をつくって、どなりこみたいくらい怒っています。
(ここまで、試合開始前に書きました)

 気分を変えて、試合に移りましょう。きょうから福岡ドームでホークスとの3連戦です。

 ホークス・星野、マリーンズ・小林宏之の両投手が先発して試合が始まります。

 1回表、ベニー選手のタイムリーヒットで1点マリーンズが先制します。平下選手の好判断による走塁が得点に結びつきました。

 3回表、先頭の西岡選手がレフト前ヒット、バルデス選手の守りを見て2塁打にします。
 先日のファイターズ戦あたりから、走塁に関して明らかな進歩がみられます。これは西岡くんに限りません。ひとつ先の塁を狙うという心構えが、しっかり形になっています。これを続けると、相手チームの野手は、「走られる」という先入観を抱きます。となれば、こちらのものです。

 3回裏、先頭の本間選手がホームランを打ち、同点に追いつかれます。

 4回表、ベニー選手がデッドボールを手に受け、サブロー選手に交代しました。ベニー選手は痛がっています。人なつっこい笑顔が苦痛にゆがみます。ボビーは心配そうな表情。右手人差し指と中指にボールが当たったとのことで、病院で診察を受けます。
(その後の情報によれば、病院で診察の結果骨に異常はないそうです)

 ノーアウト満塁のチャンス、今江選手がライトへ犠牲フライを打ち、サブロー選手がホームイン。

 5回の攻防は特に書くような内容はなく、1時間40分ほどで試合が成立しました。

 6回表、サブロー選手が2塁打を打ちました。次のフランコ選手は簡単にサードフライに終わり、まだ不調のよう。橋本選手はライト線ぎりぎりに打ち返します。1塁審判の足に転がったボールが当たり、打球の向きが変化してラッキーなタイムリーヒットになりました。今江選手がデッドボールで出塁します。星野投手は腰が引けています。城島捕手は低めの球を求めたようですが、ボールは堀選手のベルトのあたりに浮き、それを逃さずライトへホームラン。3点をさらに追加します。ホークスはここで松投手に交代します。
 松投手も準備不足か。西岡選手の足へデッドボールを与えてしまいました。ワンバウンドしており、問題は特にありません。後続は抑えて、6対1でマリーンズの攻撃は終わりました。

 6回裏、1アウト1塁の場面で城島選手がフライを打ち上げました。ショート・西岡選手とレフト・井上選手が追いかけました。西岡くん、追いすぎです。今回はレフトフライに終わりましたが、へたをすればエラーどころか、けがをする恐れがあります。これは反省材料です。
 ズレータ選手に対して宏之は投げにくそう。フォアボールを与えてしまいました。
 2アウト満塁のピンチです。宮地選手は初球をファーストファウルフライ。やれやれです。

 7回表、1アウト1・2塁となってホークスは佐藤誠投手へ交代しました。
 交代したばかり、今江選手がライトへ適時2塁打。福浦選手がホームにかえります。続いて堀選手はセンターへタイムリーヒット。橋本選手がかえります。佐藤投手は、早くも汗をしたたらせています。西岡選手に対して、ストライクが入りません。3球ボール、4球目はストライク、5球目をライトへ打ち、タイムリーヒット。
 佐藤投手は降板、柴田投手へかわります。マリーンズは井上選手にかえて、きょう出場選手登録されたばかりの垣内選手を代打に送ります。レフトポールすぐ左や、レフト線のわずか左へと大きなファウルを打ち、そのたびに歓声がわきます。ファウルで粘り、フルカウントへ持ち込みます。結局ライトフライになりましたが、11球の勝負は玄人(くろうと)好みの味がしました。

 7回裏、宏之の球威は衰えません。ホークスのバッターを三者凡退にとります。

 8回表、福浦選手がライト前ヒットを打ちました。ライトが打球を取り損なうのを見て一気に加速、2塁打にします。連勝中のマリーンズ、このような積極的な走塁があちこちに見られます。サブロー選手がヒットで続き、1アウト1・3塁のチャンスをつくってフランコ選手が打席に立ちます。ところが空振り三振・・・。ひとり好調の波に乗れずにいます。もう一歩なのですが・・・。
 柴田投手はストライクとボールがはっきりわかる投球になっています。橋本選手はライトオーバー2点タイムリーヒット。ここでナイト投手へ交代です。10連戦中のホークスは、中継ぎ投手が疲れているようです。今江選手はセンターフライに倒れます。

 8回裏、マリーンズは先発小林宏之投手に代わり川井投手が登板します。今夜は完投して中継ぎの休日にしてほしかったのですが・・・。宏之は本間選手のソロホームランだけに抑えています。
 先頭の松中選手はゆるい球を見逃し三振。城島選手はレフト前ヒット、代走に大野選手が起用されます。個人的には、もっと早く城島選手にかわるキャッチャーを起用しておけばよかったと思います。オリンピックのことを考えれば、彼にかわる選手を育てなければなりませんので。柴原選手は見逃し三振で無難に終わります。

 9回表、先の回代走した大野選手がキャッチャーとして守備につきます。先頭の浜名選手(8回裏から堀選手にかわり2塁の守備につく)がフォアボールを選びます。キャッチャーミットが捕球のときあちこちぶれています。バッテリーの呼吸が合っていないようです。西岡選手はレフト前ヒット。垣内選手はストレートのフォアボール。ナイト投手、きわどいという球もありません。守る野手にとって、これほどつらいことはないでしょう。平下選手はファーストゴロですが、その間に浜名選手がかえってきました。
 福浦選手にかえて、里崎選手がバッターボックスに入ります。サードゴロの間に西岡選手がかえります。
 福岡ドーム、静かです。無言の怒りを、テレビを通じて感じます。
 サブロー選手がショートゴロに終わり、13対1。

 9回裏、マウンドに藤田投手が上がります。
 ズレータ選手はショートゴロ、宮地選手はセンター前ヒット、代打の大道選手はセカンドゴロ、同じく代打の田口選手がサードゴロに倒れて試合終了。

 ホークスに勝ったマリーンズは、ことし初めての5連勝です。カモメは風をとらえ、気流に乗って飛んでいます。その翼は、富山から札幌を経て、福岡に羽ばたきます。
 3日と4日は、マリーンズのビジター球場応援デー(福岡ドーム)です。私の分までマリーンズの応援に出かけてください。

【きょうの波模様】
7月2日 晴れ時々曇り 「べたなぎ」
 心配事がひとつ消え、心身とも落ち着いている。

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2004.07.01

レベル低すぎです

 この主題で文章を書くのが、だんだんばからしくなってきました。
 一連のプロ野球界にまつわる問題ですが、きのう明らかになったインターネット関連企業の「買収」においても、底の浅さ、了見の狭さ、次元の低い報道などが繰り返されています。

 日めくりカレンダーを一枚めくるたびに、「プロ野球ファン」が、カレンダーの残り枚数のように減っていくような気がします。いや、減っているでしょう。「茶番劇」に怒りあきれて。

 相も変わらず、自分のところさえよければという経営者の姿勢が見えます。ファンのことなんて気にしていないのでしょう。
 「買収」を試みた会社の社長が記者会見しているのを『プロ野球ニュース』で見ましたが、「ファンのため」というような表現は、直接も間接もありませんでした。
 「プロ野球発展のため」という趣旨の発言はありました。直感ですけど、彼の頭の中では発言の最中も計算というのか、打算が働いていたのでしょう。
 ことばが心に響いてこないのです。失礼ながら、(ほんとうにやる気あるの?)と思いました。

 了見の狭さといえば、ナベツネでしょう。あえて書くまでもない。

 それらにからんで、次元の低い報道があります。
 ナベツネなんか放っておけばいいのです。たてまつるようなことをするからつけ上がるのです。
 以前も書きましたけど、本質とかけ離れた記事が多すぎます。この問題に関する新聞記事の一覧を見ると、スポーツ紙を中心に「センセーショナル」に傾いた見出しが並んでいます。
 冷静に事実を伝えるメディアが、これでは埋もれます。

 それを発掘するのは、情報の受け手である私たちです。
 情報を選別検討し、鵜呑み(うのみ)にしないこと。自戒を込めつつ・・・。

 ものごとを壊すことは簡単です。でもつくりあげることはむつかしい。易きに流されないでください。
自分も、気をつけます。

【きょうの波模様】
7月1日 晴れ時々曇り 「高い波」
 歯医者に出かけ、歯のクリーニングを受けた。歯肉炎の兆候が改善されてきていると歯科医師に言われた。

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